ここでは高速バス「仙台駅前-一ノ関線」の乗車レポートをお届けしていきます。
仙台駅前-一ノ関線は、その名の通り宮城県仙台市~岩手県一関市を結ぶ高速バス。
所要時間は新幹線に軍配が上がるものの、料金がとにかくリーズナブル。
そのうえ
- リクライニングシート完備
- 冷暖房完備
- 一部車両はフリーWi-Fi・コンセントあり
このように快適性も抜群。
岩手旅のお供に、または鉄道旅行のちょっとしたスパイスとして使ってみるのもアリかもしれません。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- 高速バス 仙台駅前-一ノ関線のおすすめポイント
- 高速バス 仙台駅前-一ノ関線のチケット売り場について・予約方法
- 高速バス 仙台駅前-一ノ関線の乗車レポート
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ここがよかった!高速バス 仙台駅前-一ノ関線のおすすめポイント
宮城県仙台市~岩手県一関市を結ぶ高速乗合バス、仙台駅前-一ノ関線。
実際に乗車してみて感じたおすすめポイントを簡単にまとめると、以下の通り。
- 新幹線よりも安い
- 一部車両はフリーWi-Fiあり
- リクライニングシート完備
それぞれ詳しく紹介していきます。
新幹線よりも安い
交通手段 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
高速バス (仙台駅前-一ノ関線) | 片道:1,600円 | 1時間半 |
東北新幹線 (やまびこ号) | 自由席:3,560円 指定席:4,290円 | 約30分 |
在来線 (東北本線) | 片道:1,690円 | 1時間半~1時間45分 |
仙台市~一関市の主な公共交通機関をまとめると、以上の通り。
表を見ると、速さは新幹線が圧倒的…
しかし料金面を考えると、やはり高速バスに軍配が上がります。
仮に仙台駅~一ノ関駅を往復する場合
- 新幹線:7,120円
- 高速バス:2,900円
このように4,000円以上もの差が発生します。
高速バスと在来線を比べても、所要時間にそこまで違いがあるわけではないですし…
つまりリーズナブルだけど、かと言って特別遅いわけでもない。
言わばちょうどいい移動手段なんです。
一部車両はフリーWi-Fi・コンセントあり
高速乗合バス、仙台駅前-一ノ関線の一部車両にはフリーWi-Fiがついてます。
通信速度もさほど悪くないですし、車内で音楽を聴いたり、ネットサーフィンをする分には特に不便はないかと。
コンセントも付いているのであれば、長時間の乗車もそこまで苦にはならなそうですね。
リクライニングシート完備
高速乗合バス、仙台駅前-一ノ関線の車内はこんな感じ。
4列シートのごく一般的な高速バスの仕様です。
仙台駅~一ノ関駅間を走る列車は、基本的に座席が1列に並んだロングシートのものがほとんど。
- 車内で乗客が立てる場所が広い
- 乗降が比較的ラクチン
このようにロングシートにもメリットはあるものの、旅行時にこれらが活かされるかと考えると…
正直、ロングシートの車両は長時間の移動にあまり向いていません。
また仙台駅~一ノ関駅間を在来線で移動する場合、途中の小牛田駅で乗り換えが発生することが多いです。
それを踏まえれば
- 乗り換えなし
- 冷暖房完備
- リクライニングシート完備
これらだけでも、高速バスを選ぶ価値は十分にあるかと思います。
高速バス 仙台駅前-一ノ関線の料金・チケット売り場・乗り方
料金
片道 | 1,600円 |
---|---|
往復(2回券) | 2,900円 |
5回券 | 6,900円 |
高速バス 仙台駅前-一ノ関線は、予約不要の高速乗合バス。
そのため予約の手続きなどはせず、そのまま乗車してしまってOK。
ただし座席は先着順のため、時間に余裕をもってバス停に行くことをおすすめします。
チケット売り場
仙台駅から乗車する場合
チケットの購入場所が設けられていないので、車内の乗務員から購入しなければいけません。
片道のみで利用する場合は、降車時に現金で支払うことになります。
一ノ関駅から乗車する場合
- 一ノ関駅前ロータリー内「岩手県交通バスセンター」
- ローソン一関インター店のカウンター
以上の場所で高速バスのチケットを購入可能。
ちなみにこちらが岩手県交通のバスセンター。
一ノ関駅西口を出てすぐ左側にあります。
バス乗り場
仙台駅から乗車する場合
旧さくら野百貨店仙台店前、32番乗り場から発着しています。
仙台駅前と言いつつも、ほんの少し離れているため時間に余裕をもって並んだ方がいいかもしれません。
一ノ関駅から乗車する場合
一ノ関駅西口を出てすぐ左側、1番のりばから発着しています。
2020年末までは「新大町角」というバス停が実質、一ノ関駅前の役目を果たしていました。
現在は廃止されています。
「新大町角」は駅から200mくらいしか離れていないんですが、少しでも乗り場が近くなってくれるのはありがたいですね。
よほどの繁忙期でない限り「座席がない!!」なんてことにはならないでしょうが、不安な場合はできるだけ早めに並んでおいた方がいいかもしれません。
【乗車記】高速バス 仙台駅前-一ノ関線|仙台市~一関市を格安で移動するならおすすめ
仙台駅前から仙台駅前-一ノ関線に乗車
旅の始まりは仙台駅。
宮城県仙台市の代表駅で、東北新幹線のほか、東北本線、常磐線など合計7路線が乗り入れています。
今回は鉄道旅ではなくバス旅。
仙台駅西口のペデストリアンデッキを進み、旧さくら野前のバス乗り場までやってきました。
仙台駅前-一ノ関線は、こちらの「旧さくら野百貨店仙台店前32番のりば」からの発車です。
バス停の名称は「仙台駅前」とはなっているものの、バス停はほんの少し離れた場所にあります。
しかも初見だと道に迷う可能性大です。
時間に余裕をもって行動するのがおすすめですね。
仙台駅前-一ノ関線の車内
発車の3分前くらいにバス停へ入線した仙台駅前-一ノ関線。
車内は4列シートが並んだ一般的な観光バス仕様ですね。
足元は一般的な高速バスと同じくらいの広さ。
特に狭くもなく、広くもなくといった感じですね。
1時間半しか乗らないですし、筆者はそこまで気になりません。
座席正面には、荷物を入れるポケットとドリンクホルダー。
座席上部の空調と照明。
終点以外のバス停で降りたい場合、上部の降車ボタンを押すようになります。
車内前方の料金表で、目的地までの料金がわかります。
仙台駅~一ノ関駅間の料金は片道1,600円。
- 片道利用の場合 降車時に現金で支払う
- 回数券を使いたい場合 降車時に運転手さんに伝えて購入
以上のような形となっています。
車内にトイレはありません。
また途中トイレ休憩のために一度パーキングエリアに停まりますが、降車ボタンでのお知らせがない場合は通過してしまうのでご注意を!
仙台駅前を出発して東北自動車道へ
仙台駅前-一ノ関線は、定刻通りに仙台駅前を出発。
駅前通りを抜け、仙台市中心部のメインストリートのひとつである広瀬通りを進みます。
乗車率は3割程度といったところでしょうか。
この時はGWやお盆などの繫忙期ではないですし、ましてや平日の日中ですからね。
まあこんなもんでしょう。
なおこれより先、停車するバス停は以下の通り。
- 広瀬通一番町
- イオン一関前
- 合同庁舎前
- 一ノ関駅
仙台駅から3分ほどで広瀬通一番町(フォーラス前)に到着。
こちらからは3~4人程度乗車しました。
宮城県内で停車するバス停は広瀬通一番町まで。
ここからは仙台市の中心部を抜け、しばらく仙台西道路を進みます。
仙台駅から約15分。
仙台宮城インターより東北自動車道へ入ります。
ここから一関インターまでは約1時間程度。
仙台駅前-一ノ関線は、のどかな風景が広がる東北自動車道をひたすら北へ進みます。
途中、志波姫パーキングエリアにてトイレ休憩があります。
ただ降車ボタンでのお知らせがない場合、そのまま立ち寄らずに通過してしまうので注意が必要ですね。
バス内にはトイレが付いていませんし、これだけは気を付けておきたいところ。
仙台宮城インターから約1時間、仙台駅前-一ノ関線は一関インターに到着。
しばらく国道342号線を進みます。
一関市内最初のバス停、イオン一関前に到着。
その名の通り、イオン一関店の最寄りバス停です。
この辺りが一関市の中心部なのでしょうか?
スーパー銭湯や飲食店、病院など多数の施設が密集しているように感じました。
イオン一関前から3分ほどで合同庁舎前に到着。
岩手県交通の路線バスも同様の場所に停車するようで、こちらは「竹山」という名称のバス停になっているみたいですね。
磐井川を渡れば、終点の一ノ関駅はもう間もなくです。
終点の一ノ関駅前に到着
仙台駅から約1時間半、終点の一ノ関駅に到着。
一ノ関駅のすぐ目の前で発着しているため、鉄道への乗り換えもそこまで時間がかかりません。
今回は往復利用する予定だったため、2回券を購入。
買い方は簡単で、降車時に運転手さんへ「2回券を買いたい」と伝えればOK。
仙台市~一関市を結ぶ高速乗合バス、仙台駅前-一ノ関線。
新幹線よりリーズナブルで、在来線よりも快適…
まさに超ちょうどいい移動手段だということがわかりました。
岩手旅のお供に、または鉄道旅行のちょっとしたスパイスとして使ってみるのもアリかもしれません。
【乗車記】高速バス 仙台駅前-一ノ関線|仙台市~一関市を格安で移動するならおすすめ|まとめ
以上、今回は「【乗車記】高速バス 仙台駅前-一ノ関線|仙台市~一関市を格安で移動するならおすすめ」という内容でお届けしました。
- 仙台市~一関市を結ぶ高速バス
- リーズナブルな移動手段
- 一部車両はフリーWi-Fi・コンセントあり
宮城県仙台市~岩手県一関市を結ぶ高速乗合バス、仙台駅前-一ノ関線。
新幹線よりリーズナブルでありながら、リクライニングシートや冷暖房完備。
まさに超ちょうどいい移動手段だということがわかりました。
岩手旅のお供に、または鉄道旅行のちょっとしたスパイスとして使ってみるのもアリかもしれません。