- 東北新幹線って、どんな車種の違いがあるんだろう?
- 東北新幹線の車両の種類、種別について知りたい
そんなお悩みをお持ちの方へ。
当記事を読めば、東北新幹線の種別が分かります。
今回は東北新幹線の種類、車両の違いについて紹介していきます。
まず始めに、東北新幹線の列車名をざっと挙げてみましょう。
- はやぶさ
- はやて
- やまびこ
- なすの
- 山形新幹線つばさ
- 秋田新幹線こまち
途中まで連結する秋田新幹線、山形新幹線を合わせれば、実質6種類の列車が走っていることになります。
やはり車種が多いだけに
- やまびことつばさの違いってなんだ?
- はやぶさとこまちの違いは何?違うのは見た目の色だけじゃ?
- はやぶさとやまびこの違いって?同じじゃないの?
という人も、意外と多くいらっしゃるんです。
これだけ多いと、特徴を覚えるのも一苦労ですよね…
そこで当ブログ「東北旅びより」では、鉄道旅行をこよなく愛する筆者が、以下の内容を紹介していきます。
- 東北新幹線はやぶさ、はやて、やまびこ、なすのの違いについて
- 山形新幹線つばさ、秋田新幹線こまちの特徴について
- 東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線の車両の違いや特徴について
旅行や出張で新幹線を利用する際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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東北新幹線とは?
東北新幹線は、東京駅~新青森駅間の約713kmを結ぶ新幹線。
JR東日本が管轄する新幹線には
- 東北新幹線
- 上越新幹線
- 北陸新幹線
以上の3種類がありますが、この中で最も営業距離が長い路線です。
また、2016年3月には北海道新幹線の新青森~新函館北斗間が開業しました。
その影響で、一部の車両はJR北海道内まで乗り入れています。
そんな東北新幹線には
- はやぶさ
- はやて
- やまびこ
- なすの
以上の4種類の列車があるんです。
さらに連結して運転される
- 山形新幹線つばさ
- 秋田新幹線こまち
以上の2種類を合わせると、実質6種類の運行形態があることになります。
東北新幹線の種類|はやぶさ・やまびこ・つばさ・こまち・はやて・なすのの違い
はやぶさ
はやて やまびこ なすの東北新幹線を早い順にざっくり分けると、以上の通り。
連結して走る山形新幹線つばさ・秋田新幹線こまちも合わせて、それぞれ詳しく紹介していきます。
はやぶさ:最も速達性に優れた車両

- 使用車両はE5系・H5系
- 東北新幹線の中で一番速い
- 途中停車駅が少ない
- 全車指定席で、料金が少し高め
- 秋田新幹線こまちと併結運転することが多い
はやぶさは東北新幹線で最も速い列車。
一部は北海道新幹線を通り、函館方面にも乗り入れてます。
旅始めは初乗車のH5系から。いいスタートがきれて嬉しい。 pic.twitter.com/3xdPUE0zZx
— なか@東北旅びより (@naka_travel) January 8, 2024
はやぶさには、緑色の鼻が長い車両「E5系」「H5系」が使われています。
見た目の違いは比較的わかりやすいでしょう。
ちなみにE5系とH5系の違いをざっくりまとめると、以下の通り。
E5系の特徴 | H5系の特徴 |
---|---|
JR東日本の所有する新幹線 帯の色がピンク 鳥のロゴマーク | JR北海道の所有する新幹線 帯の色が紫 北海道のロゴマーク |
H5系はE5系に比べ出会える確率が低いため、見られたらラッキーです。
また途中停車駅が少ないのも特徴のひとつ。
新函館北斗駅~新青森駅~盛岡駅~仙台駅~大宮駅~上野駅~東京駅
基本的にこの7つの駅にだけ停車します。
また全車指定席で、自由席はありません。
盛岡駅~新青森駅間では、特定特急券を購入すれば空いてる席に乗れます。
※特定特急券:一部区間でのみ発売されている特急券のこと
特定特急券…
名前は違いますが、自由席特急券とあまり変わらないのでご安心ください。
座席を指定しない切符なので、グリーン車やグランクラス以外の空いている席ならどこでも座れますが…
その座席の指定席券を持っている人が来たら、席は譲るようにしましょう。
はやて:はやぶさの次に速い車両

- 使用車両はE5系・H5系
- はやぶさの次に速達性がある
- 盛岡駅~新函館北斗駅間で運行
- 全車指定席で、はやぶさより安い
はやぶさの次に速い列車は、はやて。
盛岡駅~新函館北斗駅間で運行中です。
はやぶさと同様、はやてには緑色の鼻が長い車両「E5系」「H5系」が使われています。
東北新幹線が八戸駅終点だった頃は、はやてが東北新幹線で最も速達性のある列車でした。
はやぶさが登場してからは徐々に本数がなくなり、現在は盛岡以北でのみ運行してます。
2019年3月の列車ダイヤ改正以降、はやての定期便は1日あたり4本のみ。
2024年現在のはやての停車駅は、以下の通り。
- はやて91号、100号(上り、下り各1本ずつ)
→新青森駅~奥津軽いまべつ駅~木古内駅~新函館北斗駅 - はやて93号、98号(上り、下り各1本ずつ)
→盛岡駅~二戸駅~八戸駅~七戸十和田駅~新青森駅~奥津軽いまべつ駅~木古内駅~新函館北斗駅
はやても全車指定席の車両ですが、はやぶさのように割増料金はかかりません。
やまびこ:はやぶさ・はやてよりも停車駅が多い車両

- 使用車両は主にE2系・E5系・H5系
- 盛岡駅~東京駅間で運行
- はやぶさ・はやてよりも停車駅が多い
- 指定席と自由席がある
- 山形新幹線つばさと併結運転することが多い
やまびこは東京駅~盛岡駅間で運行する列車。
はやぶさ、はやてに比べると停車駅が多いのが特徴です。
はやぶさが通過しがちな福島駅や郡山駅、宇都宮駅にも停車します。
E5系・H5系
E2系
- E5系・H5系 緑色の鼻が長い車両(こっちがよく使われる)
- E2系 白色・紺色の鼻が短い車両
やまびことして運行することが多い車両は、以上の通り。
はやぶさとしても活躍する「E5系」も使われるため、明確な見た目の違いがないところが難しいですね。
また、はやぶさ・はやてとの大きな違いは、指定席の他に自由席が設けられている点。
福島駅にて山形新幹線つばさと連結、切り離しをして運行することが多いです。
なすの:郡山・那須塩原~東京間を各駅停車で走る車両

- 使用車両はE2系、E3系、E5系、H5系、E6系
- 郡山駅・那須塩原駅~東京駅間のすべての駅に停車
- 自由席が圧倒的に多い
- グランクラスの専任アテンダントによるサービスがない
なすのは東京駅~那須塩原駅・郡山駅で運行されていて、各駅に全列車が停車します。
自由席が圧倒的に多いのも特徴ですね。
E5系
E2系
なすのとして運行することが多い車両は、以下の通り。
- E5系・H5系 緑色の鼻が長い車両
- E2系 白、紫、ピンク帯の車両(こっちがよく使われる)
よく通過されがちな駅(小山駅、那須塩原駅など)を利用する際は便利です。
また走行区間が短いため、グランクラスの専任アテンダントによる車内サービスはありません。
つばさ:福島までやまびこと連結する山形新幹線

- 使用車両はE3系、E8系
- 福島から山形方面へ向かう新幹線
- 全車指定席
- 福島以南は、やまびこに連結されることが多い
山形新幹線つばさは、福島駅~山形駅・新庄駅を結ぶ新幹線。
東京駅~福島駅は東北新幹線内を走り、福島駅からは在来線の奥羽本線と同じ区間を走行します。
全列車が最北端の新庄駅まで向かうわけではなく、途中の山形駅止まりとなっている列車も多いです。
以前は自由席もありましたが、2022年春より全座席が指定席化されました。
E3系
E8系
2024年3月より、山形新幹線では新型のE8系が運行開始。
現在運行中のE3系と比べ、性能も向上しています。
車両数 | 定員 | 最高速度 | コンセント | Wi-Fi | 荷物置き場 | 車いすスペース | 防犯カメラ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
新型E8系 | 7両編成 | 355名 | 東京~福島:300km/h 福島~新庄:130km/h | 普通席:全席 グリーン席:全席 | あり | 大型 (全車両) ※スーツケース対応 | 普通席:2席 グリーン席:1席 | 客室内 デッキ 通路部 |
旧型E3系 | 394名 | 東京~福島:275km/h 福島~新庄:130km/h | 普通席:窓側及び車端席 グリーン席:全席 | 小型 (7両中5両) | 普通席:1席 グリーン席:1席 | 客室内 デッキ |
E3系、E8系の違いを簡単にまとめると、以上の通り。
新車のE8系は乗り心地がよく、コンセントも完備。
とても快適で過ごしやすいです。

こちらのE5系がやまびこ号として走る場合、福島~東京間を併結して運行されることが多いです。
そのため福島駅以南は、やまびこと停車駅が一緒になります。
こまち:盛岡まではやぶさと連結する秋田新幹線

- 車両はE6系
- 盛岡から秋田方面へ向かう新幹線
- 全車指定席
- 盛岡より南方面は、はやぶさに連結されることが多い
秋田新幹線こまちは、盛岡駅~秋田駅を結ぶ新幹線。
- 盛岡駅~大曲駅 田沢湖線
- 大曲駅~秋田駅 奥羽本線
盛岡駅~秋田駅は在来線に直通し、以上の路線を走行します。
緑色の新幹線はやぶさと併結運転されることがほとんどで、盛岡駅以南ははやぶさと同様の停車駅です。
こまちは全車指定席ですが、盛岡駅~秋田駅間は特定特急券を購入すれば空いてる席に乗車できます。
はやぶさの盛岡駅~新青森駅間と似たような決まりですね。
東北新幹線の種類|はやぶさ・やまびこ・つばさ・こまち・はやて・なすのの違い|まとめ
以上、今回は「東北新幹線の種類|はやぶさ・やまびこ・つばさ・こまち・はやて・なすのの違い」という内容でお届けしました。
東北新幹線を速い順番で並べると
はやぶさ(こまち)→はやて→やまびこ(つばさ)→なすの
となります。
- 自由席はあるのか?ないのか?
- 停車駅はどこなのか?
など、車両の種類によって全然違ってくるので注意が必要です。
もし乗車する際は、駅の電光掲示板などでよく確認しておきましょう。
出張や旅行などで東北新幹線を利用する機会がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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