ここでは高速バス「アーバン号」の乗車レポートをお届けしていきます。
アーバン号は、仙台市と盛岡市を結ぶ高速バス。
所要時間は新幹線に比べれば劣るものの、料金がとにかくリーズナブル。
往復でも6,000円近くで済みますし、移動手段としては比較的優秀なのではないかと感じます。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- 乗車して感じた高速バスアーバン号の魅力
- 高速バスアーバン号の料金・チケットの買い方・乗り方
- 高速バスアーバン号の乗車レポート
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ここがよかった!高速バスアーバン号のイチオシポイント
仙台~盛岡を結ぶ高速バス、アーバン号。
実際に乗車してみて感じたおすすめポイントを簡単にまとめると、以下の通り。
- 新幹線より安くて在来線より速い
- 本数がそれなりに多い
- 一部車両は無料Wi-Fiあり
それぞれ詳しく紹介していきます。
新幹線より安くて在来線より速い
交通手段 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|
東北新幹線 (はやぶさ号) | 6,990円 | 約40分~1時間 |
在来線 (東北本線) | 3,410円 | 約3~4時間 |
高速バス (アーバン号) | 3,500円 | 約2時間半 |
仙台~盛岡の主な公共交通機関をまとめると、以上の通り。
表を見ると、速さではやはり新幹線が圧倒的…
しかし在来線と比べると、運賃は大差ないにも関わらず、30分~1時間半も速いことがわかります。
つまりリーズナブルだけど、かと言って特別遅いわけでもない…
言わばちょうどいい移動手段なんです。
本数がそれなりに多い
こちらは2021年時点でのアーバン号の時刻表。
最終便は19時台と少し早めではあるものの、だいたい1時間に1本は発着していることがわかります。
在来線とほぼ同じくらいの本数ですが、東北本線は途中の一ノ関駅でほぼ確実に乗り換えが必要です。
その点、高速バスは乗り換えいらず。
一度乗ってしまえばあとはくつろいでいればOK。
在来線とほぼ同じ本数なのであれば、高速バスの方が利便性は高いのではないかと感じます。
一部車両は無料Wi-Fiあり
アーバン号の一部車両にはフリーWi-Fiがついてます。
通信速度もさほど悪くないですし、車内で音楽を聴いたり、ネットサーフィンをする分には特に不便はないかと。
ただ筆者的にはWi-Fiがなくとも、リクライニングシートで冷暖房完備なだけで十分快適ですね。
仙台駅~盛岡駅を走る在来線は基本的にロングシートですし、長旅にはあまり向いていません。
もちろん一番は新幹線なんですけど。
ただやっぱり高速バスは何と言っても安い。とにかく安い。
しかも5~6時間も乗ってるわけじゃないですし、普通に快適です。
アーバン号の料金・チケットの買い方・乗り方
料金
片道 | 3,500円 |
---|---|
往復(2枚つづり回数券) | 6,500円 |
アーバン号は予約不要の高速バスなので、手続きなどはせずにそのまま乗車してしまってOK。
その代わり座席は先着順となってしまうため、時間に余裕をもってバス停に行くことをおすすめします。
- 料金は降車時に現金でも支払えます。ただしお釣りが出ないので注意!
- 回数券は3か月間有効です。また、回数券はバス車内では発売していません。乗車前の購入が必要です。
チケットの買い方
仙台高速バスセンターで購入する場合
仙台からアーバン号に乗車する場合、チケットは仙台高速バスセンターで購入する必要があります。
施設内には有人窓口のほか、そのすぐ横には自動券売機も。
どちらでもチケットは購入可能です。
待合室もそれなりに大きいですし、出発までの時間はこちらでバスを待つのがおすすめですね。
盛岡駅で購入する場合
盛岡からアーバン号に乗車する場合、JRバスきっぷうりばで購入する必要があります。
場所は盛岡駅2階。
通路脇にでかでかとあるので分かりやすいです。
こちらが券売機のトップ画面。
画面右寄りの「仙台(アーバン号)」を選択します。
次に切符の枚数などを選択します。
そして最後に確認をして間違いがなければOK。
購入完了です。
片道分の乗車券をゲット。
領収書も発行できます。
ちなみに盛岡駅西口のバスターミナルにある待合室内でも、アーバン号の切符は購入可能。
こちらが待合室内の券売機。
アーバン号は盛岡駅西口からの発車ですし、こちらで購入して待つ方が楽かもしれません。
アーバン号の乗り場
仙台駅から乗車する場合
アーバン号は仙台高速バスセンター前から発着しています。
盛岡行きの便に乗る場合、バスセンター手前の40番乗り場に並べばOK。
バスセンター手前には、40番乗り場のポールが2つ立っています。
アーバン号は仙台駅に近い方のバスポールに並ぶようになるのでご注意を!
盛岡駅から乗車する場合
仙台行きのアーバン号は、盛岡駅西口から出ています。
乗り場は21番。
「仙台」と分かりやすく札が出ているので、こちらを目印にするといいかと。
なお筆者、今回は盛岡駅から仙台行きのアーバン号に乗車。
15時台の便でしたが、6割ほどの乗車率でした。
繁忙期でない限り「座席がない!!」なんてことにはならないでしょうが、不安な場合はできるだけ早めに並んでおいた方がいいかもしれません。
【乗り方ガイド】高速バス アーバン号に乗車!仙台~盛岡を格安で移動するならこれ
盛岡駅西口からアーバン号に乗車
旅の始まりは盛岡駅。
岩手県盛岡市の代表駅で、東北新幹線のほか、東北本線や田沢湖線、山田線、花輪線、いわて銀河鉄道線が乗り入れています。
かつて優等列車が多数発着していたことから在来線ホームは5面10線と広く、しかもかなり長いです。
今回は鉄道旅ではなくバス旅。
盛岡駅構内を出て、西口のバスターミナルまでやってきました。
盛岡駅内の券売機にてバスのチケットも事前に購入。
これより乗車するのは、高速バスのアーバン号。
仙台市と盛岡市を結ぶ高速バスです。
時刻表はこんな感じ。
だいたい1時間に1本は出ているみたいですね。
仙台の街中でアーバン号を何回か見かけることがあったんですが、いつも乗車率はそこそこのようでした。
新幹線の半分くらいの料金で乗れてしまいますもんね。
利用者はけっこういるんでしょう。
発車時間の5分ほど前になると、アーバン号は21番乗り場へ入線。
休日のためか、15時台でも人はそこそこいますね。
アーバン号の車内はこんな感じ。
一般的な4列シートの車両です。
15時台の便でしたが、6割ほどの乗車率でした。
繁忙期でない限り「座席がない!!」なんてことには恐らくならないでしょう。
ただ座席は先着順ですし、希望の席があるなら早めに並んでおく方がいいかもしれません。
足元は一般的な高速バスと同じくらいの広さ。
5~6時間も乗ってるわけじゃないですし、筆者はそこまで気になりません。
座席上部にはライト、降車ボタン。
座席正面には、荷物を入れるポケットとドリンクホルダー。
フリーWi-Fi対応の車両の場合、接続方法が書かれたシートも入ってます。
なお車内にはトイレがないのでご注意を!
盛岡駅を出発して東北自動車道へ
盛岡駅を出発したアーバン号。
これよりしばらくすると東北自動車道へ入り、終点の仙台駅前を目指します。
ちなみに盛岡駅発のアーバン号の停留所は、以下の通り。
- 広瀬通一番町
- 仙台駅前
- 仙台駅東口
- 宮城球場
仙台駅東口・宮城球場へ行くバスは限られているので、JRバスの公式サイトで予め確認しておくことをおすすめします。
盛岡駅出発後は市内のバス停には停まらず、ノンストップで高速道路へ。
盛岡南インターより東北自動車道に入ります。
休憩は途中の中尊寺パーキングエリアで1回のみ。
盛岡駅から中尊寺パーキングまでは1時間ほどかかりますし、トイレは予め駅内などで済ませておく方がいいでしょう。
中尊寺PAで5分ほど休憩
盛岡駅から約1時間で中尊寺パーキングに到着。
ここで5分ほど休憩をとります。
パーキングにはトイレのほか、自販機もあるようでした。
引き続き東北自動車道を進む
中尊寺パーキングを出発し、引き続き東北自動車道を進むアーバン号。
この後は岩手県内のバス停などには停車せず、仙台市内まで直行します。
次の停車バス停は広瀬通一番町です。
盛岡南インターから約2時間、アーバン号は仙台宮城インターに到着。
仙台宮城インターを抜けると、仙台西道路をひたすらまっすぐ進みます。
終点の仙台駅前に到着
盛岡駅から約2時間半、アーバン号は終点の仙台駅に到着。
盛岡発のアーバン号の場合、仙台高速バスセンターの向かい側に停車するようになります。
東北楽天ゴールデンイーグルスの試合開催日だと、一部の便が延長運転することも。
その際は宮城球場まで乗車することも可能です。
降車時は現金、またはチケットを運転席横の運賃箱に入れるだけでOK。
とっても簡単です。
【乗り方ガイド】高速バス アーバン号に乗車!仙台~盛岡を格安で移動するならこれ|まとめ
以上、今回は「【乗り方ガイド】高速バス アーバン号に乗車!仙台~盛岡を格安で移動するならこれ」という内容でお届けしました。
- 仙台市~盛岡市を結ぶ高速バス
- 速達性もありリーズナブル
- 一部車両はフリーWi-Fiあり
仙台~盛岡を結ぶ高速バス、アーバン号。
特別車窓に面白みがある路線ではないものの、所要時間はそこそこ早いですし、しかもリーズナブル。
移動手段としては比較的優秀なのではないかと感じます。