【花輪線 乗車記】 冬の車窓は必見!乗り鉄におすすめのローカル線で盛岡~大館全線乗り通しの旅

どうも、筆者のなか(@naka_travel)です!
ここでは花輪線の盛岡駅発、大館駅行きの乗車レポートをお届けしていきます。
花輪線は、岩手県盛岡市の好摩駅から、秋田県大館市の大館駅までの約107kmを結ぶ路線。
全列車がいわて銀河鉄道線の盛岡駅〜好摩駅を経由して、大館方面へ直通します。
路線の愛称は、十和田八幡平四季彩(とわだはちまんたいしきさい)ライン。
その名にふさわしい、山や渓谷などの風光明媚な車窓が魅力のローカル線です。
特に秋の紅葉や岩手山、冬の雪景色の車窓は圧巻…
沿線には温泉地も点在していますし、乗り鉄にもおすすめですよ。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- 花輪線 盛岡駅~大館駅間の乗車レポート
- 盛岡駅からの花輪線の乗り方
- 花輪線の車内や車窓の見どころ
ぜひ参考にしてみてくださいね。
花輪線とは?
花輪線は、岩手県盛岡市の好摩駅から、秋田県大館市の大館駅までの約107kmを結ぶ路線。
全列車がいわて銀河鉄道線の盛岡駅〜好摩駅を経由して、大館方面へ直通します。
路線の愛称は、十和田八幡平四季彩(とわだはちまんたいしきさい)ライン。
その名にふさわしい、山や渓谷などの風光明媚な車窓が魅力のローカル線です。
かつては急行よねしろや快速八幡平など、多数の優等列車が運行していた花輪線。
1970年代初めには、蒸気機関車8620形(愛称:ハチロク)の3重連が走る路線としても有名になりました。
そんな花輪線の優等列車は、現在すべて廃止…
臨時列車を除くと、今では各駅停車のみが走る地方ローカル線に。
高速道路の整備も進み、盛岡~鹿角~大館の移動は「高速バスみちのく号」が主流となっているようです。
しかしそれでも、車窓の絶景は健在。
山や渓谷、田園風景が続く風光明媚な車窓を楽しめます。
沿線には温泉地も点在していますし、観光がてら利用するにもうってつけの路線です。
【花輪線 乗車記】 冬の車窓は必見!乗り鉄におすすめのローカル線で盛岡~大館全線乗り通しの旅
【乗り方ガイド】盛岡駅から大館行きの花輪線に乗車
旅の始まりは盛岡駅。
岩手県盛岡市の中心駅で、東北新幹線、秋田新幹線、東北本線、田沢湖線、山田線、いわて銀河鉄道線が乗り入れています。
厳密には花輪線の起点は好摩駅ですが、全区間を走破する列車はすべて盛岡駅始発です。
花輪線が乗り入れているのは、いわて銀河鉄道線のホーム。
JRの2階改札口を一度出て、1階へ向かう必要があります。


いわて銀河鉄道線の切符売り場と運賃表。
青春18きっぷで花輪線に乗車する場合、盛岡駅~好摩駅間のみ別途料金が必要です。

今回は青春18きっぷでの旅行中だった筆者。
いわて銀河鉄道線の切符売り場で、盛岡駅~好摩駅間の乗車券を購入しました。
北海道&東日本パスなら、青い森鉄道・いわて銀河鉄道にも乗り放題に。
もちろん花輪線に乗車するのに追加料金はいりませんし、盛岡~青森の移動がかなり便利になります。
東北、北海道方面で鉄道旅行をするならおすすめです。


出発の10分ほど前にホームに入線した花輪線。
12時37分に盛岡駅を出発し、終点の大館駅に到着するのは15時25分です。
約3時間、お世話になります。
花輪線の使用車両、キハ110系の車内。
2両編成での運転です。


座席はボックスシート、ロングシートが組み合わさったセミクロスシート。
車内にはトイレもついています。
花輪線は終点まで車掌さんが乗車するようですね。
てっきりワンマン運転かと思っていたので驚きでした。
【車窓の見どころ】雪景色を見ながら大館へ
定刻通りに盛岡駅を出発した花輪線。
雨の中、盛岡の市街地を進んでいきます。
盛岡駅を出発して約30分、列車は好摩駅に到着。
余談ですが、盛岡出身の詩人である石川啄木は好摩駅から上京したのだとか。
ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく
歌集『一握の砂』より
上野駅に歌碑があることでも知られている有名な詩。
当然まだ新幹線や高速道路はなく、客車列車で遠方に向かうことが当たり前だった時代…
故郷へ帰る人達がぞろぞろと集まる上野駅のホームで、ふと聞こえてくる東北訛りの声。
縁もゆかりもない土地で暮らす啄木にとっては、それだけが故郷を思い出せる唯一のものだったのかもしれません。
好摩駅、隣の渋民駅では自転車の貸し出しも実施していますし、途中下車して観光するのもよさそうです。
好摩駅を出発した花輪線。
いわて銀河鉄道線と分岐し、大館方面へと進みます。
本来なら好摩駅~東大更駅付近では、車窓から岩手山が綺麗に見えるんですがね…
ちなみに晴れているとこんな感じ。
大更駅付近で岩手山が特によく見えます。
山間部に近づくにつれ、だんだんと雪がちらつき始めます。
松尾八幡平駅に到着。
この辺りはまだ山間部というほどではなく、周囲には住宅などが何軒か建っているようでした。
松尾八幡平駅を過ぎると、列車は徐々に山の中へ。
エンジン音をうならせながら、ゆっくりと勾配を登っていきます。
安比高原駅に到着。
安比高原スキー場の最寄り駅ということもあって、冬はスキー、スノーボードを持った乗客もちらほら見かけます。
ちなみに盛岡駅出発からすでに1時間が経過していますが、これでもまだ全区間の3分の1くらい。
花輪線の旅は長いです。
荒屋新町駅に到着。
八幡平市の北部、安代地区の中心駅ということもあり、降りるお客さんは比較的多かったです。
また荒屋新町駅には、SL時代も使っていたという扇形機関庫と転車台があるそうなんです…が。
これがその扇形機関庫。
今では数えるほどしかなくなった貴重な鉄道遺産…
どうか後世まで残り続けてほしいです。
盛岡駅から約1時間半、八幡平駅に到着。
当駅がちょうど中間地点くらいです。
ホームの向かい側には、かつて2番線として使っていたであろうホーム跡がありました。
以前は列車交換が可能だった八幡平駅。
優等列車が廃止になり、もう設備が必要なくなったためでしょうか。
現在は線路ごと撤去されています。
それにしても、まだ初冬だというのにこの積雪量…
真冬はどれだけ積もるんでしょう。
八幡平駅から約10分、列車は鹿角花輪駅に到着。
鹿角花輪駅は秋田県鹿角市の代表駅です。
乗り降りもそれなりに多く、沿線の中では駅前も賑わっている方でした。
駅前からは大湯温泉や、大館方面へ向かう路線バスも発着しています。
車窓から線路がもう1本見え始めると、十和田南駅はもうすぐ。
十和田南駅でスイッチバックして大館方面へ
盛岡駅から約2時間、列車は十和田南駅に到着。
十和田南駅では運転台の交換作業があるため、数分停車。
十和田南駅は全国でも珍しい「平地にあるスイッチバック駅」としても知られています。
スイッチバックとは、急勾配を登るために考案された仕組みのこと。
鉄道の構造上、急な坂での停車や登坂が難しいんです。
そのため、勾配をジグザグに少しずつ登ったりしながら高度をかせいでいく手法を取っています。
つまりスイッチバックは、勾配がキツい区間にあるのが一般的ということ。
駅の北側はもちろん行き止まり。
かつては十和田南駅から北側に線路を敷き、秋田県の小坂町まで繋ぐ計画があったそう。
計画は白紙になったものの、現在も開業当初から変わらず、スイッチバックの駅として営業しています。
会津若松駅で言う、磐越西線と只見線・会津鉄道会津線みたいな感じでしょうか。
写真だと分かりにくいんですが、車止めの先にも
と思わせるような跡が残ってるんですよね。
花輪線の車窓から見える米代川 pic.twitter.com/zfsw9A77JR
— 東北旅びより@東北の一人旅メディア (@tohoku_travel) April 29, 2021
数分停車したのち、再び大館方面へ向けて進む花輪線。
十和田南駅を出発してすぐに、米代川が車窓から見えます。
特に十和田南駅~末広駅間は、花輪線と並走するように川が流れているので見ごたえアリです。
大滝温泉駅を出発した花輪線。
山越えの区間もすっかり抜け、車窓からは徐々に建物や道路などが見え始めました。
車窓から奥羽本線の線路が見えると、終点の大館駅はもうすぐです。
大館駅に入線する花輪線と奥羽本線 pic.twitter.com/VcGw5tnERd
— 東北旅びより@東北の一人旅メディア (@tohoku_travel) January 9, 2021
大館駅に同時入線する奥羽本線と花輪線。
終点の大館駅に到着
花輪線は終点の大館駅に到着。
盛岡駅から約3時間の長旅でしたが、特に退屈することなく過ごせました。
車窓の景色がよく、特に秋や冬はおすすめしたいローカル線です。
【花輪線 乗車記】 冬の車窓は必見!乗り鉄におすすめのローカル線で盛岡~大館全線乗り通しの旅|まとめ
以上、今回は「【乗車記】花輪線 盛岡~大館|冬の車窓は必見!乗り鉄におすすめのローカル線で雪景色を堪能」という内容でお届けしました。
山や渓谷などの風光明媚な車窓が魅力のローカル線、花輪線。
車窓の景色がよく、特に秋や冬はおすすめしたいローカル線です。












