どうも、青春18きっぷヘビーユーザーの筆者なか()です。 @naka_travel
列車旅の醍醐味と言えば、海の見える車窓。
これまでに東北各地で鉄道旅をしてきた筆者ですが、東北には海が見える絶景路線がけっこうあるんです。
そこで本記事は「旅ブロガーがおすすめしたい海が見える東北の鉄道路線7選」という内容でお届けしていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
旅ブロガーがおすすめしたい海が見える東北の鉄道路線7選
五能線
五能線は川部駅~東能代駅の約147kmを結ぶ路線。
ですが実際は川部駅から先の弘前駅まで直通しています。
五能線の車窓からpic.twitter.com/EETRo11iG7
— 東北旅びより@東北の鉄道旅行メディア (@tohoku_travel) July 2, 2020
海沿いを走るローカル線で、日本海の絶景を車窓から見れるのが最大の魅力。
また沿線の驫木駅は、その景色の良さから青春18きっぷのポスターに選出されたことも。
日の入りの景色が特に綺麗なことで有名です。
秋田駅~青森駅間では「リゾートしらかみ」という観光列車が五能線経由で走っています。
東北を代表する観光列車として全国的に有名です。
五能線の途中駅、千畳敷駅にて。
リゾートしらかみは、沿線の観光名所で数十分停車してくれます。
青春18きっぷや北海道&東日本パス利用者なら指定席券(530円)を買うだけで乗れるので、乗り得な列車とも言えますね。


常磐線
常磐線は日暮里駅(東京)~岩沼駅(宮城)を結ぶ路線で、路線距離はなんと343.7㎞。
実際は岩沼駅から先の仙台駅まで、日暮里駅から先の上野駅・品川駅まで直通しているため、走行距離はもう少し長いです。
常磐線は2011年の東日本大震災以降、不通区間がある状態が続いてましたが…
2020年3月14日、ついに全線で運転を再開しました。
9年ぶりに、仙台~都内直通の常磐線特急ひたちも復活しました。
約4時間の特急列車での鉄道旅も、とても面白いです。

常磐線は太平洋に沿って走る路線。
他の路線に比べるとかなり少ないですが、所々で海が見えます。
晴れた日はとても見晴らしが良いです。
仙台~東京間を青春18きっぷで移動する場合、東北本線を利用するのが一般的。
一味違った車窓を楽しみたい場合は、常磐線で仙台~東京間を移動するのもおすすめです。

仙石線
仙石線は、あおば通駅から仙台駅を経由し、石巻駅までを結ぶ路線。
通勤、通学利用者も多く、宮城県民の生活の足として活躍しています。
途中、車窓からは日本三景で有名な松島が見れます。
陸前大塚駅~陸前富山駅間は特に綺麗に見えますよ。
松島付近では東北本線と並走するため、東北本線に乗っていても車窓から松島が見えるんです。
ですが仙石線の方が海岸沿いを走るので、車窓をより楽しめます。

津軽線
津軽線は青森県の青森駅~三厩駅の約56kmを結ぶ路線。
青森駅~蟹田駅間
蟹田駅~三厩駅間
ほとんどの列車が、上記の区間で分かれて運行しています。
秘境感漂う沿線風景から、巷では「最果てのローカル線」とも言われています。
厳密に言うと、最果てのローカル線は津軽線ではなく、同県を走る大湊線なのですが…
(本州最北端の駅である下北駅が沿線内にあるため)
津軽線の方があまりにも最果て感満載の車窓なので、このように言われているのだとか。
新海はTwitterで「学生時代に何度かひとり旅をして、東北、青森は静かで美しい場所だなあと思っていたんです」「ヒロキたちが使っている津軽線沿いの駅は実在のものです」と述べている。
引用:Wikipedia
「君の名は」「天気の子」などを手掛けたアニメーターとして有名な新海誠監督。
実は津軽線沿線が、新海誠監督が手掛けた作品の舞台となっているんです。
「雲のむこう、約束の場所」という作品内で、津軽線沿線の風景が使われています。
車両は、国鉄時代から使われているキハ40系というもの。
もう40年以上も活躍している車両です。
レトロな車内、軽快なエンジン音が旅情をそそります。
車窓から見える津軽海峡。
快晴の日の景色は特に素晴らしいです。
まさにローカル線の旅のイメージにピッタリな路線なので、とてもおすすめですよ。

八戸線
八戸線は青森県の八戸駅と、岩手県の久慈駅の約65kmの区間を結ぶ路線。
八戸駅~鮫駅間には「うみねこレール八戸市内線」という愛称がつけられています。
八戸線
青森県の八戸駅と岩手県の久慈駅を結ぶ路線。太平洋に沿って走るので、車窓からは海が見える。以前はキハ40系という車両が使われていたが、2017年12月にキハE130系に置き換えられた。 pic.twitter.com/XzHqNXiGTB— 東北旅びより@東北の鉄道旅行メディア (@tohoku_travel) May 15, 2020
現在は旧型車両のキハ40系に代わり、キハE130系が運用されてます。
車両は変わってしまったものの、車窓の絶景は健在。
太平洋に沿って走る路線なので海が見えます。
海だけでなく険しい山中を進む区間もあり、車窓の見ごたえは抜群。
沿線には蕪島や種差海岸といった観光名所もあるので、途中下車して観光を楽しむのもいいですね。

三陸鉄道リアス線
三陸鉄道リアス線は、岩手県の盛駅~久慈駅間の163kmを結ぶ路線。
- 盛駅~釜石駅間→南リアス線
- 宮古駅~久慈駅間→北リアス線
以前は上記のように分かれていました。
2019年3月からはJR山田線の宮古駅~釜石駅間を引き継ぎ、現在は全国最長の第三セクター鉄道として活躍しています。
山を越え、トンネルを抜ければ大海原…
リアス式海岸の複雑で美しい風景は必見です。
沿線の宮古市、釜石市、大船渡市は魚の街としても知られています。
大船渡駅からだと徒歩圏内に大船渡魚市場があるので、観光がてら立ち寄るのもいいですね。

羽越本線
羽越本線は、新津駅(新潟県)から酒田駅(山形県)を経由し、秋田駅までの約271kmを結ぶ路線。
日本海に沿って走る路線なので、車窓からは日本海が見えます。
山形県と新潟県の県境の辺りが特に綺麗です。
酒田駅~新潟駅間では、海里という観光列車が羽越本線、白新線経由で走ってます。
今月デビューしたばかりの観光列車 海里の絶景車窓をちょっとだけ公開🚃 pic.twitter.com/nJUlAxUZCu
— なか@東北旅びより (@naka_travel) October 24, 2019
青春18きっぷや北海道&東日本パスの他に、指定席券(840円)があれば乗車可能。
車内の設備も充実しているので、列車旅を楽しむにはうってつけです。

旅ブロガーがおすすめしたい海が見える東北の鉄道路線7選|まとめ
以上、今回は「旅ブロガーがおすすめしたい海が見える東北の鉄道路線7選」という内容でお届けしました。
ぜひ、お好みの鉄道路線を見つけていただけたら幸いです。
路線名 | おすすめ度 | 都道府県 | 始発駅 | 終着駅 | 路線内で運行する観光列車 | 特に車窓がおすすめの区間 |
---|---|---|---|---|---|---|
五能線![]() | 青森県 秋田県 | 東能代駅 | 弘前駅 | リゾートしらかみ | 岩館駅~鯵ヶ沢駅 | |
常磐線![]() | 宮城県 福島県 茨城県 千葉県 東京都 | 品川駅 上野駅 | 仙台駅 | ― | 久ノ浜駅~四ツ倉駅 | |
仙石線![]() | 宮城県 | あおば通駅 | 石巻駅 | ― | 陸前大塚駅~陸前富山駅 | |
津軽線![]() | 青森県 | 青森駅 | 三厩駅 | ― | 瀬辺地駅~蟹田駅 津軽浜名駅~三厩駅 | |
八戸線![]() | 青森県 岩手県 | 八戸駅 | 久慈駅 | TOHOKU EMOTION | 鮫駅~陸奥白浜駅 陸中八木駅~有家駅 | |
三陸鉄道リアス線![]() | 岩手県 | 盛駅 | 久慈駅 | ― | 堀内駅~白井海岸駅 織笠駅~吉里吉里駅 唐丹駅~吉浜駅 | |
羽越本線![]() | 秋田県 山形県 新潟県 | 新津駅 | 秋田駅 | 海里 | あつみ温泉駅~桑川駅 |


