三連休東日本・函館パスを利用して、八戸線に乗車して沿線を観光してきました。
東北には海が見えるローカル線が数多くありますが、八戸線もそのひとつ。
太平洋に沿って走るため車窓の景色が良く、ローカル線の旅情を十分に楽しめます。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- 八戸線の使用車両・車内について
- 八戸の観光スポット「蕪島・蕪嶋神社」について
- 八戸線の乗車におすすめの切符について
ぜひ参考にしてみてくださいね。
八戸線とは?
八戸駅~鮫駅間には「うみねこレール八戸市内線」という愛称がつけられています。
- 八戸駅~鮫駅間:通勤、通学路線
- 鮫駅~久慈駅間:海が見える絶景ローカル線
このように、八戸線は区間によって特徴が変わるのがとても面白いです。
海のイメージが強い八戸線。実は海の他にも田園風景や市街地、山、漁港みたいな感じで、次々と車窓が映り変わっていく面白い路線なんだよね。乗ってて楽しいしすごく好き。 pic.twitter.com/QVArhRB4jK
— なか@東北旅びより (@naka_travel) October 18, 2020
また海だけでなく険しい山中を進む区間もあり、車窓の見ごたえは抜群。
沿線には蕪島や種差海岸といった観光名所もあるので、途中下車して旅行するのもいいですね。
八戸線の使用車両・車内について
キハ40系

キハ40系は国鉄時代に製造された車両。
2018年に車両がキハE130系に統一されるまでは、キハ40系が八戸線内で活躍していました。
ローカル線の旅にこれほどマッチする車両は、なかなかないと思います。
非冷房車、今じゃ全然見ないけど旅情を感じられてけっこう好きだったんだよなあ… pic.twitter.com/k6gj3Qtzjy
— なか@東北旅びより (@naka_travel) July 9, 2020
八戸線のキハ40系は、冷房ではなく扇風機が備え付けられていたのが特徴的でした。
個人的には「趣があっていいなあ~」と思ってましたし、キハ40系の引退も本当に残念な気持ちになりましたが…
この車両を毎日利用する方々からすれば、いくら青森と言えども夏は相当厳しかったでしょう。

キハE130系
水郡線や久留里線でも使われています。
そしてウミネコのロゴマーク。
まさに八戸線にピッタリの車両だと感じます。
車椅子対応の洋式トイレが設置されています。
通路は広々としています。
4人掛けと2人掛けのボックスシートが並んでいます。
【八戸線 旅行記】海が見えるローカル線に乗って沿線を観光
八戸駅から八戸線に乗車
ここから八戸線に乗って、終点の久慈駅まで向かいます。
ただ久慈駅まで乗り通すのはもったいないので、鮫駅で下車して周辺を観光するとしましょう。
東北本線と分岐し、久慈方面へと向かいます。
そのため、車窓からは田園風景や市街地の景色がよく見れます。
余談ですが、実は八戸市の街の中心部は、八戸駅周辺ではなく本八戸駅周辺なんです。
観光するなら、本八戸駅周辺の方が断然おすすめです。
宿泊施設や飲食店がかなり揃っているので、拠点として利用しやすいかと思います。
八戸には特に有名な朝市が2つありまして、それが「舘鼻岸壁朝市」と「陸奥湊駅前朝市」というもの。
陸奥湊駅前朝市は駅の目の前でやっているので、かなりアクセス抜群です。
早起き必須ですが、一度は行く価値アリです。

鮫駅で下車 蕪島・蕪嶋神社を観光
久慈行きの八戸線が来るまで時間があるので、蕪島・蕪嶋神社に行ってみようと思います。
地名は「蕪島」ですが、神社名は「蕪島神社」ではなく「蕪嶋神社」と表記します。

鮫駅という名前なだけあって、駅前にはサメのモニュメントが設置されています。
気のせいですかね…ものすごく神聖な雰囲気が漂っているように感じられます…
ちなみに、蕪島はウミネコの繫殖地にもなっているんです。
ただ、ウミネコがいるのは大体3月から8月頃まで。
蕪島神社は2019年末に再建されたため、建物がすごく新しいです。
鮫駅から久慈行きの八戸線に乗車
鮫駅からは再び八戸線に乗車し、終点の久慈駅を目指します。
一気に絶景ローカル線の景色へと変貌します。
特に鮫駅~陸奥白浜駅間は景観がよく、青春18きっぷのポスターにも選出されているんです。
ちなみに海側の席に座りたい場合は、以下を参考にしていただけると幸いです。
- 八戸発:進行方向左側が海側の座席
- 久慈発:進行方向右側が海側の座席
種差海岸も、八戸の有名観光スポットのひとつ。
国の名勝にも指定されています。

階上町は、八戸線沿線では比較的大きめの街。
そのためか乗客が一気にこの駅で降りていきました。
次の角の浜駅からは岩手県に入ります。
八戸線の車窓から pic.twitter.com/8tnrllDtAb
— 東北旅びより@東北の鉄道旅行メディア (@tohoku_travel) October 27, 2020
宿戸駅~陸中中野駅間では、再び車窓から太平洋が見えるようになります。
八戸線沿線では、宿戸駅~陸中中野駅間の辺りが一番海に近いです。
線路自体は南側へ続いていますが、久慈駅からは三陸鉄道リアス線になります。

【おすすめ切符】八戸線での旅行に使いたいフリーパス
青春18きっぷ
- バス・ラピッド・トランジット(バス高速輸送システム)の略
- バス専用道などを走ることで、路線バスよりも速達性、定時性を確保できる
- 現在、JRが運営するBRTは気仙沼線BRT、大船渡線BRTの2つ


青春18きっぷといえばフリー切符の王道ですね。
JRの路線なら日本中どこでも行けるので、鉄道を乗り継いで北海道から九州へ行くことだってもちろん可能。
12,050円で発売されているので、1日あたり2,410円分使えば元を取れる計算です。

北海道&東日本パス
北海道東日本パス、北東パスと略されることも多いですね。
11,330円で発売されているので、1日あたり約1,620円という計算になります。
北海道、東北方面で鉄道旅をするときは特におすすめです。

秋の乗り放題パス
青春18きっぷの秋バージョンと言ってもいいですね。
JRの路線であれば日本中どこへでも行けてしまうので、とても便利ですよ。

三連休東日本・函館パス
その名の通り、三連休限定で使えます。
三連休東日本・函館パスの魅力は何と言っても、乗れる路線の多さ。
JRだけでなく、第三セクターの鉄道路線にも乗れてしまいます。
- JR東日本全線
- JR北海道の一部路線(北海道新幹線の新青森~新函館北斗間、函館本線の函館~森間)
- 道南いさりび鉄道全線
- 青い森鉄道全線
- IGRいわて銀河鉄道全線
- 三陸鉄道リアス線全線
- 北越急行ほくほく線全線
- 伊豆急行線全線
- えちごトキめき鉄道線の一部路線(新井~直江津間)
三陸鉄道リアス線が対象路線に入ってるのが、とてもありがたいですね。

【八戸線 旅行記】海が見えるローカル線に乗って沿線を観光|まとめ
以上、今回は「【八戸線 旅行記】海が見えるローカル線に乗って沿線を観光」という内容でお届けしました。
八戸線は車窓の景色がよく、沿線には観光名所が多いのでおすすめです。
機会があればぜひ、八戸線に乗車してみては?



