仙台から週末パスを利用して、1泊2日で新潟と会津の観光旅行に行ってきました。
実際にこの切符を使ってみて分かりましたが、他のフリー切符と比べてもかなり使い勝手がいいですね…


新潟の超近未来的な新型車両に乗車したりなど、おかげでかなり内容盛り沢山の旅行となりました。
ということで当ブログ「東北旅びより」では
- 週末パスがどんな切符なのか知りたい
- 週末パスを使うとどんな旅行ができるのか知りたい
という人のために、筆者の実際の週末パス旅行記を紹介していきます。
ぜひ旅行する際の参考にしてみてくださいね。
なお旅行記本編から見たい場合は「【会津・新潟 鉄道旅行記】週末パスで行く!グルメと絶景を堪能する旅」からご覧ください。
週末パスとは?
週末パスは、指定エリア内の鉄道が2日間乗り放題になる土日祝日限定のフリー切符です。
この切符の魅力は何と言っても、乗車できる路線の多さ。
JRの路線に加え
山形鉄道、福島交通、阿武隈急行、会津鉄道(西若松~会津田島)、北越急行、上田電鉄、しなの鉄道、長野電鉄、松本電鉄、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道、富士急行、伊豆急行
といった地方私鉄、第三セクター路線に乗車できます。
乗り放題切符として代表的な青春18きっぷや北海道&東日本パスでは、これらの路線は使えません。
JR以外の路線がここまで使える切符は週末パスくらいなので、かなりの強みですね。

【会津・新潟 鉄道旅行記】週末パスで行く!グルメと絶景を堪能する旅
仙台駅から東北本線・磐越西線で会津若松へ
出発地は仙台駅。
まずは東北本線に乗車し、終点の郡山駅を目指します。
今日はちょっととある場所に向かいます〜朝焼けがすごい🙌 pic.twitter.com/puxDstuMfp
— なか@東北旅びより (@lbxxx3535) January 11, 2020
車窓からものすごく綺麗な朝焼けが見えました。
鈍行の旅は朝が早く少しハードではあるものの、このような景色も見れるのでやめられません。
仙台駅から約2時間半、終点の郡山駅に到着。
ここから磐越西線の会津若松行きに乗り換えます。
車内はスキー場利用者で賑わっていました。
沿線には「猪苗代スキー場」というゲレンデがあるので、おそらく皆さんそこまで行かれるのでしょう。
郡山駅から1時間半ほどで会津若松駅に到着しました。
会津鉄道で会津田島駅へ レストランヴォーノを訪問
会津若松駅から乗車するのは会津鉄道会津線。
会津若松駅~会津高原尾瀬口駅間で走る第三セクター鉄道です。
こちらが会津鉄道の車両。
とてもかわいらしいラッピングです。
なんと車内にはフリーWi-Fiも…!
Wi-Fiがあるローカル線は全国を見ても少ないので、これはかなりの強みですよ…
会津鉄道の車窓からは、辺り一面に広がる田園風景が見られます。
この日本古来の景色を終始眺められるのが、会津鉄道沿線の魅力ですね。
本当に落ち着きます。
会津若松駅から1時間ちょっとで、終点の会津田島駅に到着しました。
会津田島駅内にはヴォーノというレストランが入ってます。
駅ナカの施設なので、列車の待ち時間に立ち寄るのもいいですね。
ちょうどお昼時ですし、せっかくなのでこちらで昼食をとることにしましょう。

会津田島駅からは再び会津鉄道に乗車し、会津若松駅へ戻ります。
しかしただ戻っても面白くないので、ちょっと変わった列車に乗車することに…
会津鉄道ではAIZUマウントエクスプレスという快速列車が走ってるんですが、この列車がすごいんですよ…
なんと快速列車にも関わらず、全座席がリクライニングシート。
テーブルもついており、まるで特急に乗っているかのような感覚を味わえてしまいます。
もちろん乗車券のみで利用可能。
AIZUマウントエクスプレスは、会津若松駅~鬼怒川温泉駅・東武日光駅間で1日3往復の運転。
【会津若松駅発】
2号:6:58発(鬼怒川温泉行き)
4号:7:52発(東武日光行き)
6号:12:51発(東武日光行き)
【東武日光駅・鬼怒川温泉駅発】
1号:10:01発(鬼怒川温泉発)
3号:11:43発(東武日光発)
5号:16:33発(東武日光発)
となっているので、乗車する際の参考にしてみてください。
ということで会津田島駅からはAIZUマウントエクスプレス3号に乗車し、会津若松駅を目指します。
…という予定だったんですが、ホームまで行ってみたら…
あれ?これはさっき乗ってきた車両ですね…
あの真っ赤なボディのカッコいい車両がどこにも見当たらない…
なぜかこの日は車両が違ってました…
理由は分かりませんが、まあ仕方ないですね…
お楽しみはまだまだ残ってますから…!
ということで、会津若松駅に到着しました。
ここからは再び磐越西線に乗車し、終点の新津駅を目指します。
磐越西線は
- 郡山駅~会津若松駅・喜多方駅(電化区間)
- 会津若松駅~新津駅(非電化区間)
で運行が分かれてまして、これから乗車するのは非電化区間の会津若松駅~新津駅間。
この区間はSLばんえつ物語という観光列車を走らせてることもあり、車窓の見ごたえ抜群です。
新津駅から新型車両GV-E400系に乗車
会津若松駅から約2時間半、新潟県の新津駅に到着しました。
この日は新潟駅付近の宿をとっていたので、目的地まであと少しです。
新津駅から新潟駅へ行く場合、信越本線に乗るのが一般的なルートですが…
今からとある列車に乗車するため、一度新発田駅を経由してから新潟駅へ向かうことにします。
そのとある列車というのが、こちら。
新型車両のGV-E400系です。
GV-E400系は現在、主に新潟でしか使われていませんが…
近い将来、東北でも津軽線や五能線などに導入される予定になっているんです。
ということで、新型車両は一体どんな設備をもった列車なのか?
実際に乗って確かめてみることにしました。

ということで、本日の目的地である新潟駅に到着しました。
スーパーホテル新潟で1泊し、夜が明けたらまた会津若松へ向かいます。
磐越西線で新津駅から会津若松駅へ
ということで一夜明け、新潟駅から新津駅に再び戻ってきました。
新津駅からはまた磐越西線に乗車し、終点の会津若松駅へ向かいます。
2020年3月で引退することが決まっている、こちらのキハ40系という車両。
おそらく磐越西線でキハ40系に乗るのは、これが最後ですね…
個人的にキハ40系ほど旅情を感じられる鉄道はないと思っているので残念ではありますが、時代の流れには逆らえないので仕方ありません。
乗り納めの意味も込めつつ、車窓の絶景を楽しむことにしましょう。

会津鉄道に乗って観光名所「塔のへつり」へ
新津駅から約2時間半、再び会津若松駅に戻ってきた筆者。
次のAIZUマウントエクスプレスが出発するまではまだまだ時間があったので、どこかで観光をしようかと思ったんですが…

あの真っ赤なボディの車両はまさしく…!
昨日乗りたかったAIZUマウントエクスプレスの車両ではないですか…!
時刻表を確認したところ、どうやら普通列車としてこの後使われるそう。
ということで念願の車両に乗車し、会津鉄道沿線で観光を楽しんできました。

会津若松駅に到着 帰路につく
念願の真っ赤な会津鉄道に乗車でき、とても満足気の筆者。
帰る時間になってしまったので、会津若松駅から磐越西線で郡山駅まで向かいます。
郡山駅からは東北新幹線やまびこ号に乗車して、仙台駅まで向かいます。
普段ははやぶさ号、こまち号として運用されているE5系とE6系がやってきました。
今回利用している週末パスですが、新幹線に乗車する場合は特急券を支払うだけでOK。
乗車券代を節約できるのでありがたいです。
ちなみにE5系、E6系がやまびことして使われている場合、乗るならE6系の方がおすすめです。
- 普通車(全7両のうちの6両)がすべて自由席
- 全車指定席のこまちのイメージが強いためか、あまり人が来ない
といった理由があり、E6系の方に乗ると自由席でもほぼ確実に座れます。
駅の案内板に「やまびこ号の17両編成」と表示されていたらこの編成が来るので、覚えておくと便利ですよ。
郡山駅から約30分、仙台駅に到着しました。
大好きな会津の観光もできたし、新型車両やもうすぐ引退の車両にも乗車できたし…
とても充実した旅となりました。
【会津・新潟 鉄道旅行記】週末パスで行く!グルメと絶景を堪能する旅|まとめ
以上、今回は「【会津・新潟 鉄道旅行記】週末パスで行く!グルメと絶景を堪能する旅」という内容でお届けしました。
「東北新幹線に安く乗る方法」でも解説しているように、週末パスは用途によって様々な使い方ができるのが最大の強みです。
今回のような泊まりがけの旅行はもちろん、日帰り旅行にもおすすめ。
鈍行や観光列車でゆったり旅をするのも良し、新幹線の利用に使うのも良し…
機会があればぜひ、週末パスを利用されてみては?


