仙台市~新潟市を結ぶ高速バス「WEライナー号」の乗車レポートをお届けします。
JRバス東北・新潟交通が運行する高速バス、WEライナー号。
とても快適で、4時間ちょっとの道のりでしたが充実した時間を過ごせました。
仙台駅~新潟駅の優等列車が消え、飛行機の定期運行も2025年3月末で運休に…
今ではWEライナー号が両都市を結ぶ唯一の公共交通機関。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- 高速バスWEライナー号の乗車記(仙台駅~万代シティバスセンター)
- 高速バスWEライナー号のおすすめポイント
- 高速バスWEライナー号の乗り方ガイド(料金・予約方法・乗り場など)
ぜひ参考にしてみてくださいね。
乗ってわかったWEライナー号のおすすめポイント
乗り換えなしで仙台~新潟を移動可能
新幹線で仙台駅~新潟駅を移動する場合、大宮駅での乗り換えが必須。
青春18きっぷを使い仙台から新潟へ向かう場合だと、さらに乗り換え回数は増えます。
両都市を結ぶ飛行機の定期運行も2025年3月末でなくなった今、高速バスが仙台~新潟を乗り換えなしで移動できる唯一の公共交通機関となっているのが現状。
乗り換えの手間を考えれば、高速バスを利用する価値は十分にあるかと感じます。
リクライニングシートやWi-Fi・コンセント付き
WEライナー号は全便リクライニングシート完備。
高速バスとしては一般的な4列シートですが、フットレストなども付いており快適に過ごせます。
車内にはトイレもあるので安心。
コンセントやWi-Fiも。
終点までは4時間20分ほど。
全車両に付いているとは限りませんが、やはりコンセントはあった方がありがたい。
リーズナブルな移動手段
交通機関 | 片道料金 | 所要時間 |
---|---|---|
新幹線 (やまびこ・とき自由席) | 18,390円 | 約3時間半 |
在来線 (米坂線経由) | 4,510円 | 約8時間10分 |
高速バス | 5,400~6,000円 | 約4時間20分 |
仙台~新潟の主な移動手段をまとめると、以上の通り。
埼玉県経由とはいえ、やはり速達性において新幹線は最強。
ただ鉄道のように乗り換えがなく、それでいて料金はリーズナブル。
ちょうどいい移動手段なのが高速バスなのです。
【乗り方ガイド】WEライナー号の料金・予約方法・バス停・ルート・乗り場
料金
大人(片道) | A運賃:6,000円 B運賃:5,700円 C運賃:5,400円 |
---|
WEライナー号は料金変動制の高速バスで、最安値は片道5,400円。
往復割引などは設定されていないよう。
インターネットから予約する場合、発車オーライネットから乗車日の料金を確認できます。
予約方法
- 電話予約
JRバス東北お問い合わせ窓口 0570ー000448
新潟交通高速バス予約センター 025-241-9000(9:00-18:30) - インターネット予約(発車オーライネット)
ルート・バス停
停車バス停・休憩所 | 備考 | |
---|---|---|
仙台駅東口 | 乗り場:72番 降り場:75番 | |
広瀬通一番町 | 仙台フォーラス前に停車 | |
(東北自動車道) | 福島松川PA | 約10分休憩 |
(磐越自動車道) | 西会津PA | 約10分休憩 |
新潟駅前 | 新潟発:万代口・東大通14番バスのりば発 仙台発:INPEX新潟ビルディング前着 | |
万代シテイバスセンター | 新潟発:7番線発 仙台発:11~13番線着 |
高速バスの乗り場(仙台駅・新潟駅)
仙台駅の乗り場は、東口の72番。
駅前ロータリー内かつ高速バス待合室のすぐ目の前なのでとても便利。
新潟駅の乗り場は、万代口・東大通14番バス停。
ファミリーマート新潟東大通店の目の前にあります。
駅前ロータリーなどにあるわけではなく、駅から横断歩道を渡った先にあるのでそこだけ注意。
乗車する場合は時間に余裕をもって並んでおいた方がいいかもしれませんね。
【乗車記】WEライナー号|高速バスで仙台~新潟をリーズナブルに楽々往復!
仙台駅の乗り場は東口72番
WEライナー号に乗車すべく仙台駅東口JR高速バスきっぷうりばへ。
東口に出てエスカレーターを降り、ヨドバシカメラ方面に向かって歩くと建物が見えてきます。
初見だと少しわかりづらいかも…
高速バスの時刻表。
東口のバス停は71~75番までの番号が割り振られており、県外へ向かうJRの高速バスが集中しています。
WEライナー号は72番。
同じバス停からは新宿や会津若松、米沢方面への便も発着しています。
エスカレーターを降りたすぐ先に乗り場があってわかりやすい。
待合室、トイレも完備。
自販機もあります。
72番乗り場に新潟行きのバスが入線。
運転士さんに予約時の名前を告げ車内へ。
大きめのスーツケースなど、持ち込みが厳しそうなものは乗車時にトランクに預ける形になります。
高速バスの車内
車内は一般的な4列シートの配置。
車両最後部にトイレも付いています。
上部には荷物棚もあるので、バックパックなどはこちらに置くと便利。
座席は特別広くもなく、かといって狭くもなく。
全席リクライニングシートでクッション性もあり、比較的リラックスして過ごせます。
コンセント(窓側)
コンセント(通路側)
コンセントも各席に完備。
筆者の乗車した車両はWi-Fiも使えました。
ただどちらも全車両に付いているとは限らないので、そこだけ注意。
フットレストも。
終点までは4時間ちょっとですし、ありがたく使わせていただきます。
なおフットレストは表面、裏面があり
- 床と同じ柄の面 靴を履いて使用
- 座席の生地と同じ柄の面 靴を脱いで使用
こんな感じで使います。
東北道・磐越道経由で新潟へ
定刻通りに仙台駅東口を出発。
ここから先の停車バス停は以下の通り。
仙台駅
広瀬通一番町 新潟駅前 万代シティバスセンター筆者は終点の万代シティバスセンターまで乗車します。
広瀬通一番町を出発。
ここでの乗車はなく、仙台西道路へ。
次の停留所はもう新潟県。
それまで車窓を楽しみつつゆっくり過ごします。
仙台宮城インターより東北自動車道へ。
村田ジャンクションで山形自動車道と分岐。
高速バス仙台山形線はこちらに入り、山形方面へと向かいます。
福島県に入り、福島ジャンクションからは東北中央自動車道と分岐。
米沢へ向かう高速バスは、ここから米沢・山形方面へ。
WEライナー号は引き続き東北自動車道を直進。
休憩ポイントは2か所あり
仙台駅から約1時間、福島松川インターに到着。
ここで10分ほどトイレ休憩をはさみます。
自販機のほか売店もあり、余裕があればここで買い物をしていくのも面白いかも。
気付けばバスは郡山市へ。
郡山ジャンクションから磐越自動車道に入ります。
車窓には会津のシンボル、磐梯山。
徐々に会津若松の町並みが見えてきます。
鉄道の場合は会津若松駅での乗り換え必須ですが、バスの場合はそのまま新潟方面へ。
改めて、乗り換えいらずな点は大きなメリットだと感じます。
仙台駅から約2時間半、西会津パーキングエリアに到着。
ここで2回目のトイレ休憩。
福島松川パーキングエリアと同じく10分ほど設けられています。
売店などはないので、ここでは本当にトイレ休憩だけ。
新潟県に入り、車窓には阿賀野川。
新潟亀田インターで下車。
気付けばもう新潟市…これより先は一般道の旅です。
新潟駅前に到着。
ここで半分ほどが下車。
駅前ロータリーでなく、信号を挟んだ停留所にバスは停まるようですね。
終点の万代シティバスセンターに到着
仙台駅から約4時間ちょっと、終点の万代シティバスセンターに到着。
とても快適で充実した時間を過ごせました。
仙台~新潟の優等列車が消え、飛行機の定期運行も2025年3月末で運休に…
今ではWEライナー号が両都市を結ぶ唯一の公共交通機関。
ぜひまた利用させていただきます。
【乗り方ガイド】WEライナー号|高速バスで仙台~新潟をリーズナブルに楽々往復!|まとめ
以上、今回は「【乗り方ガイド】WEライナー号|高速バスで仙台~新潟をリーズナブルに楽々往復!」という内容でお届けしました。
JRバス東北・新潟交通が運行する高速バス、WEライナー号。
とても快適で、4時間ちょっとの道のりでしたが充実した時間を過ごせました。
仙台~新潟の優等列車が消え、飛行機の定期運行も2025年3月末で運休に…
今ではWEライナー号が両都市を結ぶ唯一の公共交通機関。
ぜひまた利用させていただきます。




