ローカル線・バス乗車記

【乗り方ガイド】高速バスみちのく号|盛岡~大館を格安で移動するならおすすめ

【乗車記】高速バスみちのく号|盛岡~大館を格安で移動するならおすすめ
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どうも、筆者のなか(@naka_travel)です!

秋田県大館市~岩手県盛岡市を結ぶ高速バス「みちのく号」の乗車レポートをお届けします。

盛岡駅に到着みちのく号は、秋田県大館市~岩手県盛岡市間を鹿角市・八幡平市経由で結ぶ高速バス。

今回は大館発盛岡行きの便に乗車しましたが、充実した設備で快適な2時間半を過ごせました。

なか
なか
移動手段としてとてもおすすめ!

当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。

  • 乗車して感じた高速バスみちのく号の魅力
  • 高速バスみちのく号の料金・チケットの買い方・乗り方
  • 高速バスみちのく号 大館駅~盛岡駅西口の乗車レポート

ぜひ参考にしてみてくださいね。

ここがよかった!高速バスみちのく号のおすすめポイント

鉄道よりも速く本数が多い

交通機関料金
(片道)
所要時間本数
(1日あたり)
高速バス
(みちのく号)
2,500円約2時間半11~13本
※2023年5月現在
鉄道
(花輪線)
2,640円約3時間5本
※全線通し運転する列車のみ記載
スマホで閲覧の場合、表は横にスクロール可能です。

盛岡駅~大館駅を結ぶ花輪線と比べると、こんな感じ。

花輪線も大体似たようなルートを通っていますが、所要時間は30分も違いますね。

特に1日あたりの本数にいたっては、なんと5本。

1時間あたりじゃないです、1日です。1日。

それほど普段から利用者も望めていないということなんでしょうが…

なか
なか
現実は厳しい。厳しすぎる。

盛岡駅~大館駅全線通しで運行する花輪線が、1日あたり5本という意味です。

区間運転するもの(盛岡駅~鹿角花輪駅など)を含めればもう少し本数は増えます。

十和田南駅に停車中の花輪線キハ110花輪線で使用している車両、キハ110。

ローカル線の魅力を楽しめる、筆者が大好きな車両です。

車窓や旅情を楽しむなら個人的には断然、花輪線…

しかし、ひとつの交通手段としてのみ考えるなら、圧倒的に高速バスというのが正直なところですね。

花輪線の乗車レポートはこちら
【花輪線 盛岡~大館 旅行記ブログ】冬の車窓は必見!秘境ローカル線に乗って雪見鉄
【花輪線 乗車記】 冬の車窓は必見!乗り鉄におすすめのローカル線で盛岡~大館全線乗り通しの旅青春18きっぷを使い、盛岡発大館行きの花輪線に乗車。山や渓谷、紅葉、雪景色など風光明媚な車窓が魅力的な路線。当ブログ「東北旅びより」では旅行記・乗車記の他、乗り方や見どころなども紹介していきます。...

USB充電ポート・フリーWi-Fiあり

USBポート高速バスみちのく号は、USB充電ポート・フリーWi-Fiもあり。

長時間の乗車もそこまで苦にならなそうです。

筆者が乗車した車両はWi-Fiが使えなかったので、全部のバスで利用できるわけではないみたいですね。

リクライニングシート完備

みちのく号の車内高速バスみちのく号の車内はこんな感じ。

4列シートのごく一般的な高速バスの仕様です。

花輪線キハ110の車内同じく盛岡駅~大館駅を結ぶ花輪線の車内。

地方ローカル線によく見る、ボックスシートとロングシートが備え付けられている仕様です。

花輪線自体、そこまで大混雑する路線ではないですし

旅行者
旅行者
人が多くてまったく座れない!!!

なんてことは滅多にないとは思いますが、青春18きっぷシーズンなどはそれなりに人が乗っていることもあります。

その点、バスなら100%リクライニングシート乗れると考えると、選択肢としては十分に価値があるかと感じます。

【乗り方ガイド】高速バスみちのく号の料金・チケット売り場・乗り場

料金・運賃

片道大館駅~盛岡駅:2,700円
鹿角花輪駅~盛岡駅:2,100円
大館駅~鹿角花輪駅:1,300円
往復大館駅~盛岡駅:4,600円
鹿角花輪駅~盛岡駅:3,800円
大館駅~鹿角花輪駅:設定なし
スマホで閲覧の場合、表は横にスクロール可能です。

高速バスみちのく号は、予約不要の高速乗合バス。

そのため予約の手続きなどはせず、そのまま乗車してしまってOK。

ただし座席は先着順のため、時間に余裕をもってバス停に行くことをおすすめします。

料金は主要エリアのみ抜粋して記載しています。

その他のエリアの料金は公式サイトから確認可能です。

チケット売り場

  • 盛岡駅西口待合室内 券売機
  • 盛岡駅前バス案内所
  • 盛岡駅JRバスきっぷうりば

盛岡駅でバスチケットを購入する場合、以上の場所で購入可能です。

JRバスきっぷうりば今回はあらかじめ、盛岡駅JRバスきっぷうりばで購入することに。

場所は盛岡駅2階。

通路脇にでかでかとあるので分かりやすいです。

券売機のトップ画面
券売機のトップ画面

こちらが券売機のトップ画面。

ここから「大館(みちのく号)」を選択します。

行先を選択行先はこんな感じ。

八幡平市や鹿角市、その他大館市の主要な地点を経由して終点の大館駅まで向かいます。

こうして見ると停留所は比較的多めですね。

なか
なか
切符の買い方もすごく簡単だったよ!

バス乗り場

盛岡駅に到着盛岡駅から乗車する場合、乗り場は西口の22番乗り場。

わかりやすく番号が書いてありますし、駅を出た目の前がロータリーなので、恐らくそこまで迷うことはないかと。

大館駅大館駅から乗車する場合、乗り場は駅前のバスターミナル。

現在、工事の関係で写真の風景とは違っていますが、駅前に立っているバスポールを目印にするといいかと思います。

なか
なか
駅の目の前から発車するから、そこまで迷ったりしないと思う!

ちなみに始発の停留所は、いとく大館ショッピングセンター。

大館駅から徒歩15分ほどの場所にあるショッピングモールです。

確実に目的の座席を確保したい!という場合は、始発バス停から乗車するのもひとつの手ですね。

【乗り方ガイド】高速バスみちのく号|盛岡~大館を格安で移動するならおすすめ

大館駅からみちのく号に乗車

大館駅の新駅舎旅のスタートは大館駅。

秋田県大館市の代表駅で、奥羽本線と花輪線が乗り入れています。

2023年10月に完成した新駅舎。

中には休憩スペースやバスのチケット売り場も併設されているよう。

ちなみにバスは駅の目の前から発着しているので、そこまで迷うことはないかと。

大館駅に到着したみちのく号大館駅前に到着したみちのく号。

みちのく号は秋北バス、岩手県北バスの共同運行となっております。

今回乗車する車両は秋北バスのものでした。

なか
なか
カラーリングがかっこE。

みちのく号の車内

みちのく号の車内高速バスみちのく号の車内。

ごく一般的な4列シートの車両です。

筆者が乗車した車両はSuica、モバイルSuicaでの支払いも可能のようでした。

なか
なか
花輪線より先にSuicaが使えるバスとは()

ちなみに車内にトイレはないのでご注意を!

シートピッチ足元の広さは特別広くもなく、狭くもなく。

ごくごく普通の前後間隔ですね。

5~6時間も乗車しているわけではありませんし、筆者としてはまったく苦になりませんでした。

座席前面のネットとドリンクホルダー座席前面のネットとドリンクホルダー。

座席上部の空調、照明、停車ボタン座席上部の空調、照明、停車ボタン。

降車時にはこちらのボタンを押すようになります。

USBポート窓付近にはUSBポート。

自由にスマホなどを充電できます。

長時間の乗車でも安心ですね。

みちのく号の車内大館駅からは筆者含め5人ほど乗車。

青春18きっぷシーズン、おまけに花輪線が運休中という状況だったので、もう少し混んでいるものかと思っていましたが…

この日はたまたまでしょうか?

大館駅を出発!一般道・東北自動車道経由で盛岡駅へ

大館駅を出発定刻通りに大館駅を出発。

これより一般道・東北自動車道を経由し、終点の盛岡駅まで向かいます。

一部は盛岡バスセンター、ショッピングセンターや飲食店が密集する杜の道南、岩手医大病院まで運行する便もあるみたいですね。

筆者が乗車した便は盛岡駅までの運行です。

大館の市街地を通過大館市のアーケード街を通過中。

花輪線の駅でいうと東大館駅付近でしょうか。

大館市の中心エリアに近いのは大館駅でなく、東大館駅なんですね。

なんとも不思議。

なか
なか
地方はこういうパターン意外とある気がする。

高速大館(鍛冶町)停留所は、こちらのアーケード街にあります。

国道103号線を走行高速大館(鍛冶町)を出発し、国道103号線へ。

なか
なか
道路デカすぎて高速かと思ったわ。

しばらく国道103号線を進むと、比内町入口停留所に到着。

名前的に大館市比内町の玄関口のような位置づけのバス停なのでしょうか。

ちなみに日本三大地鶏のひとつとして有名な比内地鶏は、この地名に由来しています。

大滝温泉比内町入口から5、6分ほどで大滝温泉停留所に到着。

花輪線にも大滝温泉駅がありますが、バス停から駅までは大体徒歩20分くらいの距離です。

温泉が多い秋田県。

その中でも特に大滝温泉は歴史があるらしく、かつては秋田藩主の湯治湯として利用されたこともあるんだとか。

大滝温泉を出発し一般道を進む大滝温泉を出発し、引き続き一般道を進む高速バスみちのく号。

大館市~鹿角市間は高速道路を使わず、主要な場所に停車しつつ一般道を走行していくスタイルのようです。

確かにただ直行するよりも、こちらの方が断然交通手段としての利用価値はあるでしょうね。

ルートは基本的に花輪線とほぼ同じですし、しかも鉄道より本数多いですし。

これは普通に交通手段として使いたい。

なか
なか
花輪線、がんばれ()

高速けまないを出発高速けまない停留所を出発し、バスは少しずつ鹿角市の街中へ。

けまない…初めて聞いた地名だったので漢字を調べたら「毛馬内」って書くらしいです。

なか
なか
絶対読めん。

鹿角の市街地へ国道282号線を進む高速バスみちのく号。

この辺りが鹿角市の中心エリアなのでしょうか。

少しずつ飲食店などが増えてきました。

鹿角花輪駅大館駅から約1時間ほどで鹿角花輪駅に到着。

鹿角花輪駅は、秋田県鹿角市の中心駅。

そのためかここから乗客が増え、窓側の座席はすべて埋まる程度に…

盛岡市~鹿角市間は特に利用者がいるみたいですね。

大館駅~鹿角花輪駅の所要時間
  • 高速バスみちのく号:約1時間
  • JR花輪線:約50~55分

大館駅~鹿角花輪駅間を移動する場合、所要時間を比べるとこんな感じ。

わずかな差ではあるものの、所要時間でいえば花輪線の方が早いみたいですね。

料金もバスより少し安いですし、本数を一切気にしなければ鉄道の方がいいのかも。

花輪線と並走鹿角花輪駅を出発し、引き続き一般道を走行する高速バスみちのく号。

途中、至る所で花輪線の線路も車窓から確認できました。

2022年の豪雨被害で壊滅的な被害を受けた花輪線。

一時はどうなるかと思いましたが、なんとか全線復旧したみたいで一安心です。

なか
なか
好きな路線だし、どうかこの先も残り続けてほしい…

鹿角八幡平インターから東北自動車道へ鹿角花輪駅、道の駅鹿角あんとらあを出発後、いよいよバスは鹿角八幡平インターから東北自動車道へ。

なか
なか
緑が美しすぎる。

車窓が代わり映えしないとよく言われる東北自動車道ですが、緑に深く染まる時期の北東北の風景はとても好きです。

湯瀬パーキング湯瀬パーキングに到着。

ここで5分ほど休憩をとります。

パーキング内にコンビニなどはなく、トイレと自販機があるのみでした。

湯瀬パーキングを出発湯瀬パーキングを出発した高速バスみちのく号。

途中、車窓から湯瀬温泉の温泉街を確認できました。

この温泉街を通過してしばらくすると、バスは秋田県から岩手県へと突入します。

テレトラック安代安代インターを降りてすぐ、バスは安代停留所に到着。

競馬の場外馬券売り場「テレトラック安代」のすぐ隣にあるバス停です。

こちらからも数名乗車し、バスは再び東北自動車道へ。

松尾八幡平インターを過ぎると岩手山が見えてくる松尾八幡平インターを過ぎると、車窓からは徐々に岩手山が確認できるようになります。

県内最高峰であり、シンボルの1つでもある岩手山。

遠くからではありますが、それでも圧巻の景色です。

岩手山
なか
なか
うおおおお近い!!テンション上がる!!!

より近くで岩手山を眺めたい場合は、岩手山サービスエリアに行くのがおすすめ。

残念ながら、高速バスみちのく号では立ち寄ることはできませんが…

機会がありましたらぜひ。

盛岡インターで下車バスは盛岡インターで下車。

ついに盛岡市に突入です。

ここからは一般道を走行します。

前潟を出発して国道46号線を進む前潟停留所を出発し、国道46号線を進む高速バスみちのく号。

前潟はイオンモール盛岡が付近にあることからか、ここで下車する人も何名かいました。

なか
なか
イオンに行くのかは知らんけど。

盛岡駅到着前の車窓盛岡駅に近づくにつれ、大きな建物が目立つように。

車の交通量も多くなってきました。

終点の盛岡駅西口に到着

盛岡駅に到着大館駅から約2時間半、高速バスみちのく号は終点の盛岡駅西口22番乗り場に到着。

大館の他、仙台や青森など、東北各地の長距離バスが発着するのが盛岡駅西口バスターミナル。

大館行きのみちのく号に乗車する場合も、こちらの西口バスターミナルからの発車となります。

なか
なか
東口は路線バス、西口は高速バスってイメージが強いかも。

高速バスみちのく号…2時間半の利用でしたが、充実した設備でとても快適に過ごせました。

これはぜひまた利用したい。

なか
なか
2時間半、お世話になりました!!!

【乗り方ガイド】高速バスみちのく号|盛岡~大館を格安で移動するならおすすめ|まとめ

以上、今回は「【乗り方ガイド】高速バスみちのく号|盛岡~大館を格安で移動するならおすすめ」という内容でお届けしました。

  • 大館市~鹿角市~盛岡市を結ぶ高速バス
  • フリーWi-Fi・USBポートあり
  • リクライニングシート完備

2時間半の乗車できたが、充実した設備の中、快適に過ごせました。

本数的にも鉄道より多いですし、交通手段としては十分に利用価値アリかと感じます。

花輪線の一ファンとしては複雑な心境ですが。

なか
なか
花輪線、がんばってくれ…

2022年の豪雨により、特に壊滅的な被害を受けた花輪線。

一時はどうなるかと思いましたが、なんとか全線復旧したみたいで一安心です。

なか
なか
好きな路線だし、できるだけ長く残ってほしい…

これからも高速バスにもお世話になりつつ、できる限り花輪線も利用しようかと思います。

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当ブログの筆者。鉄道一人旅が趣味。北海道&東日本パスを使った東北一周旅行をきっかけに、東北のローカル線にドハマりしました。ブログでは東北の絶景ローカル線の他、沿線のグルメ情報や、実際に利用したお得な切符情報などもお届けしています。詳しいプロフィールはこちらから。
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