ローカル線・バス乗車記

【グリーン車 乗車記】特急つがる・スーパーつがる|長旅におすすめ!奥羽本線の速達列車で秋田から青森へ

【特急つがるグリーン車 乗車レポ】これは快適!奥羽本線秋田~青森を結ぶローカルトレイン
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どうも、筆者のなか(@naka_travel)です!

ここでは特急つがる41号グリーン車、秋田発青森行きの乗車レポートをお届けしていきます。

秋田駅に停車中の特急つがる特急つがる及びスーパーつがるは、奥羽本線の秋田駅~青森駅間で運行する特急列車。

約185kmの距離を2時間半ちょっとで結びます。

特急つがるグリーン車の座席
特急つがるグリーン車のフットレスト

ローカル特急でありながら、半室グリーン車がついている特急つがる。

  • 霞桜をイメージした、落ち着きを感じる座席
  • 高級感と温かみのあるインテリア
  • フットレスト付きで足元楽チン
なか
なか
個人的に好きなグリーン車。いい。

秋田駅~青森駅間は、隣県でも普通列車であれば3時間以上かかる区間。

しかも普通列車はロングシート車両ですし、特急列車の存在は心強いです。

青春18きっぷ旅行のお供として利用してみるのもいいかもしれません。

なか
なか
秋田・青森の観光にぜひ!

当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。

  • 特急つがるグリーン車 秋田駅~青森駅の乗車レポート
  • 特急つがる・スーパーつがるの時刻表・停車駅・座席表(グリーン車)・料金
  • 特急つがるの車窓の見どころ、沿線のおすすめスポット

ぜひ参考にしてみてくださいね。

奥羽本線の特急つがる・スーパーつがるとは?

奥羽本線・羽越本線の使用車両701系奥羽本線は、福島駅から山形県・秋田県を経由し、青森駅までの約485kmの距離を結ぶ路線。

かつては寝台特急あけぼの・急行津軽などの優等列車も運行した、東北の重要路線です。

なか
なか
新幹線も走ってるんだよ!
  • 福島駅~新庄駅:山形新幹線
  • 大曲駅~秋田駅:秋田新幹線

以上の区間では、いわゆるミニ新幹線として東北新幹線との直通運転が実施されています。

在来線区間を新幹線が走るという、珍しい光景を見れるのも魅力のひとつ。

「○○本線」という名前からは想像がつかないほどの険しい峠越え区間もあり、車窓は見ごたえ抜群。

青春18きっぷ旅行におすすめしたい、東北の路線のひとつです。

秋田駅に停車中の特急つがるそんな奥羽本線で運行する特急列車、つがる号。

2024年3月16日のダイヤ改正で、スーパーつがる号も新たに誕生しました。

  • つがる号停車駅がスーパーつがるより多い
  • スーパーつがる号停車駅が少なく、所要時間も10分ほど早い

つがる、スーパーつがるの違いは以上の通り。

秋田駅~青森駅間にて、つがるは1日2往復、スーパーつがるは1日1往復運行しています。

なか
なか
まさか令和の時代にスーパー〇〇が見れるなんて。

特急つがるの使用車両は、E751系というもの。

2000年に東北本線の盛岡駅~青森駅間を走る特急「スーパーはつかり」としてデビューしました。

E751系のざっくりとした歴史
  • 2000年 特急スーパーはつかり(盛岡~青森)としてデビュー
  • 2002年 東北新幹線の八戸延伸に伴い、特急つがる(八戸~青森~弘前)として再デビュー
  • 2010年① 東北新幹線の新青森延伸に伴い、従来の特急つがるは廃止
  • 2010年② 全列車が運用から離脱
  • 2011年 特急かもしか(秋田~青森)に代わり、現在の特急つがるが誕生

在来線の花形、東北本線のエース特急としてデビューしたE751系。

一時は青函トンネルを通り、函館までの運行も期待されていたものの、実際にその役割を任されたのは別の車両でした。

その結果、デビューからたった10年で全列車が運用から一時離脱となってしまいます。

なか
なか
なんと不遇。

2011年には秋田駅~青森駅を結ぶローカル特急「つがる号」として復活し、現在に至ります。

特急つがる・スーパーつがるの時刻表・停車駅・座席表(グリーン車)・料金

時刻表・停車駅(2024年度)

秋田発 青森行き

秋田八郎潟森岳東能代二ツ井鷹ノ巣大館碇ヶ関大鰐温泉弘前浪岡新青森青森
つがる41号8:39 発09:01 着
09:01 発
09:15 着
09:16 発
09:25 着
09:26 発
09:39 着
09:39 発
09:49 着
09:50 発
10:04 着
10:05 発
10:23 着
10:24 発
10:31 着
10:32 発
10:41 着
10:43 発
10:55 着
10:56 発
11:10 着
11:12 発
11:18 着
スーパーつがる1号12:49 発13:31 着
13:32 発
13:54 着
13:54 発
14:09 着
14:10 発
14:34 着
14:34 発
14:44 着
14:46 発
15:12 着
15:14 発
15:20 着
つがる43号15:52 発16:14 着
16:15 発
16:29 着
16:30 発
16:39 着
16:40 発
16:53 着
16:54 発
17:04 着
17:05 発
17:22 着
17:23 発
17:41 着
17:42 発
17:50 着
17:51 発
18:01 着
18:03 発
18:15 着
18:15 発
18:30着
18:32 発
18:38 着

青森発 秋田行き

青森新青森浪岡弘前大鰐温泉碇ヶ関大館鷹ノ巣二ツ井東能代森岳八郎潟秋田
つがる42号09:04 発09:09 着
09:11 発
09:26 着
09:26 発
09:38 着
09:40 発
09:50 着
09:50 発
09:58 着
09:58 発
10:16 着
10:17 発
10:32 着
10:32 発
10:42 着
10:43 発
10:56 着
10:56 発
11:06 着
11:06 発
11:20 着
11:21 発
11:45 着
スーパーつがる2号12:40 発12:45 着
12:47 発
13:13 着
13:15 発
13:24 着
13:25 発
13:49 着
13:50 発
14:05 着
14:05 発
14:27 着
14:28 発
15:12 着
つがる44号15:56 発16:01 着
16:03 発
16:18 着
16:18 発
16:30 着
16:32 発
16:42 着
16:43 発
16:51 着
16:51 発
17:09 着
17:10 発
17:27 着
17:28 発
17:38 着
17:38 発
17:51 着
17:52 発
18:02 着
18:02 発
18:16 着
18:17 発
18:41 着

座席表(グリーン車)

特急つがるグリーン車の座席表
  • 1号車:グリーン車・指定席
  • 2号車:指定席
  • 3・4号車:自由席

特急つがるは全部で4両編成。

1号車の半室がグリーン車になっており、席数はわずか16席のみ。

コンパクトな室内ですが、普通車に比べかなり快適です。

なか
なか
グリーン車はおすすめしたい座席。

料金

乗車券秋田~大館:1,980円
秋田~弘前:2,640円
秋田~新青森:3,140円
秋田~青森:3,140円
自由席秋田~大館:1,360円
秋田~弘前:1,360円
秋田~新青森:1,760円
秋田~青森:1,760円
指定席秋田~大館:1,890円
秋田~弘前:1,890円
秋田~新青森:2,290円
秋田~青森:2,290円
グリーン車秋田~大館:3,460円
秋田~弘前:3,460円
秋田~新青森:3,860円
秋田~青森:3,860円

えきねっとの「特急トクだ値1」「特急トクだ値14」などを利用することで、通常よりも安い料金で乗車することも可能。

詳しくは、えきねっとの公式サイトをご覧ください。

公式サイト特急トクだ値対象列車・区間・価格|えきねっと

【グリーン車 乗車記】特急つがる・スーパーつがる|長旅におすすめ!奥羽本線の速達列車で秋田から青森へ

秋田駅から特急つがる41号に乗車

秋田駅の駅名標旅の始まりは秋田駅。

秋田県秋田市の代表駅で、秋田新幹線、奥羽本線、羽越本線、男鹿線が乗り入れています。

なか
なか
観光列車のリゾートしらかみも乗り入れてるよ!

秋田駅の発車案内秋田駅から乗車するのは、特急つがる41号の青森行き。

秋田駅から青森駅までは約2時間半。

隣県ではあるものの、走行距離にすると約185km。

普通列車であれば3時間以上はかかる区間ですからね。

しかも普通列車はロングシート車両ですし、特急列車の存在は大変ありがたいです。

秋田駅に停車中の特急つがるすでに3番線ホームに入線していた特急つがる。

オレンジ、黄色、白を基調としたカラーリングが特徴的です。

なか
なか
まん丸フォルムでカッコかわいい。

つがるの前面部のロゴ車両先頭部には「Tsugaru」の文字。

ちなみにスーパーはつかりとして運行していた当時は「Hatsukari」となっていました。

これまでに何度か乗車する機会があった特急つがる。

グリーン車は今回が初めてなのでワクワクドキドキです。

特急つがる・スーパーつがる グリーン車の車内

特急つがるのグリーン車特急つがるは全部で4両編成。

1号車の半室がグリーン車になっています。

16席のみのコンパクトな室内ですが、旅行シーズンなどでなければ混雑することはないようです。

特急つがるグリーン車の車内木目調のデザインに、温かみを感じる電球色のライト。

充電用のコンセント・Wi-Fiは付いてませんが、落ち着いて過ごせる車内です。

なか
なか
このインテリアちょーーーーー好み!!!

特急つがるグリーン車の座席霞桜をイメージした、パープル系の上品な座席。

全体的に包み込んでくれるような柔らかさがあり、座り心地も良好です。

個人的な感覚ですが、こまち・とれいゆつばさで使われていたE3系のグリーン車と似ているような気が…?

特別かなり広い!というわけではないものの、座席は深く倒れますし、個人的には好きですね。

特急つがるグリーン車の背面テーブル各座席には背面テーブルも。

分厚くてしっかりしています。

肘掛けには特にミニテーブルなどの設備は付いていないようです。

最前列の席のみ、一枚板のような固定されたテーブルになってます。

特急つがるグリーン車のフットレスト足元にはフットレスト。

頑丈な作りで非常に安定感があり、足の疲れを軽減してくれます。

特急つがるグリーン車の荷物置き場運転席のすぐ後ろには、荷物置き場があります。

ハンガーラックのようなスペースもあるので、冬季はコートを掛けられるんでしょうか?

なか
なか
ハンガーはないから気をつけてな!!

特急つがるの普通席ドアを挟んですぐ向かい側には普通席。

グリーン車を利用する場合、一度普通席を通って向かうようになります。

グリーン車と比べ、普通席はやや固めの座り心地。

耐えられないほどではないですが、より快適に過ごしたいのであればやはりグリーン車でしょう。

車窓の見どころと沿線のおすすめスポット

秋田駅を出発した特急つがる秋田駅を定刻通りに発車した特急つがる。

出発後、しばらくは秋田市の市街地を走ります。

なか
なか
いい車窓が見れそうや。天気いいし。

男鹿線と分岐する奥羽本線追分駅を通過すると、男鹿線と分岐。

特急つがるは引き続き、奥羽本線内を進みます。

特急つがるの車窓から見える田園風景特急つがるの車窓から見える田園風景。

天気もよく、最高の景色です。

なか
なか
奥羽本線の車窓はやっぱ夏が一番いい。

東能代駅秋田駅から約50分で東能代駅に到着。

東能代駅は「一度は乗りたいローカル線」として有名な五能線の起点駅。

観光列車のリゾートしらかみに乗車する場合、当駅から海側を経由して青森駅へ…

特急つがるは陸側を経由して青森駅まで向かいます。

所要時間は五能線経由の方が圧倒的にかかるものの、東北で鉄道旅行するなら一度は乗ってほしい路線。

なか
なか
機会があればぜひ!
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米代川を渡る特急つがる米代川を渡る特急つがる。

米代川は、岩手県八幡平市から日本海へと続く河川。

「米のとぎ汁のような白い川」というのが名前の由来で、古くは米白川と呼ばれていました。

なかなか大きな川なので、見ごたえがあります。

なか
なか
キレイやわ~。白くはないけど。

余談ですが、米代川近隣を走る花輪線では、かつて「急行よねしろ」という列車も走っていましたね。

鷹ノ巣駅鷹ノ巣駅に到着した特急つがる。

鷹ノ巣駅からは、角館駅までを結ぶ第三セクター鉄道「秋田内陸線」が発着しています。

秋田内陸線の魅力は、ほぼ全線を通して大自然の車窓を楽しめるところ。

特に冬の車窓は水墨画のようで、一度は見る価値アリです。

なか
なか
最高の旅日和。

奥羽本線内をゆっくり走行する特急つがる。

東北本線時代の爆走はもう見れませんが、快適な車内でのんびり車窓を楽しむのも、これはこれでアリです。

大館駅鷹ノ巣駅から15分ほどで、大館駅に到着。

大館駅は、秋田県北部の主要地域である大館市の中心駅。

奥羽本線の他、盛岡方面までを結ぶ花輪線も乗り入れています。

大鰐温泉駅大鰐温泉駅に到着。

その名の通り、大鰐温泉の最寄り駅です。

周辺には足湯の他、日帰り温泉施設もあります。

なか
なか
さすが温泉地。

弘前駅秋田駅から約2時間、弘前駅に到着した特急つがる。

駅周辺にはリンゴ畑もあり、津軽地方らしい車窓を楽しめます。

青森県内の主要駅ということもあり、乗客の乗り降りも比較的多かったですね。

新青森駅青森駅の隣駅、新青森駅に到着。

新幹線の停車駅ということもあり、乗降もかなり多いです。

余談ですが、青春18きっぷ・北海道&東日本パス利用者は、青森駅~新青森駅の間のみであれば、特例として特急つがるの自由席を利用できます。

終点の青森駅に到着

青森駅の駅名標秋田駅から2時間40分、特急つがるは終点の青森駅に到着。

青森駅に到着した特急つがる青森市といえば、まず目にするのがベイブリッジ。

つがる号の後ろに写るベイブリッジを見ると、青森駅に来た実感が湧きます。

なか
なか
いいね。青森って感じ。

2時間40分の長旅でしたが、とても快適に過ごせました。

インテリアも高級感があり、個人的にすごく好みでしたね。

一度は乗る価値アリです。

なか
なか
秋田・青森での観光のお供にぜひ!

【グリーン車 乗車記】特急つがる・スーパーつがる|長旅におすすめ!奥羽本線の速達列車で秋田から青森へ|まとめ

以上、今回は「【グリーン車 乗車記】特急つがる・スーパーつがる|長旅におすすめ!奥羽本線の速達列車で秋田から青森へ」という内容でお届けしました。

  • 秋田~青森を約2時間半で結ぶローカル特急
  • 高級感のある半室グリーン車
  • フットレスト付きで足元楽チン

今では「寂しい特急列車」とまで言われるようになってしまったE751系特急つがる。

しかし実際に乗車してみると、とても快適で充実した時間を過ごせました。

なか
なか
秋田・青森での観光のお供にぜひ!
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当ブログの筆者。鉄道一人旅が趣味。北海道&東日本パスを使った東北一周旅行をきっかけに、東北のローカル線にドハマりしました。ブログでは東北の絶景ローカル線の他、沿線のグルメ情報や、実際に利用したお得な切符情報などもお届けしています。詳しいプロフィールはこちらから。
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