- 青春18きっぷで旅してるけど、東北でワープするならどこがいいんだろう…?
- 東北新幹線でおすすめのワープ区間が知りたい
そんな人へ向けて、当ブログ「東北旅びより」では、東北でワープをするべきおすすめの区間を紹介していきます。
- 青春18きっぷでは乗れない路線
- 特定区間しか乗車できない路線
- 普通列車の本数が極端に少ない路線
などなど、東北には注意しなければならない路線も多いです。
区間によっては、ワープはほぼ必須と言っていいでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも青春18きっぷの新幹線ワープとは?
- 一部区間のみ、新幹線や特急に乗車すること
- 在来線の運行本数が少ない区間などで使うことが多い
圧倒的なコスパの良さが売りの青春18きっぷですが
など、そんな場面に出くわすこともしばしば。
そんな時は新幹線や特急に利用して、一部区間だけ移動するのも手段のひとつです。
これを青春18きっぷ利用者の間では「新幹線ワープ」や「ワープ」と言ったりします。
【おすすめ区間】東北新幹線でワープするなら?青春18きっぷと合わせて使える裏技について解説
区間 | 料金 | おすすめ度 |
---|---|---|
盛岡~八戸 | 3,560円 | |
郡山~福島 | 1,740円 | |
那須塩原~郡山 | 3,040円 | |
福島~仙台 | 3,210円 | |
仙台~一ノ関 | 3,560円 | |
仙台~古川 | 1,650円 | |
盛岡~青森 | 5,720円 | |
宇都宮~郡山 | 4,620円 | |
盛岡~大曲 | 2,650円 | |
福島~米沢 | 1,530円 | |
山形~新庄 | 2,300円 |
東北のおすすめワープ区間をまとめると、以上の通り。
以下でそれぞれ詳しく紹介していきます。
盛岡~八戸
料金 | 3,560円(特定特急券を利用) |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に1本 在来線:1~2時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約30分 在来線:約1時間50分 |
短縮効果 | 約1~2時間 |
おすすめ度 |
一番おすすめなのは、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道の盛岡駅~八戸駅間。
東北新幹線が八戸駅・新青森駅まで延伸開業したことにより、並行する在来線はJR線ではなくなりました。
いわて銀河鉄道線では青春18きっぷはご利用いただけません。別途乗車券が必要となります。乗車前にいわて銀河鉄道線区間の乗車券をお買い求めいただくか、着駅にて乗車区間の運賃をご精算ください。
IGRいわて銀河鉄道の公式サイトにあるように、IGRいわて銀河鉄道は青春18きっぷでは乗れません。
ただし青い森鉄道の青森駅~野辺地駅~八戸駅に関しては、途中下車せず通過利用する場合に限り、青春18きっぷのみで乗車可能。
つまり、青春18きっぷのみでIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道を乗り通すことはできないんです。
もし乗車する場合は3,110円の追加運賃が必要になります。
仮に青春18きっぷのみで青森方面へ向かう場合、山形県・秋田県側から遠回りして向かわなければいけません。
福島駅~秋田駅~青森駅を結ぶ奥羽本線は、東北本線に比べ本数が比較的少ない路線。
効率的に移動するなら、盛岡駅~八戸駅で新幹線を使った方がベターでしょう。
しかもここだけの話、盛岡駅~八戸駅間は東北新幹線を利用したとしても、そこまで料金に差がないんです。
- 在来線を利用 3,110円
- 新幹線を利用 3,560円(運賃+特定特急券)
特定特急券とは、一部区間で販売されている自由席特急券のようなものです。
東北新幹線はやぶさ号には自由席の販売がありませんが、特定特急券を買えば空いている指定席に乗ることができます。
ですがもしその座席の指定席特急券を持った人が来た場合は、その席を譲りましょう。
なんと在来線と新幹線の料金差はわずか450円。
つまり450円を追加するだけで、1~2時間の短縮効果があるということ。
郡山~福島
料金 | 1,740円 |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に2~3本 在来線:1時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:13分 在来線:45分 |
短縮効果 | 約30分 |
おすすめ度 |
郡山駅~福島駅は、東北新幹線内でも比較的本数に恵まれている区間。
また、場合によっては1時間近く待ち時間が発生する区間でもあります。
逆に在来線での乗り継ぎがスムーズな場合、新幹線を使ってしまうとかえって遅くなるケースもあります。
郡山駅~福島駅は1区間のみということもあり、片道1,740円とリーズナブル。
ちなみに乗車券として「ダブルきっぷ」を使えば、片道実質1,610円にすることも可能。
1人で往復利用、もしくは2人で片道利用を考えているなら検討してみてもいいかもしれません。

「Wきっぷの使い方」にて紹介しているように、福島~仙台および郡山~福島のダブルきっぷは、2024年9月30日で発売終了します。
10月1日からは郡山~福島間に新幹線eチケット(JRE POINT特典)が設定され、やまびこ普通車指定席にJRE POINT1,000ポイントで乗車できるようになるそう。
那須塩原~郡山
料金 | 3,040円 |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に1本 在来線:1~2時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約25分 在来線:約1時間半~3時間 |
短縮効果 | 約1時間~2時間半 |
おすすめ度 |
那須塩原→黒磯→(乗り換え)→新白河→(乗り換え)→郡山
東北本線で那須塩原~郡山を移動する場合、新白河駅と黒磯駅で必ず2回乗り換えが必要。
時間帯によっては乗り継ぎがうまくいかず、1時間以上駅で待つ可能性も。
その分、新幹線を使えば速達効果が生まれやすいです。
- 那須塩原~新白河:1,390円
- 新白河~郡山:1,650円
時間帯によっては、以上のように1区間のみ新幹線を使うのもアリ。
その場合は特定特急料金が適用となり、1,000円台の出費で抑えることも可能。
福島~仙台
料金 | 3,210円 |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に2~3本 在来線:1時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約25分 在来線:約1時間半 |
短縮効果 | 約1時間 |
おすすめ度 |
東北本線で移動していると、意外と待つことが多くなる福島駅~仙台駅間。
この区間は新幹線の本数が充実していますし、うまくワープできることが多いです。
また乗車券として「ダブルきっぷ」を使えば、片道実質2,650円にすることも可能。
1人で往復利用、もしくは2人で片道利用を考えているなら検討してみてもいいかもしれません。

「Wきっぷの使い方」にて紹介しているように、福島~仙台および郡山~福島のダブルきっぷは、2024年9月30日で発売終了します。
10月1日からは郡山~福島間に新幹線eチケット(JRE POINT特典)が設定され、やまびこ普通車指定席にJRE POINT1,000ポイントで乗車できるようになるそう。
またトクだ値1も新たに設定され、2,470~2,830円で乗車可能になります。
仙台~一ノ関
料金 | 3,560円 |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に1本 在来線:1時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約30分 在来線:約1時間50分 |
短縮効果 | 約1時間20分 |
おすすめ度 |
東北本線の小牛田駅~一ノ関駅間は、下手すると2時間ほど待ち時間が発生する区間でもあります。
小牛田駅での乗り継ぎ時間もなく、短縮効果は十分と言っていいでしょう。
時間帯によっては、全車指定席のはやぶさ号を使わなければいけない場合もあるかと思います。
はやぶさ号の指定席を使う場合、料金は4,190円。
やまびこ号に比べると割高ですが、仙台駅~盛岡駅間で各駅に停車するタイプのはやぶさ号であれば、乗車券+自由席特急券での乗車が可能。
やまびこ号と同様の3,560円で乗車できます。
この区間は日本三景、松島を車窓から拝めるイチオシポイントでもあるため、ワープするかどうかは迷いどころ…
しかし速達効果は十分にありますから、お好みに合わせて選んでみてくださいね。
仙台~古川
料金 | 1,650円 |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に1本 在来線:1~2時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約10分 在来線:約1時間 |
短縮効果 | 約50分 |
おすすめ度 |
例えば仙台~新庄間を移動したい場合、1区間のみ新幹線を利用するのもアリ。
在来線だとほぼ確実に小牛田駅で乗り換えが発生します。
さらに小牛田駅を発着する陸羽東線も本数が多い路線ではないため、短縮効果は十分と言っていいでしょう。
盛岡~新青森・青森
料金 | 5,720円(特定特急券を利用) |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に1~2本 在来線:1~2時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約1時間 在来線:約3時間半~4時間 |
短縮効果 | 約2時間半~3時間 |
おすすめ度 |
追加費用が5,000円台と割高ですが、かなりの短縮効果を発揮する区間。
八戸駅~青森駅間はJR線ではないものの、青春18きっぷの特例で通過利用可能なので、本来はワープしなくてもいい区間。
ただ在来線で行くと1時間半はかかるので、新幹線の恩恵は大きいです。
えきねっとの割引を使えば、片道4,220円で移動することも。
仮に盛岡駅~青森駅を在来線で移動した場合、3,110円の別途運賃が発生します。
- 3,110円支払って、約3時間半~4時間かけて移動するか
- 5,720円支払って、1時間かけて移動するか
いずれにせよ割高ですし、他の区間でのワープを検討してもいいかもしれません。
宇都宮~郡山
料金 | 4,620円 |
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本数 | 新幹線:1時間に2~3本 在来線:1~2時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約30分 在来線:約2時間半 |
短縮効果 | 約2時間 |
おすすめ度 |
宇都宮→黒磯→(乗り換え)→新白河→(乗り換え)→郡山
東北本線で宇都宮~郡山を移動する場合、新白河駅と黒磯駅で必ず2回乗り換えが必要。
在来線のみだと2時間以上かかる区間ですし、新幹線による速達効果は絶大です。
またこの区間であれば、郡山駅~宇都宮駅間ノンストップのやまびこ号も利用できます。
ただその分、値段が張るのがネックですが…
盛岡~大曲
料金 | 2,650円(特定特急券を利用) |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に1本 在来線:1日に3本 |
所要時間 | 新幹線:約1時間 在来線:約2時間半 |
短縮効果 | 約1時間半 |
おすすめ度 |
秋田新幹線の走る田沢湖線は、普通列車が特に少ない路線。
特に雫石駅~田沢湖駅間で運行する普通列車は、1日たったの4本しかありません。
2,000円以上かかってしまいますが、田沢湖線を使うならワープはほぼ必須と思っておいていいでしょう。
秋田新幹線こまち号は全車指定席ですが、盛岡駅~秋田駅間では特定特急券での乗車が可能。
通常の指定席券よりも少し安く、また自由席を利用する時のように普通車の空いている席に座れます。
ただしその席の指定席券を持った人が来た場合は、その席を譲りましょう。
乗り継ぎがうまくいくようなら、区間を縮めて盛岡駅~田沢湖駅で新幹線を使うのもアリ。
その場合の料金は1,530円。
1,120円も安くなるので、ぜひ検討してみてください。
福島~米沢
料金 | 1,530円(特定特急券を利用) |
---|---|
本数 | 新幹線:1時間に1本 在来線:1日に6本 |
所要時間 | 新幹線:約30分 在来線:約45分 |
短縮効果 | 約15分 |
おすすめ度 |
短縮効果はたったの15分ですが、在来線の運行本数が圧倒的に少ないのが福島駅~米沢駅間。
福島駅~米沢駅を全線通しで運転する普通列車は、1日に6本しかありません。
山形新幹線つばさ号であれば、必ず1時間に1本は走っています。
積極的に活用していくといいでしょう。
山形新幹線つばさ号は全車指定席ですが、福島駅~新庄駅間では特定特急券での乗車が可能。
通常の指定席券よりも少し安く、また自由席を利用する時のように普通車の空いている席に座れます。
ただしその席の指定席券を持った人が来た場合は、その席を譲りましょう。
特定特急券を使用した場合、福島駅~米沢駅の料金は1,530円とリーズナブル。
他の区間と比べても、非常にコスパが高い区間と言えます。
山形~新庄
料金 | 2,300円(特定特急券を利用) |
---|---|
本数 | 新幹線:1~2時間に1本 在来線:1~2時間に1本 |
所要時間 | 新幹線:約45分 在来線:約1時間10分 |
短縮効果 | 約25分 |
おすすめ度 |
時間帯によっては、山形発の普通列車が途中の天童駅・村山駅終点となっている場合も。
そんな時にこの区間でのワープがおすすめです。
ちなみに料金を節約したい場合、天童駅・村山駅から新幹線を使うのもアリ。
- 天童駅~新庄駅 1,620円
- 村山駅~新庄駅 1,440円
※どちらも特定特急券を利用
山形新幹線つばさ号は全車指定席ですが、福島駅~新庄駅間では特定特急券での乗車が可能。
通常の指定席券よりも少し安く、また自由席を利用する時のように普通車の空いている席に座れます。
ただしその席の指定席券を持った人が来た場合は、その席を譲りましょう。
そこまで頻度の高いワープ区間にはならないかと思いますが、覚えておくと便利かもしれませんね。
【おすすめ】えきねっとの割引で東北・秋田・山形新幹線の青春18きっぷワープを安くする方法も
えきねっとの割引サービス「トクだ値1」「トクだ値14」などで数日前から切符を予約しておくことで、区間によっては安く済ませることも可能。
参考までに、トクだ値14を使った場合の料金は以下の通り。
- やまびこ号 仙台~盛岡 4,450円
- はやぶさ号 盛岡~新青森 4,220円
- こまち号 盛岡~秋田 2,940円
13日前までのお申込みが必要だったり、キャンセル料がかかったり、制約はあるものの使う価値はアリかと。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
【おすすめ区間】東北新幹線でワープするなら?青春18きっぷと合わせて使える裏技について解説|まとめ
以上、今回は「【おすすめ区間】東北新幹線でワープするなら?青春18きっぷと合わせて使える裏技について解説」という内容でお届けしました。
- 隣駅のワープは意外と割安
- えきねっとでの予約で切符代を節約
- 在来線が圧倒的に少ない区間では積極的に新幹線を
参考までに筆者がよく使うワープ区間は、以下の通り。
- 仙台~一ノ関
- 福島~米沢
- 盛岡~大曲
- 盛岡~八戸
- 福島~仙台
ぜひ参考にしていただければと思います。






