ローカル線・バス乗車記

【会津鉄道会津線 旅行ブログ】塔のへつりにソースカツ丼!冬の沿線を観光

塔のへつり

どうも、筆者のなか(@naka_travel)です!

週末パスを使って会津鉄道会津線に乗車し、冬の沿線で一人旅をしてきました。

ソースカツ丼のカツ
塔のへつり

会津名物のソースカツ丼に、塔のへつり。

そして芦ノ牧温泉(あしのまきおんせん)湯野上温泉(ゆのかみおんせん)といった温泉街。

なか
なか
あの有名な大内宿も、会津鉄道会津線沿線の観光地だよ!

沿線には見どころが多く、観光にとてもおすすめのエリアです。

当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。

  • 会津鉄道会津線の旅行ブログ
  • 会津鉄道会津線で運用中の電車・気動車の紹介
  • 会津鉄道会津線の乗車におすすめのフリーパス(週末パスなど)

ぜひ参考にしてみてください。

会津鉄道会津線とは?

会津若松駅に停車中の会津鉄道会津線会津鉄道会津線は、福島県の西若松駅(会津若松市)~会津高原尾瀬口(あいづこうげんおぜぐち)駅(南会津町)の約57kmを結ぶ第三セクター鉄道。

全列車が、西若松駅より先の会津若松駅まで直通しています。

会津若松駅~会津田島駅(非電化区間)

会津田島駅~会津高原尾瀬口(あいづこうげんおぜぐち)駅(電化区間)

基本的に、以上のように運行形態が分かれているのが特徴です。

会津田島駅以南では、鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)や日光、浅草まで直通する快速列車や特急列車も運行しています。

なか
なか
乗り継いで行くと会津若松から浅草まで行けちゃうのか!すごい!

【車両・車内】会津鉄道会津線で運行する気動車・電車

AT-500形・550形

会津鉄道会津線AT-500形・550形は、会津鉄道の最もスタンダードな車両。

AT-500形、AT-550形の違いは以下の通り。

AT-500形・550形の違い
  • AT-500形:車内にトイレなし
  • AT-550形:車内にトイレあり

主に普通列車や、特急列車に接続するための「リレー号」という快速列車に使われています。

AT-400形(元キハ40系の展望車)

元キハ40系の会津鉄道AT-400形展望車AT-400形は、現在JRで使用中のキハ40系という車両を改造して導入されたもの。

会津川口駅に停車中の只見線
新津駅に停車中の磐越西線キハ40

ちなみにこちらがキハ40系。

同じ会津地方だと、かつて只見線磐越西線でも使われていました。

「お座トロ展望列車」として、土日をメインにトロッコ車とともに使用されています。

AT-700・750形

会津若松駅に停車中の会津鉄道会津線AT-700形・750形は、主に「AIZUマウントエクスプレス」という快速列車として使われています。

AT-700形、AT-750形の違いは以下の通り。

AT-700形・750形の違い
  • AT-700形:車内にトイレなし
  • AT-750形:車内にトイレあり

今回、僕はこの車両に乗車しました。

会津鉄道会津線の車内車内は全席リクライニングシート完備。

快速列車なので、もちろん追加料金はなし。

乗り得すぎます。

会津鉄道会津線の座席1人掛けの座席も3~4席ほどありました。

窓が大きめなので、車窓も思う存分に楽しめます。

会津鉄道会津線の座席のテーブル各座席にはテーブルもあります。

AIZUマウントエクスプレスは、会津若松~鬼怒川温泉・東武日光間を約2時間~3時間半で運行する快速列車。

この設備であれば、長時間の乗車でも快適に過ごせそうです。

特急リバティ会津

特急リバティ特急リバティ会津は、浅草駅~会津田島駅間を東武鉄道、野岩(やがん)鉄道、会津鉄道経由で結ぶ特急列車。

会津若松駅~会津田島駅(非電化区間)

会津田島駅~会津高原尾瀬口(あいづこうげんおぜぐち)駅(電化区間)

会津鉄道会津線は、以上のように運行形態が分かれているのが特徴です。

リバティ会津は電化区間しか走れません。

そのため会津若松駅まで乗り入れできず、会津田島駅までしか行かないんですよね。

なか
なか
会津若松まで乗り入れできたら、もっと便利だろうになあ…

代替手段として、会津若松駅~会津田島駅間では特急リバティの乗車に便利なリレー号が運行しています。

【会津鉄道会津線 旅行ブログ】塔のへつりにソースカツ丼!冬の沿線を観光

会津若松駅から会津鉄道会津線に乗車

会津若松駅今回の旅の出発地は福島県の会津若松駅。

ここから会津田島行きの会津鉄道会津線に乗車します。

会津若松駅に停車中の会津鉄道会津線こちらが今から乗車する会津鉄道の車両。

普段は快速AIZUマウントエクスプレスで使用されているんですが、この日は普通列車として運用についてました。

こんなハイスペックな普通列車に乗れるなんて…なんと贅沢な…

なか
なか
めちゃめちゃ快適~!

AIZUマウントエクスプレスは、会津若松駅~東武日光駅間を結ぶ快速列車。

その所要時間は約3時間にも及びます。

これほどの設備が整っていれば、3時間の鉄道旅もそこまで苦痛に感じることはないのではないでしょうか。

会津若松駅出発時の会津鉄道の車窓定刻通りに出発した会津鉄道会津線。

途中の七日町(なぬかまち)駅、西若松駅までは只見線と同区間を走行します。

西若松駅出発後の会津鉄道の車窓西若松駅を出発し、会津線区間へと突入。

辺り一面に会津盆地の田園風景が広がっています。

話は少し逸れますが、今年は暖冬なためか雪がまったくないです。

なか
なか
雪がない冬の会津は生まれて初めてだよ…

会津鉄道会津線の車窓からは日本古来の原風景が終始見られるので、とてもおすすめです。

沿線は温泉街だらけ!芦ノ牧温泉と湯野上温泉

芦ノ牧温泉駅会津若松駅から約20分、芦ノ牧温泉(あしのまきおんせん)駅に到着。

芦ノ牧温泉(あしのまきおんせん)駅のおすすめポイントは、温泉街が近いのはもちろんなんですが…

とってもかわいい猫の駅長がいるんです…!

なか
なか
かわいすぎるうううううううううう

芦ノ牧温泉(あしのまきおんせん)駅は、鬼滅の刃の無限城に似ていることで話題になった大川荘がある温泉街。

観光がてら立ち寄ってみるのもいいかと思います。

湯野上温泉駅芦ノ牧温泉(あしのまきおんせん)駅から約15分、湯野上温泉(ゆのかみおんせん)駅に到着。

茅葺(かやぶき)屋根の風情ある駅舎が特徴です。

撮影スポットとしても有名で、2002年には東北の駅百選にも選ばれました。

湯野上温泉(ゆのかみおんせん)は、会津地方屈指の観光地「大内宿」に最も近い温泉街。

大内宿の観光がてら立ち寄るのもおすすめです。

会津地方の景勝地 塔のへつりを観光

塔のへつり駅の駅舎湯野上温泉(ゆのかみおんせん)駅から5分、塔のへつり駅に到着。

本当はこの駅で降りるのは次回にしようと思ってたんですけど

なか
なか
ん~~やっぱりどうしても塔のへつりが見たい!!

という衝動が抑えられず、急きょ予定を変更し降りることに…

一人旅のいいところは、このように急な予定変更もOKなところ。

誰かとの旅行ももちろん楽しいですが、一人だからこその良さもあるんです。

塔のへつり駅の時刻表塔のへつり駅の時刻表はこんな感じ。

だいたい1時間に1本の運行のようですね。

塔のへつり駅の待合室駅の待合室はこんな感じ。

雰囲気があってとても好きです。

コインロッカーもいくつかありました。

塔のへつり駅塔のへつり駅は、会津地方が誇る絶景スポット「塔のへつり」の最寄り駅です。

観光のベストシーズンは、5月か10月下旬~11月上旬くらいの間。

完全にシーズンから外れてますが、せっかく近くまで来たんだしやっぱり見たい…

塔のへつり駅の入り口この秘境感溢れる感じ…めちゃめちゃいいですね…!

塔のへつりの駐車場駅の近くには広めの駐車場があるので、車でもアクセス可能。

塔のへつり近くの食事処塔のへつりの入口付近には、お土産・お食事処もあります。

塔のへつりの入口駅から歩くこと5分…ついに塔のへつりの入口に着きました。

柱の貼り紙塔のへつりの「へつり」というのは、会津の方言で「断崖絶壁・急斜面」という意味があるのだそう。

塔のへつりの柱の貼り紙
なか
なか
まじで!?!?

自然の力、恐るべし。

海だったなんて全然考えられないです。

さて、では待ちに待った塔のへつりを見に行くとしましょう…

塔のへつり入口にある立ち入り禁止の看板
なか
なか
ん…?なんか嫌な予感が…

すぐ隣にお店があったので、店員さんにちょっと確認してします。

なか
なか
すいません…もしかしてこれ、下まで行けないんですか…?
店員さん
店員さん
そうなんですよ~。雪で滑って転ぶと危ないから、冬場は通行止めにしてるんです。

なんと…嫌な予感が的中してしまうとは…

詳しく聞いてみたところ、どうやら12月~3月くらいまでの間は通行止めにしているそう。

なか
なか
まさかの行き止まり~~ショック~~!!

日を改めてまた来なさいってことですね…

春か秋になったらリベンジすることにしますか!

塔のへつり下まで降りられなかったのは残念でしたが、店員さんがおすすめの撮影ポイントを教えてくれました。

なか
なか
店員さんありがとう~~ほんと神!!

塔のへつりは、およそ100万年の歳月をかけて浸食と風化を繰り返した末に生み出された地。

国の天然記念物にも指定されており、会津の観光スポットとしての役目も担っています。

ちなみに大内宿とセットで観光していく人が多いです。

なか
なか
実際に見ると迫力が段違い…!観光におすすめ!

さて…観光もできたことですし、引き続き会津鉄道会津線に乗って、今度は会津田島駅まで向かいます。

会津田島駅で会津名物 ソースカツ丼を堪能!

会津田島駅塔のへつり駅から約20分、終点の会津田島駅に到着しました。

階段にあるヴォーノの看板会津田島駅内にはヴォーノというレストランが入ってます。

駅ナカの施設なので、列車の待ち時間に立ち寄るのもいいですね。

ちょうどお昼時ですし、せっかくなのでこちらで昼食をとることにしました。

ソースカツ丼会津といえばソースカツ丼ですよね。

食べないわけにはいかないです。

なか
なか
めっちゃめちゃ美味しかった~!
ヴォーノのレポートはこちら
ソースカツ丼のカツ
【会津田島 ヴォーノ】ランチにおすすめ!名物ソースカツ丼を堪能会津田島駅内にあるレストランヴォーノで、ご当地グルメのソースカツ丼を食べてきました。ここではヴォーノの営業時間や定休日、アクセス方法、会津田島駅近辺のおすすめ観光スポット、温泉街などを紹介していきます。...

とても充実した旅になりました。

冬が明けたらまた来ようかと思います。

【乗り放題切符】会津鉄道会津線の乗車におすすめのフリーパス

東武・会津鉄道・野岩鉄道で販売中のフリーパス

名称料金発売期間利用期間
浅草往復列車たびきっぷ大人:5,620円~
子ども:2,840円~
通年4日間
会津・日光フリーきっぷ大人:4,190円~
子ども:2,130円~
通年2日間
大内宿共通割引きっぷ大人:2,200円
子ども:1,100円
2020年4月1日~2021年3月31日2日間
ゆったり会津東武フリーパス大人:5,320円~
子ども:2,690円~
通年4日間
野岩・会津全線フリーきっぷ大人:4,820円~
子ども:2,420円~
通年2日間
スマホで閲覧の場合、表は横にスクロール可能です。

週末パス

週末パス週末パスは、指定エリア内の鉄道が2日間乗り放題になる土日祝日限定のフリー切符です。

週末パスの魅力は何と言っても、乗車できる路線の多さ。

JRの路線に加え

山形鉄道、福島交通、阿武隈急行、会津鉄道(西若松~会津田島)、北越急行、上田電鉄、しなの鉄道、長野電鉄、松本電鉄、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道、富士急行、伊豆急行

以上の地方私鉄、第三セクター路線に乗車できます。

なか
なか
すごっ!!めちゃめちゃ多い!!

乗り放題切符として代表的な青春18きっぷ北海道&東日本パスでは、これらの路線は使えません。

JR以外の路線がここまで使える切符は恐らく週末パスくらいなので、かなりの強みですね。

週末パスの詳細はこちら
週末パスの使い方・買い方・おすすめルートを解説
【2021年版】週末パスの使い方・買い方・おすすめルートを解説日帰りでの乗り鉄旅行や1泊2日のお出かけ、帰省など幅広い使い方ができるフリーパス、週末パス。当ブログ「東北旅びより」では、切符の期間や料金、エリア、元を取る方法、実際の旅行記・おすすめルートなどを紹介します。...

【会津鉄道会津線 旅行ブログ】塔のへつりにソースカツ丼!冬の沿線を観光|まとめ

以上、今回は「【会津鉄道会津線 旅行ブログ】塔のへつりにソースカツ丼!冬の沿線を観光」という内容でお届けしました。

会津鉄道会津線の沿線には、観光地や温泉街などが盛り沢山。

旅行におすすめのスポットです。

なか
なか
機会があればぜひ!
近隣のローカル線
小出駅発の只見線縁結び号
【只見線キハ40旅行記】引退間近の車両に乗って冬の沿線を観光!青春18きっぷで只見線キハ40系に乗り、小出駅から会津若松駅まで行きました。東北のローカル線の中で特にイチオシしたいのがこの鉄道。春夏秋冬違った景色を見れるので観光におすすめです。...
新津駅に停車中の磐越西線キハ40
【磐越西線キハ40乗車記】引退が決まった国鉄車両で新津から会津若松へGV-E400系へ置き換えとなる磐越西線のキハ40系で新津駅から会津若松駅まで行くことに。当ブログ「東北旅びより」では乗車記に加え、GV-E400系の簡単な紹介もしていきます。...
沿線のおすすめグルメ
【若松食堂】会津ソースカツ丼発祥の店!駅近でランチにおすすめ福島県会津若松市「若松食堂」を訪問。人気メニューのソースかつ丼セット(ソースかつ丼・半ラーメン)をいただきました。会津若松駅から徒歩10分と好立地。ひとりで入りやすいですし、ランチがてら寄るのもおすすめです。...
徳一のざるそば
【会津若松 徳一】手打ち蕎麦・まんじゅうの天ぷらの名店!福島県会津若松市のそば屋「徳一」で、蕎麦とまんじゅうの天ぷらを食べました。ここでは徳一のアクセス方法、メニューなどを紹介していきます。...
週末パスを使った旅行記
【会津・新潟 鉄道旅行記】週末パスで行く!グルメと絶景を堪能する旅
【会津・新潟 鉄道旅行記】週末パスで行く!グルメと絶景を堪能する旅仙台から週末パスを利用して、新潟と会津に行ってきました。当ブログ「東北旅びより」では筆者の実際の週末パス旅行記を紹介していくので、日帰り旅行や宿泊旅行する際の参考にしてみてください。...
【南東北 一人旅】仙台発!週末パスで行く1泊2日の乗り鉄ブログ
【南東北 一人旅】仙台発!週末パスで行く1泊2日の乗り鉄ブログ週末パスを利用して、宮城(仙台)、福島、山形で1泊2日の乗り鉄旅行をしてきました。9年ぶりに復活した常磐線特急ひたちや、磐越西線の指定席付き快速列車あいづなど、今話題の鉄道ネタを中心にまとめています。...
ABOUT ME
なか
当ブログの筆者。鉄道一人旅が趣味。北海道&東日本パスを使った東北一周旅行をきっかけに、東北のローカル線にドハマりしました。ブログでは東北の絶景ローカル線の他、沿線のグルメ情報や、実際に利用したお得な切符情報などもお届けしています。詳しいプロフィールはこちらから。
\  URLをコピーしてシェアする  /
記事のタイトルとURLをコピー