2023年春に引退が決まった観光列車「SL銀河」の全線乗車レポートをお届けします。
SL銀河は、釜石線の花巻駅~釜石駅間で運行する観光列車。
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたデザインが特徴的で、外観だけでなく、車内の至る所でもその世界観を感じることができます。
乗車すれば、そこはあっという間に銀河鉄道の世界…
宮沢賢治の作品や思想に触れられるだけでなく、沿線での観光も十分に楽しめますよ。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- SL銀河 釜石発花巻行きの全線乗車レポート
- SL銀河の車窓の景色・見どころなど
- SL銀河の座席・車内について
- SL銀河の運転日・時刻表・停車駅・料金・予約方法など
- SL銀河・釜石線沿線のおすすめスポット
ぜひ参考にしてみてくださいね。
SL銀河の定期運行は2023年6月3、4日で終了します。
最終運行は6月10、11日に設定される旅行商品専用の団体臨時列車となる予定です。
釜石線・SL銀河とは?
釜石線は、岩手県の花巻駅~釜石駅の約90kmを結ぶ路線。
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」に登場する沿線風景は、釜石線の前身である「岩手軽便鉄道」がモデルになったのだそう。
そのことから、沿線には「銀河ドリームライン釜石線」という愛称がつけられています。
宮沢賢治の作品にちなんで、釜石線の駅名標も「銀河鉄道の夜」仕様に。
また、作品中にエスペラント語の単語がよく登場していたことから、各駅にエスペラント語による愛称が付けられています。
そんな釜石線で運行する列車が、SL銀河。
SL銀河は、花巻駅~釜石駅で運行する観光列車。
週末を中心に活躍しており、基本的に以下のような運行体系をとっています。
- 土曜日:花巻発・釜石行き
- 日曜日:釜石発・花巻行き
いわてデスティネーションキャンペーンに合わせ、2014年に運行開始したSL銀河。
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたデザインが特徴的で、外観だけでなく、車内の至る所でもその世界観を感じることができます。
車両はC58形蒸気機関車、そして客車のキハ141系からなります。
- SL(C58形蒸気機関車):盛岡市にて静態保存されていたものを動態復元
- 客車(キハ141系):JR北海道の余剰車をJR東日本が購入し、再改造
以上の列車を合わせ誕生しました。
SLがけん引するキハ141系は、元々JR北海道の札沼線で運用されていたもの。
しかし札沼線の電化に伴い、余剰車となっていた車両だったのです。
これがもし、時期が少しでもずれていたとしたら…
そう考えると、なんだか不思議な気持ちになりますね。
SL銀河は、今の姿ではなかったかもしれませんし、そもそも誕生していなかったかもしれません。
しかし先日、そのSL銀河に関する残念な知らせがJR東日本から発表されました。
観光面からの復興支援と地域の活性化を目指し、2014年4月に釜石線で運行を開始した「SL銀河」は、旅客車(キハ141系)の老朽化に伴い、2023年春をもって運行を終了することとなりました。
引用:JR東日本
JR東日本ニュースにある通り、SL銀河は2023年春に引退することが決まりました。
理由としては「客車であるキハ141系の老朽化」とのこと。
元をたどれば、客車のキハ141系も50系客車というかなり古いものですからね…
JR東日本では、SL銀河に代わる新たな観光列車を検討しているとのこと。
引き続きSLになるのか、はたまたリゾートしらかみや海里のような気動車になるのか…
今のところは不明ですが、今後の動向に注目していきたいところです。
【座席・車内】SL銀河の車両について
SL銀河が牽引する客車「キハ141系」は、全部で4両編成。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1号車:プラネタリウム・ボックスシート
1号車は4人掛けボックスシートのほか、SL銀河の見玉のひとつでもあるプラネタリウムが設置されているのが特徴です。
行先表示は銀河鉄道の夜仕様に。
車内の至る所で宮沢賢治ワールドを体感できます。
ギャラリーには宮沢賢治の作品に関するものや、岩手の伝統工芸品などの展示も。
SLの背面もバッチリ見えます。
1号車はプラネタリウムがある関係か、2・3号車に比べて座席数は少なめ。
人通りが他の車両より少し多いかもしれませんが、プラネタリウムを利用したいときに便利ですね。
2号車:トイレ・ボックスシート
2号車は4人掛けボックスシートのほか、トイレが設置されています。
大正~昭和初期を彷彿とさせる、レトロモダンな座席。
足元は少し狭いもののクッション性があり、長時間座っていてもそこまで疲れることはありません。
座席上部の荷物棚付近にはステンドグラスも。
宮沢賢治に関する資料や作品がズラリ。
銀河鉄道の夜をはじめ、風の又三郎、グスコーブドリの伝記…
どれも一度は耳にしたことがあるであろうものばかり。
このように、今でこそ全国で親しまれている宮沢賢治の作品ですが、なんと生前に刊行された著書は2冊のみ。
そのほとんどは、彼の死後に広く知られたものなんだそう。
自身の作品がここまで広まり、さらにはその作品をテーマにした列車が走るようになるなんて…
きっと想像もしていなかったんじゃないでしょうか。
3号車:ボックスシート
3号車も2号車と似たような配列で、4人掛けのボックスシートが並んでいます。
黒板に書かれた「下ノ畑ニ居リマス」の文字。
これは宮沢賢治が設立した「羅須地人協会」にあるもので、そこで彼は農民に向けて農業に関する講義を行いました。
ちなみに「下ノ畑ニ居リマス」は単に賢治の不在を知らせる為ではなく「自分は畑に行って家を留守にしているが、おやつはそこに置いてあるよ」という意味が隠されていたんだとか。
負けないノート。
宮沢賢治の代表作「雨ニモ負ケズ」にかけてるんでしょう。
乗客であればだれでも自由に書き込めます。
余談ですが、個人的なSL銀河のおすすめ座席はA席かD席。
窓側なので、釜石線の風光明媚な車窓を思う存分に楽しめます。
なお釜石駅発のSL銀河の場合、車窓の見どころは以下の通り。
- 進行方向に向かって右側:宮守駅付近のめがね橋(宮守川橋梁)
- 進行方向に向かって左側:陸中大橋駅付近の180度大カーブ「オメガループ」
ぜひ参考にしてみてください。
4号車:売店・トイレ・ボックスシート
4号車には売店と車椅子対応トイレが設置されているため、全4両の中で座席数は最も少ないです。
SL銀河仕様のクリアファイルやバッジ、コースターなど種類豊富。
こちらは車内販売のメニュー表。
グッズの他、アイスやお菓子、飲み物も販売しています。
売店カウンター付近にはスタンプ台も。
4号車は売店とトイレがある関係で人通りが多く、落ち着かない人もいるかもしれません。
ただ売店、トイレが近いのは便利でありがたいポイントですね。
【2023年】SL銀河の運転日・時刻表・停車駅・料金(運賃・指定席)・予約方法
運転日(2023年春)
- 3/25
- 4/1.8.15.22.29
- 5/3.6.13.20.27
- 6/3
- 3/26
- 4/2.9.16.23.30
- 5/4.7.14.21.28
- 6/4
2023年4~6月の運転日は以上の通り。
土曜日が釜石行き、日曜日が花巻行きとして運行します。
時刻表・停車駅
花巻 | 新花巻 | 土沢 | 宮守 | 遠野 | 上有住 | 陸中大橋 | 釜石 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
釜石行き | 10:36発 | 10:47着 10:50発 | 11:00着 11:04発 | 11:27着 11:39発 | 12:12着 13:31発 | 14:15着 14:20発 | 14:35着 14:42発 | 15:10着 |
花巻行き | 15:19着 | 15:06着 15:08発 | 14:53着 14:56発 | 14:26着 14:33発 | 11:46着 13:53発 | 10:58着 11:03発 | 10:29着 10:40発 | 9:57発 |
料金(運賃・指定席)
乗車券・運賃 | 花巻~遠野:860円 釜石~遠野:860円 花巻~釜石:1,690円 |
---|---|
指定席 | 大人:840円 子ども:420円 |
SL銀河は快速列車なので、青春18きっぷや北海道&東日本パスなどに指定席券を合わせても乗車できます。
SL銀河は全車指定席のため、乗車券のほかに指定席券を購入する必要があります。自由席はありません。
予約方法
- みどりの窓口
- 指定席券売機
- びゅうプラザ
- 主な旅行会社
- えきねっと
ちなみに指定席券売機とは、駅にある紫色の券売機のこと。
えきねっとで購入する場合は、SL銀河公式ページ内の「時刻表・運転日」から「普通座席 予約」を選択すると便利です。
えきねっと・指定席券売機どちらも購入時の座席指定が可能です。
【SL銀河 乗車記】引退間近の岩手を走る観光列車に乗って沿線を巡る旅
釜石駅からSL銀河に乗車
旅のスタートは釜石駅。
岩手県釜石市の代表駅で、釜石線、三陸鉄道リアス線が乗り入れています。
釜石市といえば製鉄やラグビー、そして海の幸、釜石ラーメン。
せっかく釜石まで来たことですし、ご当地グルメでも食べていきたいところです…が。
しかし残念なことに時間の都合上、グルメを目にすることもできず釜石を去ることに…なんということでしょう。
これより乗車するのは、釜石駅9時57分発のSL銀河。
SL銀河は1番線からの発車です。
改札を抜けたところで乗車記念品をいただきました。
記念品はなんとSLの石炭…!
こちらが中身。
正真正銘ガチの石炭です。
階段を上りホームへ出ると、SL銀河の客車キハ141系とようやくご対面。
客車とは言っても、実はディーゼルエンジンを搭載した気動車。
そのため自力での走行が可能です。
釜石線内に存在する「仙人峠」と呼ばれる難所を越えるには、なんでもSL単体では力不足らしく、ディーゼルエンジンを使ってサポートするのだそう。
側面に備え付けられたサボプレート。
昔ながらのサボプレートがSLとマッチしてていい感じです。
ブルーの車体に光り輝く星座の数々…これぞまさに銀河鉄道の夜。
一気に世界観に引き込まれます。
そして、こちらがキハ141系をけん引するC58形蒸気機関車。
やはり普通の列車に比べ、迫力が段違いです…
SL銀河のヘッドマーク。
こちらも銀河鉄道の夜をモチーフにしたデザインです。
車体との統一感があっていいですね。
そしていよいよ念願のSL銀河の車内へ。
終点の花巻駅に到着するのは15時過ぎ…
約5時間、お世話になります。
9時57分、SL銀河は定刻通りに釜石駅を出発。
汽笛を鳴らしながら、甲子川を渡ります。
車内の装飾がまたいい味を出してますねえ。
特にトンネルに入ると、本当に童話の世界に入り込んでいるようで…
銀河鉄道の夜の世界観をより感じることができます。
釜石線一番の難所「仙人峠」と180度の大カーブ「オメガループ」
釜石市の市街地を抜けると、SL銀河は次第に山奥へ…
ここからいよいよ釜石線最大の難所と言われる「仙人峠」へと突入します。
仙人峠は、釜石市と遠野市の境にある峠で、古くから交通の難所として知られていました。
釜石線の全線開通時も、最後に残った建設区間がこの仙人峠のエリア。
当時は第二次世界大戦の影響も重なり、なんと峠道の開通までに14年もの歳月を要したそう。
一時は鉄道開通を断念したものの、長い年月をかけてついに全通に至ったのです。
終戦直後というと、当時の技術や鉄道のスペックを考えても相当ハードだったことがうかがえます。
ましてやそれ以前の時代なんて、鉄道すらないわけですからね…
沿線住民にとって、鉄道開通は本当に悲願のものだったのでしょう。
そして車窓から赤い橋が見えてくると、釜石線の見どころでもある「オメガループ」が始まります。
オメガループとは、その名の通り「Ω(オメガ)」の記号のような形を描きながら走行すること。
地図を見ると、線路が「Ω(オメガ)」のような形をしているのがお分かりかと思います。
上有住駅~陸中大橋駅間にある「仙人峠」は、釜石線内では最も勾配が厳しい場所。
陸中大橋駅と仙人峠には、約300mもの高低差があるのだそう。
しかし列車の構造上、急勾配を一気に登ることが難しいんです。
そこで考えられたのが、オメガループ。
急勾配を避けるため、180度迂回しながら高度をかせいでいく…という仕組みになっています。
釜石駅より約30分…
最初の停車駅、陸中大橋駅に到着。
陸中大橋駅では11分停車します。
実は個人的に前々から降りてみたいと思っていた駅。
せっかくですし、ホームに降りてみようかと思います。
かつては鉄鉱石の積み出しで賑わったとされる陸中大橋駅。
有人駅だった当時は大きな駅舎があり、その中には売店もあったそう。
現在はホームに小さな待合室だけを備える無人駅となっています。
駅では鉱石を運ぶホッパーの遺構や、炭鉱までの廃線跡が現在でも少しだけ確認できました。
陸中大橋駅を出発し、峠道をゆっくり進むこと約10分…
上有住駅到着前に、車窓からはもうひとつ線路が見えてきました。
この線路は別の路線のものではなく、正真正銘の釜石線の線路。
つい先ほどSL銀河が通ってきた線路です。
陸中大橋駅から15分ちょっとで上有住駅に到着。
釜石線の各駅にはエスペラント語の名称がついています。
上有住駅ではホームの長さの関係上、最後部の4両目からは出入りできません。
これはこれでレアな光景。面白い。
上有住駅では5分停車するとのことで、しばし撮影タイム。
釜石線内は険しい峠道が多いためでしょうか、このように複数の駅で数分~数十分停車し、点検をしながら終着駅まで進みます。
しかしまさか、こんな間近でSLを撮影できるなんて…
日本屈指の洞窟内を流れる滝として有名な「滝観洞」の最寄り駅でもある上有住駅。
駅にはポスターも掲示されていました。
滝観洞…機会があればぜひ足を運んでみたいスポットのひとつです。
車掌さんから遠野駅前の観光案内をいただきました。
遠野駅では1~2時間ほど停車しますし、これはありがたいです。
遠野駅では1時間以上停車!周辺を観光
釜石駅から1時間40分ほどで、遠野駅に到着。
遠野駅は岩手県遠野市の代表駅で、釜石線内ではちょうど中間くらいに位置します。
遠野駅の待合室。
遠野市の主要駅なだけあって、みどりの窓口や売店がありますし、待合スペースもしっかり整備されてます。
寝台券…急行券…
まだちゃんと残ってるんですね。こういうの。
この辺りを走る寝台列車や急行列車はすでに無くなったというのに。
さて遠野駅では停車時間が多いため、一度駅の外まで出ることに。
特に釜石駅発のSL銀河の場合は2時間ほど停車時間がありますし、レンタサイクルで少し遠出するのもアリかもしれません。
レンタサイクルについては、遠野市観光協会の公式サイトをご覧ください。
今回は2時間の停車時間を活用し、カフェ巡りを楽しむことに。
駅前のマイケルズカフェアメリカン、そしてノートジェネラルストアにお邪魔しました。
他にもクラフトビールやジンギスカン…
気になるお店が山ほどありますし、また遠野には足を運ぼうかと思います。
遠野駅を出発 有名撮影ポイント「めがね橋(宮守川橋梁)」を通過
観光を楽しんでいると、あっという間にSLの発車時間に。
再びSL銀河に乗車しましょう。
遠野駅から花巻駅までは約1時間半…終点までお世話になります。
発車まで少し時間があったので、4号車まで少しお出かけ。
4号車にはギャラリーの他、車内販売やスタンプ台などもあります。
ということでいただいていきましょう、スタンプ。
C58形蒸気機関車をモチーフにしたスタンプ台…
控えめに言ってかっこよすぎません??
じゃじゃん。いただいちゃいました。
釜石線一番の写真スポット「宮守川橋梁(めがね橋)」を走行しているときのシーンですね、これは。
売店ではバニラアイスを購入。
ガッチガチに固いことで有名な、あのスジャータアイスです。
販売員さん曰く
とのこと。
やっぱりガッチガチなんですね。
#エスエルスゴクカタイアイス pic.twitter.com/SgyPcY7J4M
— なか@東北旅びより (@naka_travel) October 22, 2021
そんなこんなしているうちに遠野駅を出発。
遠野駅からは乗客が比較的増えたように思います。
花巻駅発のSL銀河も遠野駅で乗客が一気に減る印象ですし、どうやら遠野駅で花巻方面へ折り返す人が多いみたいですね。
待つこと5分、さすがにもう大丈夫でしょう。
さっそくいただこうと思います。
車内販売だというのに、この固さは逆にすごいですよね。
いつも不思議に思います。
宮守川橋梁
岩手県遠野市にある鉄道橋で、釜石線の宮守駅〜柏木平駅間にかかる。愛称はめがね橋。橋梁はニ代存在し、旧橋梁は『銀河鉄道の夜』のモチーフになったとされている。指定日にはライトアップを実施しており、その幻想的な風景はまさに童話の世界である。 pic.twitter.com/7FCwjZ0gGD— 東北旅びより@東北の一人旅メディア (@tohoku_travel) December 12, 2021
宮守駅到着前、SL銀河は釜石線内一番のビュースポット「宮守川橋梁」を通過。
半円が連なるその形状から、めがね橋とも呼ばれています。
夕暮れになるとライトアップされ、その幻想的な景色はまるで銀河鉄道の夜の世界。
車窓からの眺めももちろんいいですが、橋の下から見る景色もきっと最高でしょうね…
SLが走るめがね橋の風景もいつか撮影しにいきたいものです。
遠野駅から約30分、宮守駅に到着。
宮守駅では7分停車します。
煙をモクモク立ち上げながら停車するSL銀河。
朝に釜石駅を出発し、宮守駅に来るまで約4時間半…
しかしSLの旅はまだまだ続きます。
土沢駅では3分停車。
釜石方面へ向かう普通列車を行き違いをし、再び花巻方面へ進みます。
土沢駅に残るホーロー駅名板。
国鉄時代から残るものなんでしょうか?
平地に入ると、だんだんと空が晴れてきました。
田園風景や河川、険しい峠道、オメガループ、めがね橋…
釜石線の車窓は変化に富んでおり、見ていて飽きません。
列車は新花巻駅に到着。
東北新幹線の乗換駅でもあるため、ここで降りるお客さんも比較的多い印象です。
新花巻駅を出発し、北上川を渡るSL銀河。
北上川を渡ると、花巻市の市街地が車窓から見え始めます。
約5時間のSL旅も、ようやく終盤…
花巻駅手前で、東北本線と合流。
花巻駅はもう間もなくです。
終点の花巻駅に到着
釜石駅から約5時間、SL銀河は終点の花巻駅に到着。
長いようであっという間の5時間でした。
花巻駅に到着したSL銀河は、回送列車として盛岡方面へと向かいます。
終点花巻駅到着後のSL銀河。SLのバック運転という面白い光景が見れます。 pic.twitter.com/bM2rPI2BYx
— なか@東北旅びより (@naka_travel) October 18, 2021
キハ141系がSLをけん引し、盛岡まで帰っていきます。
5時間と言えどもそこまで「長すぎる!!」とは感じませんでしたし、乗って楽しめるだけでなく、沿線で途中下車して観光を楽しめるのも面白いポイントでした。
残念ながら2023年には引退してしまいますし、それまでにまた乗車しておきたいですね。
【SL銀河 乗車記】引退間近の岩手を走る観光列車に乗って沿線を巡る旅|まとめ
以上、今回は「【SL銀河 乗車記】引退間近の岩手を走る観光列車に乗って沿線を巡る旅」という内容でお届けしました。
SL銀河は、釜石線の花巻駅~釜石駅間で運行する観光列車。
乗車すれば、そこはあっという間に銀河鉄道の世界…
宮沢賢治の作品や思想に触れられるだけでなく、沿線での観光も十分に楽しめます。