ローカル線・バス乗車記

【乗り方ガイド】高速バスあすなろ号|青森~盛岡を格安で移動したいならこれ!

【乗車記】高速バスあすなろ号|青森~盛岡を格安で移動したいならこれ!
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どうも、筆者のなか(@naka_travel)です!

盛岡市~青森市を結ぶ高速バス「あすなろ号」の乗車レポートをお届けします。

青森駅に到着あすなろ号は、弘南バスと岩手県北バスが共同運行する高速バス。

盛岡駅~青森駅・青森フェリーターミナル間で運行しています。

今回は盛岡駅から片道での利用でしたが、とても快適な3時間を過ごせました。

なか
なか
安いし快適だし最高!

当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。

  • 乗車して感じた高速バスあすなろ号の魅力
  • 高速バスあすなろ号の料金・チケットの買い方・乗り方
  • 高速バスあすなろ号 盛岡駅~青森駅の乗車レポート

ぜひ参考にしてみてくださいね。

ここがよかった!高速バスあすなろ号のおすすめポイント

コンセント・フリーWi-Fiあり

窓側に設置されているコンセント
フリーWi-Fiも使用可能

高速バスあすなろ号は、コンセント・フリーWi-Fi搭載と設備が充実。

これなら長時間の乗車でも特に困ることはなさそうですね。

車両変更等により、コンセントやWi-Fiが搭載されていない車両で運行となる場合もあります。

リクライニングシート完備

あすなろ号の車内高速バスあすなろ号の車内の雰囲気はこんな感じ。

全席禁煙、4列シートの一般的な高速バスの仕様です。

本数や速達性では、圧倒的に新幹線…

とは言え、在来線よりも速く、リクライニングシートを使えるのであれば、十分に利用価値はあるかと思います。

しかも料金はたったの3000円台。

なか
なか
お財布に優しいのはありがたい。

青春18きっぷ旅行のお供として使える

スタンプを押してもらった青春18きっぷ全国のJR線が乗り放題になる格安切符、青春18きっぷ。

青春18きっぷについて詳しく知るなら
青春18きっぷ完全攻略ガイド|使い方から裏技まで徹底解説
【初心者向け】青春18きっぷ攻略ガイド|使い方から裏ワザまで徹底解説鉄道一人旅をこよなく愛する筆者が、初心者向けに分かりやすく青春18きっぷの発売期間や利用期間、料金、注意点に加え、実際に切符を使った旅行記など、基礎から裏ワザまで解説します。...

青春18きっぷなどのフリーパスで鉄道旅行をするときのお供として、あすなろ号を利用することもできそうです。

  1. 盛岡駅~(IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道)~青森駅
  2. 盛岡駅~(花輪線)~大館駅~(奥羽本線)~青森駅

在来線を使った鉄道旅行で盛岡駅~青森駅を移動する場合、ルートは主に以上の2通りになるでしょう。

①は青森県の八戸市を経由して、ひたすら太平洋側を北上するルート。

②は秋田県、青森県の弘前市など日本海側を経由して青森駅を目指すルートですね。

高速バスと在来線それぞれの所要時間などをざっとまとめると、以下の通り。

交通機関料金
(片道)
所要時間本数
(2023年7月現在)
高速バス
(あすなろ号)
3,600円約3時間1日に2本
在来線
(IGR・青い森鉄道経由)
通常:5,590円
青春18きっぷ:3,110円追加で必要
約3時間半1日に9本
在来線
(花輪線・奥羽本線経由)
通常:4,070円
青春18きっぷ:660円追加で必要
約4時間15分1日に5本
スマホで閲覧の場合、表は横にスクロール可能です。

本数では在来線に軍配が上がるものの、高速バスの方が所要時間は速く、それでいてリーズナブル。

青春18きっぷでいわて銀河鉄道・青い森鉄道は乗れる?」で解説しているように、青春18きっぷ利用者はIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に乗ることは基本的にできません。

通常料金を支払って乗車したとしても、そこまでお得にならないですし、高速バスよりも少し時間がかかります。

いわゆる第三セクター鉄道路線避けの手段のひとつとして、覚えておくのもアリかもしれませんね。

青春18きっぷ利用者向けの豆知識

盛岡市~八戸市では、高速バス八盛号が運行中です。

こちらは2000円台と非常に格安な高速バス。

時間を合わせるのが難しいかもしれませんが、合わせて覚えておくと便利かと思います。

関連記事【乗り方ガイド】高速バス八盛号|盛岡~八戸の移動に!格安交通機関に乗ってきた

【乗り方ガイド】高速バスあすなろ号の料金・チケット売り場・乗り場

料金・運賃

大人片道青森~盛岡:3,600円
小坂~盛岡:2,500円
花輪~盛岡:2,000円
子ども片道青森~盛岡:1,800円
小坂~盛岡:1,250円
花輪~盛岡:1,000円
回数券
(2枚綴り)
青森~盛岡:6,000円
小坂~盛岡:4,000円
学割は2022年12月16日より廃止となりました。

高速バスあすなろ号は、予約不要の高速バス。

そのため予約の手続きなどはせず、そのまま乗車してしまってOK。

ただし座席は先着順のため、時間に余裕をもってバス停に行くことをおすすめします。

料金は主要エリアのみ抜粋して記載しています。

その他のエリアの料金は公式サイトから確認可能です。

チケット売り場

  • 盛岡駅西口待合室内 券売機
  • 盛岡駅前バス案内所
  • 盛岡駅JRバスきっぷうりば

盛岡駅でバスチケットを購入する場合、以上の場所で購入可能です。

JRバスきっぷうりば今回はあらかじめ、盛岡駅JRバスきっぷうりばで購入することに。

場所は盛岡駅2階。

通路脇にでかでかとあるので分かりやすいです。

券売機のトップ画面
券売機のトップ画面

こちらが券売機のトップ画面。

ここから「青森(あすなろ号)」を選択します。

あすなろ号の乗車券購入画面行先はこんな感じ。

鹿角市や小坂町、その他道中の主要な地点を経由して終点の青森駅前まで向かいます。

なか
なか
切符の買い方もすごく簡単だったよ!

なお盛岡で回数券を購入する場合、販売場所は以下の通り。

  • 盛岡駅西口待合室内 券売機
  • 盛岡駅前バス案内所
  • あすなろ号車内

盛岡駅JRバスきっぷうりばでは、回数券の購入はできないのでご注意を!

バス乗り場

あすなろ号のバス乗り場盛岡駅から乗車する場合、乗り場は西口の23番バス停。

「青森・弘前」とボードに書かれてあるので、特に迷うことはなさそうです。

青森駅前青森駅から乗車する場合、乗り場は駅前のバスターミナル。

乗り場がいくつかありますが「盛岡方面」と書かれている表を目印にするといいかと思います。

【乗車記】高速バスあすなろ号|青森~盛岡を格安で移動したいならこれ!

盛岡駅西口23番乗り場からあすなろ号に乗車

盛岡駅の外観旅の始まりは盛岡駅。

岩手県盛岡市の代表駅で、東北新幹線のほか、東北本線や田沢湖線、山田線、花輪線、いわて銀河鉄道線が乗り入れています。

かつて優等列車が多数発着していたことから在来線ホームは5面10線と広く、しかもかなり長いです。

なか
なか
昔は色んな寝台列車や特急が見れたんやろなあ(しみじみ)

あすなろ号のバス乗り場今回は鉄道旅ではなくバス旅。

盛岡駅構内を出て、西口のバスロータリーまでやってきました。

高速バスあすなろ号のバス停は、盛岡駅西口23番乗り場。

「青森・弘前」とボードに書かれてあるので、こちらを目印にするといいかと。

なお「弘前」とも書かれている通り、盛岡市~弘前市を結ぶ高速バス「ヨーデル号」も23番乗り場から発車します。

なか
なか
初めてのあすなろ号。わくわく。

あすなろ号が盛岡駅西口に到着時間の10分ほど前になると、23番乗り場にあすなろ号が入線。

あすなろ号は、岩手県北バス・弘南バスの共同運行路線。

今回は岩手県北バスが担当の便に乗車します。

なか
なか
約3時間、お世話になります!

高速バスあすなろ号の車内

あすなろ号の車内高速バスあすなろ号の車内の雰囲気はこんな感じ。

一般的な4列シートの車両です。

日曜日のお昼頃に利用しましたが、乗客は10人ちょっと。

座席数もまだまだ余裕があります。

お盆休みやゴールデンウィーク期間になれば、きっともっと混雑するんでしょうね。

ちなみに車内にトイレはないのでご注意を!

あすなろ号の足元の広さ座席の足元は特に狭くもなく、広くもなく。

3時間程度の乗車であれば、特に気になることはありません。

座席はリクライニングできますし、比較的快適に過ごせるかと思います。

座席前面のポケットとドリンクホルダー座席前面のポケットとドリンクホルダー。

窓側に設置されているコンセント窓側の座席を利用する場合、コンセントは足元付近に用意されています。

なか
なか
コンセントはまじでありがたすぎる。

車両上部の停車ボタン車両上部の停車ボタン。

途中の停留所で降車したい場合、こちらのボタンを利用するようになります。

盛岡駅西口を出発

盛岡駅西口を出発定刻通りに盛岡駅西口を出発。

バスロータリーを抜け、県道293号線へ入ります。

盛岡インターから東北自動車道へ市内バイパスを抜け、盛岡インターチェンジから東北自動車道へ。

青森市内までは、基本的に東北自動車道をひたすら北上する形になります。

岩手山サービスエリアを通過盛岡インターチェンジから約20分、岩手山サービスエリア付近を通過。

岩手山県内最高峰であり、シンボルの1つでもある岩手山。

青森方面を向かう場合、進行方向左側の座席からであれば岩手山が少し見れます。

なか
なか
いつ見てもいい~~~眺め。

より近くで岩手山を眺めたい場合は、岩手山サービスエリアに行くのがおすすめ。

残念ながら、高速バスあすなろ号では立ち寄ることはできませんが…

機会がありましたらぜひ。

花輪サービスエリアへ向けて東北自動車道を進む盛岡市を抜け、八幡平市へ。

この辺りからだんだんと山深くなっていきます。

緑に深く染まる時期の北東北の風景はとても好きです。

なか
なか
見てて落ち着く。

安代ジャンクションから青森方面へ盛岡インターチェンジから約30分、安代ジャンクションを通過。

ここで青森方面、八戸方面へと分岐します。

ここから高速バス八盛号(盛岡~八戸)は八戸道へ、ヨーデル号(盛岡~弘前)はあすなろ号と同じく東北自動車道を進みます。

花輪サービスエリアでトイレ休憩

花輪サービスエリア盛岡駅を出発して約1時間半、高速バスあすなろ号は花輪サービスエリアに到着。

花輪サービスエリアでは10分ほどトイレ休憩があります。

花輪サービスエリアの停留所花輪サービスエリアのバスポールと待合室。

秋田県初出店となった松屋花輪SA(上り線)店秋田県初出店となった松屋 花輪SA(上り線)店。

まさか初出店が秋田市ではないとは。

なか
なか
予想外すぎた。

さすがに10分では食べられないので、立ち寄るのはまたの機会に…

引き続き東北自動車道を進む

花輪サービスエリアを出発10分のトイレ休憩ののち、高速バスあすなろ号は花輪サービスエリアを出発。

再び東北自動車道を北上します。

小坂高校前に停車花輪サービスエリアを出発して約15分、あすなろ号は小坂インターに停車。

小坂高校の目の前にあるバス停で、その名の通り小坂インターチェンジからすぐの場所にあります。

小坂高校を出発後の車窓小坂高校前を出発し、再び東北自動車道へ。

しばらくは山深い景色が続きます。

坂梨トンネル坂梨トンネルに入りました。

坂梨トンネルは、秋田県鹿角郡小坂町と青森県平川市を結ぶトンネル。

全長約4kmで、東北自動車道内では最も長いトンネルになるんだそう。

なか
なか
確かにめっちゃ長かったなこのトンネル。

トンネルを抜けると、あすなろ号は秋田県から青森県へ。

引き続き山深い景色の中を走ります。

碇ヶ関に停車碇ヶ関に停車。

碇ヶ関インターチェンジからすぐの場所にある停留所です。

碇ヶ関を出発後、再び東北自動車道を走行します。

羽黒平周辺の車窓少しずつひらけてきました。

奥に見えるのはリンゴ畑でしょうか…?

牡丹平に停車牡丹平(高速黒石)に停車。

牡丹平は東北自動車道上にあるバス停。

名前の通り、青森県黒石市の玄関口のような位置づけのようですね。

待合室もちゃんと用意されていました。

羽黒平に停車牡丹平から約10分、羽黒平(高速浪岡)に停車。

こちらは青森市浪岡地区の玄関口のような位置付けのバス停。

JR奥羽本線の特急つがるも浪岡駅には停車しますし、この辺では大きな町だということがうかがえます。

青森中央インターで下車青森中央インターチェンジで下車。

周辺にはスーパーやスケート場、飲食店、高校などが複数ありました。

この辺はもう市民の生活圏内なのでしょうね。

これよりあすなろ号は一般道を走行し、青森市の中心部を目指します。

青森市の市街地エリアを走る青森大野、柳町通りを出発し、あすなろ号は徐々に市内中心部へ。

車や飲食店などがだんだん増え始めてきました。

終点の青森駅前に到着

青森駅前駅前のアーケード街を通り、あすなろ号は青森駅前に到着。

バス停は駅の目の前。

鉄道への連絡もラクチンです。

青森駅に到着青森駅前9番のりばに到着。

あすなろ号は一部の便に限り、青森港フェリーターミナルまで運行しています。

筆者が乗車した便はフェリーターミナルまで行くみたいですね。

なか
なか
お世話になりました!!!

約3時間の乗車でしたが、とても快適な時間を過ごせました。

盛岡市~青森市の移動手段に、または青春18きっぷ旅行のお供に…

などなど、色んな使い方ができそうですね。

とてもおすすめです。

【乗り方ガイド】高速バスあすなろ号|青森~盛岡を格安で移動したいならこれ!|まとめ

以上、今回は「【乗り方ガイド】高速バスあすなろ号|青森~盛岡を格安で移動したいならこれ!」という内容でお届けしました。

  • 青森市~盛岡市を結ぶ高速バス
  • リクライニングシート完備
  • Wi-Fiやコンセントもあり
  • リーズナブルな移動手段

あすなろ号は、盛岡駅~青森駅・青森フェリーターミナルを結ぶ高速バス。

約3時間の乗車でしたが、とても快適な時間を過ごせました。

盛岡市~青森市の移動手段に、または青春18きっぷ旅行のお供に…

などなど、色んな使い方ができそうですね。

とてもおすすめです。

なか
なか
機会があればぜひ!!
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