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【やまびこ乗車記】E2系グリーン車の乗り心地は?引退が迫る東北新幹線のスタンダード車

【やまびこ乗車記】E2系グリーン車の乗り心地は?引退が迫る東北新幹線のスタンダード車
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どうも、筆者のなか(@naka_travel)です!

東北新幹線E2系グリーン車の乗車記をお届けします。

仙台駅に停車中の東北新幹線やまびこ号東北新幹線やまびこ号・なすの号として活躍するE2系。

2005年以前に誕生したE2系がほぼ全て廃止となり、定期列車としてはわずか6本を残すのみとなりました。

確かに形式としては旧型と言えども、2010年デビューの後期増備車ということもあって内装は近代化されており快適。

グリーン車においてはコンセント完備ですし、乗り心地も抜群。

なか
なか
まじおすすめ。ぜひ。

当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。

  • 東北新幹線で運転するE2系とはどんな新幹線?
  • E2系グリーン車の乗車レポート
  • E2系に乗りたい時は?定期列車の運用情報まとめ

ぜひ参考にしてみてくださいね。

E2系とは?

東北新幹線やまびこE2系は、1997年3月からJR東日本で活躍する新幹線車両。

北陸新幹線や東北・上越新幹線など幅広いエリアで長らく活躍してきました。

中でも東北新幹線内では、やまびこ号のほか、当時の最速列車はやて号としても運行した実績をもちます。

なか
なか
個人的にはやてのイメージが強いかも。

初代東北・上越新幹線の特徴でもある緑をまとった「200系カラーJ66編成」や、ディズニーのラッピングを施した「Magical Dream Shinkansen」なども最近では話題になりましたね。

そんな登場から20年以上経過したE2系。

残り少なくなったE2系は走行区間も縮まり、仙台以北ではめったに見られなくなりました。

なか
なか
2024年に入って仙台でもあんま見られなくなったな。

長きにわたり沿線で愛されてきた車両もいよいよ引退・置き換えのタイムリミットが迫りつつあります。

果たしてこの日常が何年後まで見られるのか…

今後が気になるところです。

なか
なか
空いてる今のうちに沢山乗っておかねば。

【やまびこ乗車記】E2系グリーン車の乗り心地は?引退が迫る東北新幹線のスタンダード車

仙台駅から東北新幹線やまびこ号に乗車

仙台駅旅のスタートは仙台駅。

宮城県仙台市の代表駅であり、新幹線のほか東西南北へ様々な路線が発着しています。

2024年現在、臨時列車・ツアー列車などを除き、E2系が走るのは仙台駅~東京駅間のみ。

東京方面へ向かう列車に乗る場合、盛岡駅や新青森駅など仙台以北では乗車できないので要注意です。

仙台駅に停車中のE5系、H5系、E6系早朝の仙台駅にて出発を待つE5系、H5系、E6系。

E2系が引退すれば、この光景が当たり前となっていくんですね。

仙台駅新幹線ホームの乗車口案内仙台駅より乗車するのは、6時51分発のやまびこ206号。

6時台に出発する上りのやまびこ号は、全部で4本。

そのうち2本がE2系での運転です。

ほどなくしてE2系が仙台駅14番線に入線。

仙台駅に停車中の東北新幹線やまびこ号
E2系1000番台のロゴマーク
なか
なか
かっこいい。かっこよすぎる。

個人的には東北新幹線といえばE2系のイメージが未だに強いかも。

そのくらい親しみと愛着がある車両です。

E2系最終増備車の行先幕はフルカラーLED行先表示はE5系などと同様のフルカラーLED。

E3系1000番台の行先表示E3系1000番台の3色LED

E2系最終増備車の行先幕はフルカラーLEDE2系(後期増備車)のフルカラーLED

2005年までに登場したE2系は、E3系1000番台などのように方向幕が3色LEDでした。

今回乗ったのは、2010年デビューのいわゆる最終増備車と呼ばれるもの。

定期で走っているのは現在このタイプのみです。

E2系のグリーン車は9号車いつしか指で数えられるほどの貴重な新幹線となってしまったE2系。

今回はそんなE2系のグリーン車に乗車してみようかと。

なか
なか
E2のグリーン車、そういえば乗ったことなかったわ。

仙台から福島まで25分程度の短い乗車ですが、自由席と1,000円前後の差しか変わらなかったので。

また、仙台~福島間は在来線であれば1時間半ほどかかる区間。

やはり新幹線の恩恵は絶大です。

E2系グリーン車の車内

E2系グリーン車の車内
E2系グリーン車の座席

休日の早朝かつ仙台始発ということもあって貸し切り状態。

グリーン車らしく上品でクールな雰囲気があります。

E2系普通車の奇数号車の車内jpgE2系の普通車(奇数号車)

E2系普通車の偶数号車の車内E2系の普通車(偶数号車)

ちなみに普通車の座席はこんな感じ。

普通車の2列+3列の座席配置に対し、グリーン車は2列+2列。

1席分のスペースがある分、座席まわりが広めに作られているのもポイント。

シートピッチ
座席を倒した状態

シートピッチ(足元の広さ)は標準的な1,160mm。

加えて電動式レッグレストが備え付けられています。

確か2005年以前の旧型車はフットレストだったかと。

また旧型は前列の一部のみオットマン式になっていましたが、新型は全座席がレッグレストになっている模様。

フットレストがない分、足元が広々としているので個人的には現行モデルの方が好きですね。

ちなみに個人的なおすすめ座席は一番後ろ。

後部に人がいないため思いっきりリクライニングできるので。

背面テーブル
インアームテーブル

テーブルは前面のほか、肘掛けにも。

前面のテーブルは普通車と違い、手前に引き出せるようになっています。

ポケットとドリンクホルダー小物を入れるポケットとドリンクホルダー。

E2系グリーン車のコンセントはひじ掛けに設置されている普通車には一部の座席にしかコンセントが付いていないのに対し、グリーン車はコンセント完備。

各席の肘掛けに備え付けられています。

2024年3月以前まで、E2系はコンセント付きの編成、そうではない編成が入り混じっていました。

今回のダイヤ改正から、定期列車のE2系は一部コンセント付きの新型に統一されたので、利用者としては嬉しいポイントではないかと。

なか
なか
オタク目線で言えばちょっと複雑だけど(小声)

普通車の大窓に対しグリーン車は小窓になっているグリーン車のみ、各席1つずつの小窓になっているのも特徴的。

窓割を気にする必要がありますが、景色を楽しむなら大窓である普通車の方がいいかも。

また荷物専用のスペースは設置されていないため、スーツケースなどは上部の荷物棚に置くようになります。

デッキグレーを基調としたデッキ。

飾り気のない風景が、いかにもスタンダード車両という印象を受けます。

洗面台
ゴミ箱

ゴミ箱、トイレ、洗面台もデッキ部分に備え付けられています。

改めて見渡すと、ところどころでE5系らしさも感じられるのが面白いですね。

【車窓】仙台駅を出発

仙台駅を出発し在来線と並走定刻通りに仙台駅を出発。

太子堂駅付近までは東北本線と並走し、徐々にスピードを上げ宮城県の山間部へと進んでいきます。

最初の停車駅、白石蔵王駅を出発。

列車は引き続き山間部を走行します。

白石蔵王駅宮城県南部、白石市の玄関口である白石蔵王駅。

しかし実際の玄関口である東北本線の白石駅とは徒歩15~20分ほどの距離があります。

乗り換え駅として使うのはあまり現実的ではないでしょうし、乗車人員数でも下から数えた方が早いです。

なか
なか
悲しすぎる。

一方、白石駅は仙台方面への始発駅としての役割も担っており、乗車人員も多い部類。

仮に現在の白石駅に新幹線が乗り入れることになっていたら、もしかしたら違う未来があったのでは…

それが無理だったから現在の位置になったんでしょうけど。

一部では、白石駅南方の新幹線・在来線の交差位置に駅を設置する方法もあったのでは?とよく言われています。

乗り継ぎがスムーズなだけでも、通勤・通学や観光需要に今よりも応えることはできたかもしれませんね。

なか
なか
白石、蔵王めっちゃいいとこなのにもったいなすぎるな。

福島県に入ると再び東北本線と並走県境を越え、福島県内へ。

再び東北本線との並走になりました。

徐々に福島市内に近づく徐々にスピードを下げ、福島市内へ。

山形新幹線つばさ号との連結のため、14番線へ入ることが多かったE2系。

2024年のダイヤ改正で併結運転が終了し、その役目をE5系へ譲ることに。

山形新幹線つばさの新型車両E8系E2系の営業最高時速は275km。

最高速度が300kmであるE8系が登場した関係での変更ではないかと言われています。

これからは常時単独運転となり、E2系の連結シーンはよっぽどのことがない限り見られないでしょうね。

福島駅新幹線ホームの駅名標仙台駅から25分ほどで福島駅に到着。

在来線であれば1時間半前後かかる区間。

なか
なか
やはり新幹線の恩恵は絶大。

定期列車としては残り6本となってしまったE2系。

形式としては旧型と言えども、2010年誕生ということもあって内装は近代化されており快適。

グリーン車においてはコンセント完備ですし、充実した時間を過ごせました。

次回こそは仙台駅~東京駅、全区間乗り通したいですね。

なか
なか
まじおすすめ。ぜひ。

【2024】E2系に乗りたい時は?定期列車の運用情報まとめ

上り(仙台から東京方面に向かう列車)

仙台郡山那須塩原東京
やまびこ202号06:07 発06:46 着
06:47 発
08:14 着
やまびこ206号06:51 発07:30 着
07:31 発
07:53 着
07:54 発
09:04 着
なすの270号09:53 発11:08 着
なすの272号10:37 発10:59 着
11:03 発
12:16 着
なすの274号11:37 発11:59 着
12:03 発
13:16 着
なすの278号15:37 発15:59 着
16:03 発
17:16 着
やまびこ216号16:01 発16:37 着
16:38 発
16:59 着
17:03 発
18:16 着
なすの282号19:03 発20:20 着
表は横にスクロール可能です。

定期列車の場合、走行区間は東京~仙台間に絞られています。

東北新幹線なすの号としての運用がほとんどのため、郡山・那須塩原以南であれば自然と乗車する機会も多くなるでしょう。

下り(東京から仙台方面に向かう列車)

東京那須塩原郡山仙台
やまびこ291号06:31 発06:53 着
06:54 発
07:35 着
なすの251号07:00 発08:08 着
なすの253号08:26 発09:32 着
09:36 発
09:57 着
なすの255号09:16 発10:26 着
10:29 発
10:51 着
なすの259号13:12 発14:20 着
14:23 発
14:47 着
なすの263号17:16 発18:24 着
やまびこ151号17:28 発18:49 着
18:54 発
19:37 着
なすの265号18:08 発19:19 着
やまびこ155号18:28 発19:44 着
19:45 発
20:23 着
表は横にスクロール可能です。

下りと同じく、東北新幹線なすの号としての運用がほとんど。

上りの場合も、定期列車は仙台以北まで走行することはありません。

ただ臨時列車として盛岡まで走行した実績もあるようですし、ゴールデンウィークやお盆など繁忙期は仙台以北で見られる機会があるかもしれませんね。

運用の都合で車両がE5系などに変更となる場合もあります。

念のため、公式サイトなどで確認しておくと安心かもしれません。

【やまびこ乗車記】E2系グリーン車の乗り心地は?引退が迫る東北新幹線のスタンダード車|まとめ

以上、今回は「【やまびこ乗車記】E2系グリーン車の乗り心地は?引退が迫る東北新幹線のスタンダード車」という内容でお届けしました。

定期列車としては残り6本となってしまったE2系。

形式としては旧型と言えども、2010年誕生ということもあって内装は近代化されており快適。

グリーン車においてはコンセント完備ですし、充実した時間を過ごせました。

なか
なか
まじおすすめ。ぜひ。
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当ブログの筆者。鉄道一人旅が趣味。北海道&東日本パスを使った東北一周旅行をきっかけに、東北のローカル線にドハマりしました。ブログでは東北の絶景ローカル線の他、沿線のグルメ情報や、実際に利用したお得な切符情報などもお届けしています。詳しいプロフィールはこちらから。
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