青春18きっぷを利用し、五能線の観光列車リゾートしらかみのくまげら編成に乗って秋田駅から青森駅まで向かいました。
- 橅編成
- 青池編成
- くまげら編成
くまげら編成は、以上の3種類のリゾートしらかみの中で最も古い列車。
唯一、キハ40系をベースに作られている車両です。
こちらがキハ40系。
今もなお、絶大な人気を誇る国鉄時代の車両のひとつです。
そんな列車の沿線の見どころや乗り方などを、乗車記としてまとめました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
なおすぐに旅行記から見たい場合は「【リゾートしらかみ くまげら編成旅行記】大人気の絶景観光列車に乗って秋田から青森へ」からご覧ください。
リゾートしらかみの乗車に利用した青春18きっぷとは?
- バス・ラピッド・トランジット(バス高速輸送システム)の略
- バス専用道などを走ることで、路線バスよりも速達性、定時性を確保できる
- 現在、JRが運営するBRTは気仙沼線BRT、大船渡線BRTの2つ


12,050円で発売されてるので、1日あたり2,410円分の移動をすれば元を取れます。

五能線とリゾートしらかみについての簡単な紹介
リゾートしらかみが走る五能線ってどんな路線?
海沿いを走る路線なので、車窓からは日本海の絶景を眺めることができます。
また五能線沿線の驫木駅は、その景色の良さから青春18きっぷのポスターに選出されたこともあるんです。
ローカル線の旅情を存分に味わえる路線なので、おすすめですよ。

観光列車 リゾートしらかみとは?
秋田駅~弘前駅~青森駅間を五能線、奥羽本線経由で運行しており、1日3往復、ほぼ毎日の運転。
途中駅で数十分停車したり、車内イベントを開催している列車もあります。
五能線沿線の観光にはピッタリの列車ですよ。

【リゾートしらかみ くまげら編成旅行記】大人気の絶景観光列車に乗って秋田から青森へ
秋田駅からリゾートしらかみ5号に乗車
秋田県を代表するターミナル駅です。
ここからリゾートしらかみ5号に乗車していきます。
- 橅(ぶな)編成
- 青池編成
- くまげら編成
リゾートしらかみには、上記の3つの編成があります。
リゾートしらかみの車内
- 1号車:リクライニング席、展望室、イベントスペース
- 2号車:ボックス席
- 3号車:リクライニング席 ※橅(ぶな)編成だけ車内販売あり
- 4号車:リクライニング席、展望室、イベントスペース
リゾートしらかみの車内は上記のようになっています。
順番に詳しく見ていきましょう。
1、3、4号車の車内
リゾートしらかみは全車指定席なので、席ごとに番号が割り振られています。
日本海側からA席、B席、C席となり、山側がD席です。
なので海側に座りたい人はA席を取るのがおすすめですよ。
2号車の車内
1、3、4号車のリクライニング席とは違い、4人掛けのボックス座席になっています。
どこも海側に設置されているのが特徴ですね。
1人での利用も可能ですが、3人以下の利用だと相席になる可能性もあるのでご注意を!
ちなみにボックス座席の場合も、リクライニング席と同じく指定席料金は530円です。
展望室、イベントスペース
車両の両端がこのようになっており、イベントが開催されるときはここで開催されます。
リゾートしらかみの座席まわり
車内はひと通り見てまわったので、今度は座席まわりを見ていきましょう。
駅弁などを食べる際に便利ですね。
橅編成では飲食物の車内販売がありますが、青池編成、くまげら編成には車内販売はありません。
事前に駅で購入しておくことをおすすめします。
足を組んだりするには余裕の広さでした。
そして注目すべきは窓の大きさ。
観光列車というだけあって、窓がとにかく大きめ。
他の車両と比べてもダントツの大きさで、沿線の風景もかなり見やすかったです。
僕は頻繁に足を組んでしまうクセがあり、足にガツンと当たるので使う機会に恵まれませんでした…
同じく足をよく組む人は、残念ながら邪魔に感じてしまうかもしれません…
秋田駅を出発
東能代駅までは奥羽本線を走行します。
奥羽本線は内陸部を走る路線なので、まだ海は見えません。
ひたすら住宅街と平野が広がっています。
そして秋田駅出発から約1時間、東能代駅に到着しました。
東能代駅からは列車の進行方向が変わるので、ここで座席を回転させる必要があります。
7分ほど停車時間があるので、発車までの間に座席を回転させてしまいましょう。
定刻通りに発車したリゾートしらかみ5号。
エンジンをうならせながら軽快に走っていきます。
ここから約80kmの区間は、日本海の景色を楽しめる区間。
撮影するならこの辺りからだと、いい写真が撮れると思いますよ。
深浦駅で約20分停車
この駅では20分ほどの停車時間があるので、少し駅周辺を散歩してみることにしましょう。
とても眺めがいいですね…海風もかなり気持ちいいです。
リゾートしらかみの橅編成以外は車内販売がないので、食料や飲み物を買うならここがおすすめですね。
逆に出発の時点で飲食物がないと、深浦駅までの2時間はひたすら耐えなければいけません…ご注意を…
なお深浦駅以降はコンビニやスーパーなどの施設はしばらくないので、不安な時はここで買っておくことをおすすめします。
千畳敷駅で15分停車
ここでも途中下車できるようなので、少し外へ出てみることにしましょう。
千畳敷駅では15分間停車し、出発の3分前には汽笛でお知らせしてくれます。
実は地面に見える岩のようなもの、すべて火山活動や地震によって隆起した断面なんだそうです。
それを見て珍しがった殿様が、千畳の畳を敷いて宴会を開いたことから「千畳敷」と名付けたのだとか。
リゾートしらかみの2号と5号のみが、千畳敷駅に停車します。
千畳敷海岸に立ち寄りたい場合は、2号と5号に乗るのがおすすめですよ。
鯵ヶ沢駅を通過 日本海を後に
抜けるのに3時間もかかるとは…
さすが世界自然遺産にも指定されているだけありますね…
ここで長かった日本海の風景ともお別れ。列車は津軽平野を突き進んでいきます。
川部駅、弘前駅では進行方向が変わる
秋田駅出発から約5時間、五能線の終点でもある川部駅に到着です。
ここからは進行方向を変えて、奥羽本線内を走行します。
ここではまたもや進行方向が変わります。
弘前駅を出発すると、終点の青森駅はすぐそこですね。
青森駅に到着
秋田駅を出た時はあんなに明るかったのに…
すっかり暗くなってしまいました。
5時間半もひとつの列車に乗っている体験は新鮮でしたし、車窓の眺めも終始良くて最高でしたね…
また乗りに来ようと思います。
【リゾートしらかみ くまげら編成旅行記】大人気の絶景観光列車に乗って秋田から青森へ|まとめ
以上、今回は「【リゾートしらかみ くまげら編成旅行記】大人気の絶景観光列車に乗って秋田から青森へ」という内容でお届けしました。
これまでに各地で鉄道旅をしてきましたが、リゾートしらかみは本当におすすめですね。
東北で鉄道旅をするなら一度は乗っておきたい列車です。
またリゾートしらかみだけでなく、東北には魅力的な観光列車がいくつも存在します。
「東北のおすすめ観光列車」にて詳しく紹介してるので、ぜひ参考にしてみてください。








