ローカル線・バス乗車記

【五能線 一人旅】普通列車で乗り通し!青春18きっぷで乗りたい絶景車窓の人気路線で沿線を観光

【五能線 一人旅】普通列車で全線乗車!絶景車窓の路線に乗って沿線を観光
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  • 普通列車だけで五能線を全線乗車してみたい
  • 五能線で途中下車しながら一人旅をしてみたい
  • 五能線沿線の絶景スポットやおすすめ駅などを知りたい

そんな人へ向けて、ここでは五能線普通列車の東能代駅~弘前駅までの全線乗車レポートをお届けします。

なか
なか
どうも、青春18きっぷヘビーユーザーの筆者なか(@naka_travel)です!
深浦駅に停車中の五能線GV-E400系
五能線の車窓

青春18きっぷ利用者の中でも「一度は乗りたいローカル線」として有名な五能線。

東北屈指の絶景ローカル線として、その名を馳せています。

リゾートしらかみ青池編成全区間を乗り通すなら、観光列車のリゾートしらかみを利用するのが一般的。

しかし普通列車での旅もまた格別なものです。

なか
なか
鈍行だからこそ味わえる旅情があるんよな。

東北で鉄道一人旅をするなら、ぜひ一度乗車してほしいおすすめ路線です。

そんなわけで当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。

  • 五能線・観光列車リゾートしらかみってどんな路線?
  • 五能線普通列車の旅行記・乗車記(東能代~弘前)
  • 五能線沿線の見どころや絶景スポット、途中下車におすすめの駅

ぜひ旅行のモデルコース、モデルプランとして参考にしてみてくださいね。

動画版はこちら

五能線とは?

深浦駅に停車中の五能線GV-E400系五能線は川部駅(青森県)~東能代駅(秋田県)の約147kmを結ぶ路線。

全ての普通列車が川部駅より先の弘前駅まで直通しています。

五能線の魅力はなんといっても、日本海の絶景車窓。

約80kmにわたって、オーシャンビューを長時間じっくり楽しめます。

驫木駅また沿線にある数々の絶景スポットや駅なども魅力的。

中でも驫木(とどろき)は、その景色の良さから青春18きっぷのポスターに選出されたこともあるんです。

視界いっぱいに広がる日本海をバックに、ポツリと佇む木造駅舎…

まるで映画のワンシーンのようで、思わず見入ってしまうことでしょう。

リゾートしらかみ青池編成そんな五能線で活躍する観光列車が、リゾートしらかみ。

秋田駅~弘前駅・青森駅間で、基本的に毎日1日3往復運行しています。

リゾートしらかみもまた、青春18きっぷ利用者に大変人気な観光列車です。

なか
なか
シーズン中は特に賑わってる印象。

青春18きっぷで乗れるお得な列車」にもあるように、数百円追加するだけで乗れることから、お得な豪華列車としても有名。

東北を代表するローカル線として、今日に至ります。

リゾートしらかみについて詳しく知るなら
【初心者向け】リゾートしらかみの料金や時刻表、予約方法など解説
【初心者向け】リゾートしらかみの料金や時刻表・予約方法など解説当ブログ「東北旅びより」では、秋田~青森を走る観光列車「リゾートしらかみ」について、これから乗る人向けに運転日や時刻、料金などの基礎情報から旅行記など詳しくお届けします。...

【五能線 一人旅】普通列車で乗り通し!青春18きっぷで乗りたい絶景車窓の人気路線で沿線を観光

東能代駅から五能線の普通列車に乗車

東能代駅の駅名標旅のスタートは、秋田県の東能代駅。

能代市の中心部からは離れているため、駅周辺は閑散としている印象です。

東能代駅までのアクセス

秋田駅~(奥羽本線で約40分~1時間)~東能代駅

東能代駅には普通列車のほか、快速列車と特急つがる・スーパーつがるも停車します。

東能代駅の待合室東能代駅は五能線の起点の駅。

待合室がリゾートしらかみくまげら編成のデザインになっています。

東能代駅のホームの待合室内にある運転台なんと待合室には運転台も。

「キハ58」と呼ばれる昔のディーゼル車のものをそのまま置いているんだそう。

なか
なか
大人も子どもも大喜びやなこれは。

調べたところ、電源を入れれば電気もつくし警笛も鳴るみたいですね(筆者は試したことはないですが)

東能代駅に停車中の五能線こちらが筆者が乗車する、五能線の普通列車。

キハ40という昔ながらの気動車で、青いラインが特徴のこの車両は「五能線色」という愛称で親しまれています。

深浦駅に停車中の五能線GV-E400系なおキハ40は2021年春に五能線から引退し、現在は新型車両のGV-E400系が使われています。

新型車両のレポートはこちら
深浦駅に停車中の五能線GV-E400系
【GV-E400系 車内レポ】五能線で運用中の新型車両に乗ってきたJR東日本の新型気動車「GV-E400系」に乗車しました。現在は新潟と五能線でのみの運行ですが、2021年3月からは秋田・青森のキハ40系の置き換えとして導入される予定。ここでは車内の様子や運用時刻表、評判などお届けします。...

弘前行きを示すサイドボードサボプレートと呼ばれる、行き先を示す車両側面の表示板。

今ではLEDを使った電光表示板が大半ですから、とてもレアです。

五能線キハ40系の車内昔ながらの4人掛けボックスシートを中心とした車内。

五能線GV-E400系の車内ちなみに現在使われている新型車両の車内はこんな感じ。

通路だけでなくトイレも広々とした、バリアフリーな設計となっています。

なか
なか
五能線らしいブルーのカラーリング。

休日の早朝ということもあり、乗客は数人程度…

少ないお客さんを乗せ、東能代駅を定刻通りに発車します。

東能代駅を出発した五能線の車窓東能代駅の隣駅、能代駅を出発しました。

東能代駅発の列車は、ほとんどが能代駅終点。

能代駅より先は運行本数がガクッと減ります。

なか
なか
まじで少ないから気を付けて。

五能線は基本的に、全線を乗り通す人のことを想定せずにダイヤが組まれています。

もし普通列車で途中下車しながら乗りたい場合は、時間に気を付けて旅程を組んだ方がいいでしょう。

じっくり観光したい場合は、沿線の旅館やホテルで1泊するのがおすすめです。

あきた白神駅東能代駅から約40分、列車はあきた白神駅に到着。

ハタハタ館の入口あきた白神駅で途中下車するなら、八森いさりび温泉ハタハタ館という温泉施設はおすすめ。

施設と駅は跨道橋で繋がっており、1~2分も歩けばすぐ着きます。

なか
なか
駅の近くに温泉があるなんて最高。

あきた白神駅は、リゾートしらかみも停車する駅。

観光がてら日帰り入浴するのもおすすめですし、こちらに宿泊して旅行を楽しむのもアリかと思います。

八森いさりび温泉ハタハタ館のレポートはこちら
ハタハタ館の入口
【八森いさりび温泉ハタハタ館】秋田の海が見える温泉で日帰り入浴秋田県山本郡八峰町の「八森いさりび温泉ハタハタ館」で日帰り入浴をしてきました。五能線のあきた白神駅から徒歩3分ですし、リゾートしらかみも停車するので、鉄道旅がてら立ち寄るのもおすすめです。...

岩館駅の駅舎岩館駅では6分停車するとのことで、外に出てみました。

なか
なか
かっこよすぎるこの駅舎。

岩館駅は秋田県最北端の駅。

次の大間越(おおまごし)駅からは青森県に入ります。

岩館駅を出発すると日本海の絶景区間に突入

岩館駅を出発すると、いよいよ日本海の絶景区間に突入します。

岩館駅から鯵ヶ沢(あじがさわ)駅付近までの約80kmは、海の景色を思う存分に楽しめる区間。

なか
なか
最高。いつまでも見てられる。

東能代駅発の五能線に乗車する場合、進行方向に向かって左側が海側の座席になります。

艫作駅で途中下車して黄金崎不老ふ死温泉へ

艫作(へなし)駅で途中下車。

東能代駅からお世話になった車両をここで見送ります。

なか
なか
ばいば~い!

これぞ普通列車の旅。

何気ない日常すらも、知らない土地では観光の一部になってしまいます。

艫作駅その読み方の難しさから、難読駅名としても有名な艫作(へなし)駅。

なか
なか
初見で読める人おらんやろ。

黄金崎不老ふ死温泉の撮影スポット五能線で途中下車して観光するなら、黄金崎不老ふ死温泉は外せないスポット。

目玉でもある海辺の露天風呂は、様々なメディアで取り上げられるほど有名です。

なか
なか
ずっと来たかったんよねここ。

艫作(へなし)駅からだと徒歩15分ほどの距離。

リゾートしらかみ利用者であれば、ウェスパ椿山駅から無料送迎バスに乗車できます。

黄金崎不老ふ死温泉のレポートはこちら
黄金崎不老ふ死温泉の撮影スポット
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ウェスパ椿山駅黄金崎不老ふ死温泉からは送迎バスに乗車。

艫作(へなし)駅の隣駅、ウェスパ椿山駅まで送っていただきました。

ウェスパ椿山駅は2001年にできた、比較的新しい駅。

観光施設「ウェスパ椿山」の最寄り駅として開業しましたが、残念ながら施設は2020年10月31日をもって閉館に。

現在は「ウェスパ椿山 物産館コロボックル」としてリニューアルオープンしています。

ウェスパ椿山の物産館物産館では、地元の特産品や海産物などが売られていました。

また物販のほか、観光案内所としての機能も果たしているようです。

軽食もとれますし、列車を待ちながら過ごすにはいい場所かも。

深浦駅で途中下車してランチ・観光

深浦駅ウェスパ椿山駅から約15分、深浦駅に到着。

深浦駅は沿線の主要駅のひとつであり、当駅始発の列車も何本か設定されています。

ちょうど位置的にも中間地点といったところ。

途中下車してしばらく観光を楽しもうと思います。

深浦駅に停車中の五能線記念にパシャリ。

このワンシーンも貴重な風景のひとつとなることでしょうから。

深浦まるごと市場深浦駅から徒歩15分、深浦まるごと市場に到着。

海鮮物をはじめ、地元の野菜や特産品、お土産品などが充実しています。

日替わり丼市場内では飲食も可能。

深浦といえばマグロで有名な町ですから、これは食べないわけにはいかない。

深浦まるごと市場のレポートはこちら
深浦まるごと市場
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ふかうら文学館深浦まるごと市場でランチを楽しんだ後は、ふかうら文学館へ。

深浦駅からは徒歩15分、深浦まるごと市場からは徒歩4分とアクセス良好です。

ふかうら文学館の説明書きふかうら文学館は、昭和5年に「秋田屋旅館」として建築されました。

太宰治を始めとする多くの著名人が訪れた施設でしたが、現在は当時の貴重な資料を展示する観光施設として生まれ変わっています。

館内には当時の資料や映像の他に、太宰治が宿泊したとされる部屋が再現されていました。

太宰治の生家として知られる、青森県五所川原市の「斜陽館」とセットで観光する方が多いそう。

なか
なか
けっこう時間つぶせるしおすすめ。

深浦駅出発後もビューポイントは続く

深浦駅に停車中の五能線キハ40系深浦駅からは再び五能線の普通列車に乗車。

深浦駅を出発した後の五能線の車窓深浦駅出発後もビューポイントは続きます。

なか
なか
まじで何なんだこの神ローカル線。

春や夏の穏やかな景色も好きですが、冬の荒々しい波打ちの車窓もおすすめ。

冬は気候の関係上、どうしても運休が発生しやすいもの…

運次第になってしまいますが、でもやっぱりこの風景は冬でなければ見れないです。

機会があればぜひ、冬の五能線にもチャレンジしていただきたいところ。

海辺の絶景秘境駅 驫木駅で途中下車

驫木駅深浦駅から約15分、驫木(とどろき)駅にて途中下車。

なか
なか
ずっと降りたかった憧れの駅。

絶景秘境駅として有名な驫木(とどろき)駅。

2002年春季の青春18きっぷポスターに掲載されて以来、多くの旅行者が訪れる駅となりました。

日本海をバックに木造の駅舎だけがぽつりと佇む様は、まるで映画のワンシーンのよう…

なか
なか
夕日の景色もかなりおすすめ。
驫木駅のレポートはこちら

鯵ヶ沢駅からは内陸部へ

鯵ヶ沢駅深浦駅を出発して約50分、列車は鯵ヶ沢(あじがさわ)駅に到着。

岩館駅から約80kmに渡って続いていた日本海の絶景区間とも、鯵ヶ沢(あじがさわ)駅でお別れ。

再び内陸部を走行します。

五所川原駅鯵ヶ沢駅から約30分、五所川原駅に到着。

津軽鉄道の普通列車五所川原駅からは、日本最北の私鉄として知られる津軽鉄道が発着しています。

春は芦野公園の桜、冬は旅情あふれるストーブ列車…

魅力満載のローカル線です。

青春18きっぷ旅行がてら乗車していく観光客も意外といますし、機会があれば乗車してみるのもおすすめ。

なか
なか
まじで一度乗ってみてほしい。
津軽鉄道の旅行記はこちら
津軽鉄道の普通列車
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川部駅途中の川部駅では、列車の進行方向が変わるため数分停車。

川部駅からは奥羽本線と合流して、終点の弘前駅まで向かいます。

弘前駅に到着した五能線東能代駅から途中下車しながら乗車すること、約10時間…

ついに終点の弘前駅に到着しました。

なか
なか
すごく濃い10時間だった。

リゾートしらかみに乗車するのもいいですが、普通列車でしか味わえない良さを十分に感じることができました。

また乗りに来ようと思います。

【五能線 一人旅】普通列車で乗り通し!青春18きっぷで乗りたい絶景車窓の人気路線で沿線を観光|まとめ

以上、今回は「【五能線 一人旅】普通列車で乗り通し!青春18きっぷで乗りたい絶景車窓の人気路線で沿線を観光」という内容でお届けしました。

所要時間はかかるものの、普通列車だからこその良さがあります。

なか
なか
五能線普通列車乗り通し旅、最高におすすめ。
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当ブログの筆者。鉄道一人旅が趣味。北海道&東日本パスを使った東北一周旅行をきっかけに、東北のローカル線にドハマりしました。ブログでは東北の絶景ローカル線の他、沿線のグルメ情報や、実際に利用したお得な切符情報などもお届けしています。詳しいプロフィールはこちらから。
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