宮城県気仙沼市「サンマリン気仙沼ホテル観洋」の宿泊レポートをお届けします。
サンマリン気仙沼ホテル観洋は、気仙沼市の港町に位置するホテル。
海が見えるだけでなく、地元グルメや温泉も楽しめる素敵な宿です。
仙台駅から無料シャトルバスが発着していますし、アクセス抜群ですよ。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- サンマリン気仙沼ホテル観洋の宿泊レポート・旅行記
- サンマリン気仙沼ホテル観洋の口コミ・評判
- サンマリン気仙沼ホテル観洋の施設情報
ぜひ参考にしてみてくださいね。
【宿泊記】サンマリン気仙沼ホテル観洋|海が見える温泉宿!一人旅にもおすすめ
仙台駅から無料シャトルバスに乗車
旅の始まりは仙台駅。
宮城県仙台市の代表駅で、東北新幹線のほか、東北本線、常磐線など合計7路線が乗り入れています。
今回宿泊するサンマリン気仙沼ホテル観洋までのアクセス方法は、主に以下の4パターンが挙げられるでしょう。
交通手段 | 料金(片道) | 所要時間 |
---|---|---|
シャトルバス (仙台駅~ホテル) | 0円 | 約2時間半 |
車 (三陸自動車道経由) | 1,080円 (仙台東IC~気仙沼中央IC) | 約2時間 |
高速バス (仙台駅~気仙沼駅) | 2,100円 | 約3時間 |
鉄道 (新幹線・大船渡線経由) | 4,950円~ | 約2時間 |
2022年から、仙台駅~サンマリン気仙沼ホテル観洋を結ぶ無料シャトルバスが新たに運行開始しました。
- 南三陸ホテル観洋
- サンマリン気仙沼ホテル観洋
- 気仙沼プラザホテル
以上のホテルに宿泊する場合、無料シャトルバスを利用できます。
せっかくの機会ですし、今回は無料シャトルバスでホテルまで向かってみようかと。
無料シャトルバスが発着しているのは、仙台駅東口のバスのりば。
バスは一般的な観光バスタイプのもの。
乗車当日の予約人数によって車両が変わるらしいので、予約が少ない日だとマイクロバスになったりするのかもしれませんね。
とは言っても、おそらく観光バスタイプの車両が使われる日がほとんどかと思います。
乗務員さんに予約時の名前を伝え、さっそくシャトルバスの車内へ。
バスは4列に座席が並んだ一般的な高速バス仕様のものですね。
足元は一般的な高速バスよりもやや広めに感じます。
5~6時間も乗ってるわけじゃないですし、筆者はまったく気になりませんでした。
仙台駅時点での乗車率はこんな感じ。
窓側はほぼ満席といったところでしょうか。
平日ではあったものの、利用客はそこそこいるようです。
それもそうでしょう。
- 乗車料金ゼロ
- 現地直行
- 乗り換えなし
控えめに言って神がかってます。太っ腹すぎる。
定刻通りに仙台駅を出発したシャトルバス。
駅前の宮城野通を抜け、しばらく国道45号線を進みます。
仙台港北インターから三陸自動車道へ。
ここから途中の桃生津山インターまで高速道路を走行します。
利府ジャンクションにて東北自動車道、仙台北部道路と分岐。
引き続き三陸方面へ向けて北に進みます。
仙台駅から約1時間、矢本パーキングに到着。
ここで10分ほど休憩をとります。
パーキングにコンビニ等はないですが、自販機とトイレはあるようでした。
矢本パーキングから約20分、桃生津山インターで下車。
ここからはしばらく国道45号線を走行します。
「三陸」と聞くと海のイメージが強いですが、実は山の風景も楽しめるのも特徴のひとつ。
この辺りはどちらかと言えば、田園地帯や険しい山間部の車窓を眺められます。
車窓からは気仙沼線BRTの道路やトンネルを眺めることも。
東日本大震災の影響で、沿線のほとんどがバス転換となった気仙沼線。
現在は道路として整備されている区間でも、所々で鉄道が走っていた痕跡を確認できますね。
気仙沼線BRTの陸前戸倉駅付近を通過すると、すぐに志津川湾が見えてきます。
南三陸町の中心部、志津川に位置する湾。
寒流と暖流が混ざり合う独特な環境のおかげで、冷たい海と暖かい海の生き物両方がみられるんだとか。
またこの辺りには、国の天然記念物と絶滅危惧種に指定されているコクガンやオオワシなどの希少な水鳥が毎年冬を越しにやってきます。
少し進むと、車窓から震災遺構である「高野会館」「南三陸町防災対策庁舎」を眺めることも。
系列店である南三陸ホテル観洋では、震災遺構を巡る語り部バスを運行中とのこと。
宿泊者限定で、特別に高野会館の中まで案内してもらえるコースもあるみたいです。
仙台駅から約1時間半、シャトルバスは系列店の南三陸ホテル観洋に到着。
ほとんどの乗客はこちらで下車するようでした。
ちなみに停車している間、トイレに行くことも可能です。
南三陸ホテル観洋を出発し、シャトルバスは再び高速道路へ。
南三陸海岸インターから三陸自動車道に入ります。
南三陸ホテル観洋から気仙沼の各ホテルまでは、およそ40~50分ほど。
国道45号線に沿うように、ひたすら三陸の山間部を走ります。
気仙沼港インターで下車し、気仙沼市の港町が見えてくると、ホテルはもう間もなく。
仙台駅から約2時間半、シャトルバスは気仙沼ホテル観洋に到着。
程なくして、シャトルバスは終点の気仙沼プラザホテルへ向けて出発していきました。
まさかここまで交通費ゼロで来れてしまうなんて…
しかもバスを降りればすぐホテル。
その他の交通機関だと、もちろん気仙沼までの交通費がかかりますし、最寄り駅・バス停からも地味に時間かかりますからね…
シャトルバス、控えめに言って超おすすめです。
チェックイン
さっそくチェックイン。
ロビーは非日常感のある上品な雰囲気です。
館内奥には売店もありました。
気仙沼に関連するグルメやグッズなどが一通りそろっています。
気仙沼ホテル観洋のチェックイン時間は15時から。
シャトルバスがホテルに到着するのは大体16時頃ですし、ちょうどいい時間帯ですね。
なお料金はチェックアウト時の支払いなので、館内の説明を受け客室の方へ向かいます。
客室(山側洋室シングル)
部屋は洋室シングルルームを予約。
気仙沼ホテル観洋では最も狭いタイプの客室で、ビジネスや一人旅での利用におすすめとのこと。
和室などと比べれば窮屈かもしれませんが、特別狭いというわけでもありません。
一人で利用する分には何不自由なく過ごせます。
デスク周りはこんな感じ。
ポット、ティッシュ、冷蔵庫など一通りの備品は揃っています。
デスクにはお茶菓子も用意されていました。
「塩の舞」という塩入り花豆ようかん。
ようかんの中に甘納豆のようなものが入っており、甘じょっぱいテイストがクセになります。
一人用サイズのベッド。
ベッド付近にあるコントロールパネルで部屋のライトの明るさを調節できます。
ベッドに浴衣、タオルが用意されていました。
大浴場にはタオルの用意がないので、部屋から持参していくようになります。
こちらがユニットバス。
とてもきれいで、細かいところまで清掃が行き届いている印象でした。
客室からの眺めはこんな感じ。
「山側の部屋のため海は見えない」とのことでしたが、完全に山しか見えないというわけでもないんですね。
たまたま部屋割りが良かっただけかもしれませんが。
港町の景色は大好きなので、個人的にはいい感じです。ラッキー。
ちなみに海の景色をより楽しみたい場合は和室、和洋室を予約するのがおすすめです。
気仙沼ホテル観洋は、全客室禁煙。
そのため喫煙する際は、2階の喫煙室を利用することになります。
こちらは自販機。
アルコール類、ソフトドリンクなど一通り揃っています。
海水のように体が浮かぶ気仙沼温泉
温泉があるのは1階。
男性浴場はリアスの湯、女性浴場は鼎の湯という名称になっています。
内湯、露天風呂が男性浴場、女性浴場にそれぞれひとつずつ用意されています。
お湯の温度は40~41度くらいでしょうか?
つい長湯してしまいたくなるような、ちょうどいい湯加減でした。
気仙沼温泉は、2005年に開湯した比較的新しい温泉。
地下1,800メートルから湧き出る深層天然温泉です。
高濃度塩化物泉なので、海水の様にしょっぱい味がするんだとか。
口は付けてないので味は分かりませんが、ほんのり潮の香りがするお湯でした。
また、海のように体を浮かせながら入浴できることから「ぷかぷか温泉」とも呼ばれているんだそう。
泉質は、ナトリウム・塩化物強塩泉および高張性中性冷鉱泉。
血行が促進され、体内からよく暖まるのが特徴的なお湯です。
冷え性やアトピー性皮膚炎などに効果があるとのこと。
ちなみに脱衣所にあった設備、アメニティは以下の通り。
- ドライヤー
- ティッシュ
- 綿棒
- ヘアトニック・ヘアリキッド
- 化粧水
貴重品用の小さい鍵付きロッカーもあるので、財布やスマホなどの小物を入れるのに使えそうです。
朝食バイキング
朝食会場は2階。
明るい空間で港町の景色を楽しみながら食事を楽しめます。
スタッフに方に案内していただき、さっそく席へ。
朝食はバイキング形式ですが、予めお膳が用意されていました。
その他のメニューはお好みで持ってくる…という形のようです。
ということで気になった品物を片っ端から取ってきました。
さすが港町、気仙沼。
臭みがなく、とても新鮮なマグロの刺身です。
メカジキのお茶漬け
牡蠣グラタン
中でも筆者のおすすめは、メカジキのお茶漬けと牡蠣グラタン。
気仙沼と言えばサンマ、カツオ、フカヒレなどの水揚げ量がトップクラスなことで有名ですが、実はメカジキもそのうちのひとつ。
脂がのったジューシーなメカジキに、旨味たっぷりのダシとさっぱりとした柚子胡椒がよく合います…
優しい味わいなので朝食にぴったりですね。
そして牡蠣グラタンは、その名の通り牡蠣が入ったグラタン。
なんと中に牡蠣が丸ごと一個入ってます。
プリっとした触感の牡蠣に濃厚なグラタンがマッチしていて、これがかなりクセになりますね…
気仙沼 海の市で観光
帰りもシャトルバスに乗車する場合、以下の2ルートから選択可能です。
復路① (ショッピングコース) | 復路② |
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8:30 気仙沼ホテル観洋発 ↓ 海の市でショッピング ↓ 復路②と合流 ↓ 12:00頃 仙台駅着 | 9:15 気仙沼ホテル観洋発 ↓ 海の市 (復路①と合流) ※ショッピングは不可 ↓ 12:00頃 仙台駅着 |
今回はせっかくなので、海の市のショッピングコースの便を利用してみようかと思います。
気仙沼ホテル観洋から2~3分ほどで海の市に到着。
海の市にはシャークミュージアムや氷の水族館など、気仙沼の有名な観光施設が併設されています。
シャークミュージアム、氷の水族館はどちらも10時開店。
時間的にショッピングくらいしかできないので注意が必要です。
施設に到着してまず目に入ったのが、津波の到達点を示すマーク。
4~5mはあるでしょうか。
人ひとりは余裕で飲み込まれてしまうほどの高さです。
気仙沼市内湾地区についての案内。
内湾地区は港町に位置することから、東日本大震災では多くの商店、住宅などが津波の被害を受けました。
しかしあれから10年近く経ち、住宅は少しずつ整備され、周辺に新たな商業施設も完成しました。
長かったような、短かったような、そんな10年。
これからも街の移り変わりをこの目に焼き付けていくつもりです。
2021年に放送されたNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」の横断幕も。
「おかえりモネ」は宮城県の気仙沼市、登米市が舞台ですもんね。
地元がドラマの舞台になるのはとても感慨深いものがあります。
館内では気仙沼に関連するグッズやグルメ、海産物などを購入できます。
飲食店も何軒か併設していますが、まだ開店時間ではないため立ち寄ることは出来ないみたいですね…残念…
シャトルバスで仙台駅へ
海の市でのショッピングを終え、シャトルバスに乗車。
往路に比べて乗車人数がかなり少ないように思えます。
他の利用者は連泊しているのか、それとも別の交通機関で帰るのか…どうなんでしょう。
復路のシャトルバスに乗車する場合、途中の南三陸ホテル観洋で乗り換えが必要になるようです。
しかし筆者が利用した際は、乗り換えせずそのまま仙台駅まで同じシャトルバスでした。
日によって違うのでしょうか。理由は不明ですがラッキー。
復路も同様に、三陸自動車道を走行。
仙台東インターで下車し、仙台市中心部へ向けて一般道を進みます。
気仙沼から約2時間半、仙台駅東口に到着。
仙台駅に着くのは昼の12時頃。
まだまだ仙台での観光を楽しめる時間帯ですね。
気仙沼ホテル観洋、オーシャンビューだけでなく、料理や温泉も楽しめる素敵なホテルでした。
仙台駅から無料シャトルバスを利用できるのもかなり嬉しいポイント。
ご家族やカップルだけでなく、一人旅にもおすすめのホテルです。
【口コミ・評判】サンマリン気仙沼ホテル観洋に宿泊した人の感想は?
フロントスタッフの方々も親切・丁寧です。お部屋も海側を用意してくださり、非常にオススメです。夕食は外食、朝食はバイキングにていただきましたが、内容・ボリュームとも申し分ありません。
引用:Googleの口コミより
平日に泊まったので、お風呂は毎回(三回入りましたが)貸切状態でした。
お風呂は身体がぷかぷか浮くくらい塩分濃度が高く、すごく温まります。
お料理は文句のつけようがないくらい絶品です。引用:Googleの口コミより
数日前に宿泊。お部屋は、最上階の角部屋で綺麗でした。お料理はお安いプランでしたが、美味しかった。鮑が思ってたより大きかったし、メカジキのシャブシャブが美味しかった。朝食の、メカジキ入りのお茶漬けも美味しい。日の出も見る事が出来て、良かったです。
引用:Googleの口コミより
サンマリン気仙沼ホテル観洋の施設情報
チェックイン | 15:00~ |
---|---|
チェックアウト | ~10:00 |
アクセス | 気仙沼線BRT 南気仙沼駅から徒歩14分 ※仙台駅から無料シャトルバスあり |
駐車場 | あり |
住所 | 〒988-0021 宮城県気仙沼市港町4-19番 |
電話番号 | 0226-24-1200 |
公式サイト | https://www.kkanyo.jp/ |
【宿泊記】サンマリン気仙沼ホテル観洋|海が見える温泉宿!一人旅にもおすすめ|まとめ
以上、今回は「【宿泊記】サンマリン気仙沼ホテル観洋|海が見える温泉宿!一人旅にもおすすめ」という内容でお届けしました。
- 気仙沼市の港町に建つホテル
- オーシャンビューが楽しめる温泉宿
- 仙台駅からの送迎あり
サンマリン気仙沼ホテル観洋は、気仙沼市の港町に位置するホテル。
仙台駅から無料シャトルバスが発着していますし、アクセス抜群。
オーシャンビューだけでなく、料理や温泉も楽しめる素敵なホテルです。