仙台からダブル切符を利用して、山形で日帰り一人旅をしてきました。
JR東日本で発売している2枚セットのお得な切符、ダブルきっぷ。
日帰り旅行や宿泊旅行だけでなく帰省にも使える、とても使い勝手が良い切符です。
ダブルきっぷを使って今回訪れたのは、山形県山形市。
実は仙台市と山形市って、隣同士なんですよね。
モダンな街並みに、カフェ、山形グルメなどなど…
山形駅周辺だけでも見どころ盛り沢山なので、とてもおすすめです。
ということで当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- ダブルきっぷとはどんな切符?
- ダブルきっぷを使った、筆者の旅行記
- ダブルきっぷ以外での、仙台~山形間のアクセス方法
今度の旅行のプランニングに、または読み物として、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ダブルきっぷとは?
ダブルきっぷとは、JR東日本が発売している2枚セットの切符。
- 仙台~盛・気仙沼
- 仙台~福島
- 仙台~山形
- あおば通~石巻
- 福島~郡山
- 郡山~会津若松から喜多方の各駅
など、南東北の区間が対象になっています。
普通に往復分の切符を買うよりも値段が抑えられるので、かなりお得です。
有効期間も1ヶ月間と長めに設定されているので、帰省や旅行など使い勝手が良さそうです。

【山形日帰り一人旅】仙台発!ダブル切符で行く秋の山形駅周辺観光
仙台駅から仙山線で山形駅へ
旅の始まりは仙台駅。
ここから仙山線に乗車し、終点の山形駅を目指します。
仙台市と山形市って、実は隣同士なんですよね。
そのためか鉄道やバスなどの交通機関が豊富ですし、所要時間も片道およそ1時間半…
日帰り旅行にはうってつけの場所なんです。
7番線ホームに停車中の仙山線。
仙台ではよく見かける、E721系という車両です。
仙台駅を出発してから約50分…
仙山線は途中の奥新川駅に到着しました。
次の面白山高原駅からは、山形県山形市に入ります。
以前に興味本位で奥新川駅にて途中下車したことがありますが、仙台市にいながら秘境感を味わえる不思議な場所でした。
列車の本数もそれなりにありますし、秘境駅にいる気分を味わいたい方にはおすすめです。

仙台駅から約1時間、列車は山寺駅に到着しました。
山寺は山形市を代表する観光地です。
山寺の正式名称は、宝珠山立石寺。
奥の細道で知られる、松尾芭蕉も訪れたとされています。
1,000段以上もの石段を上った先にある絶景は圧巻…
仙山線1本でアクセスできるので、鉄道旅行がてら立ち寄るのもおすすめです。

今回は山形駅周辺でサクッと楽しめる、王道スポットを巡っていきたいと思います。
霞城公園を散策

開園時間 | 5:00~22:00(4月1日~10月31日) 5:30~22:00(11月1日~3月31日) |
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休園日 | 年中無休 |
料金 | 無料 ※ただし園内施設で料金が必要な場合あり |
アクセス | 山形駅から徒歩7分 |
まず訪れたのは、霞城公園。
山形城跡を整備した公園です。
残念ながらお城の面影は少ししか残っていませんが、当時の様子を思い浮かべながら散策するのもすごく面白いです。
本丸内の公開期間は、4月中旬から10月下旬まで。
見学したかったところですが、僕が来た時にはすでに公開終了していました…ショック…
またの機会に来てみようと思います。
山形藩の初代藩主、最上義光の像がありました。
現在の城郭は、最上義光が築いたものが原型とされているのだそう。
正面から見た最上義光像。
霞城公園内には、大きなイチョウの木もありました。
写真映えするスポットでもあるためか、周囲にはカメラを持つ人が多かった印象です。

秋の時期の風景もいいですが、特におすすめなのは春。
霞城公園は桜の名所としても知られており、シーズン中はライトアップも行われます。
光に照らされてお堀に映し出される桜は、本当に幻想的…
思わず見入ってしまいます。
霞城公園の東大手門の方へやってきました。
実はこの辺りに、有名な列車の撮影スポットがあるんです。
それがここ。
見晴らしがよく、列車を撮影するのにうってつけです。

春限定で、奥羽本線は霞城公園付近で速度を落として運転します。
鉄道旅がてら、奥羽本線に乗車して桜を楽しむのもいいですね。
山形市郷土館(旧済生館本館)を散策

開園時間 | 9:00~16:30 |
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休園日 | 年末年始(12月29日~1月3日) |
料金 | 無料 |
アクセス | 山形駅から徒歩7分(霞城公園内) |
続いて訪れたのは、山形市郷土館。
霞城公園内にある郷土資料館です。
山形市郷土館…またの名を、旧済生館。
済生館は、山形県立病院として1878年に建設された建物です。
1950年代には老朽化のため解体が決まっていたものの、歴史的に貴重な建物であることから、現在の場所に復元保存されることになりました。
館内は1階、2階が一般公開されています。
山形市郷土館の開館時間、休館日、入館料はこんな感じ。
文翔館を散策

開園時間 | 9:00~16:30 |
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休園日 | 第1・3月曜日(ただし、祝祭日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日) |
料金 | 無料 |
アクセス | 山形駅から徒歩25分 山形駅からベニちゃんバスで約10分(市役所南口下車 徒歩5分) |
山形市郷土館の次に訪れたのが、文翔館。
山形市郷土館からだと徒歩で25分ほどです。
文翔館は、旧山形県庁舎、県会議事堂として1916年に建てられたもの。
山形市郷土館と同じく、文翔館も国の重要文化財に指定されています。
大正時代をイメージさせるフォトジェニックな外観から、カメラ片手に訪れる方も多くいます。
水の町屋 七日町御殿堰でほっと一息

営業時間 | 店舗による |
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定休日 | 店舗による |
料金 | 店舗による |
アクセス | 山形駅から徒歩23分 山形駅からベニちゃんバスで約8分(七日町下車 徒歩2分) |
文翔館の次に訪れたのは、七日町御殿堰という商業施設。
飲食店や雑貨屋が立ち並んでおり、ちょっと一息つきたい時におすすめです。
そば処三津屋 出羽路庵 駅前大通り店で夕食

営業時間 | 【月・火・木・金】11:00~15:00 17:00~24:00 【土・日・祝】11:00~24:00 |
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定休日 | 水曜日(祝祭日除く) |
アクセス | 山形駅から徒歩7分 |
口コミ・評判 | そば処 三津屋 出羽路庵 駅前大通り店|食べログ |
すっかり日も暮れてきたことですし、夕飯を食べて仙台に戻るとしましょう。
今回お邪魔したのは、そば処三津屋 出羽路庵 駅前大通り店。
三津屋は山形で展開している蕎麦屋で、その歴史はなんと大正時代まで遡るのだそう。
伝統的な山形蕎麦を食べれるお店として親しまれています。
実は仙台にも1店舗だけ三津屋がありまして、そっちに行った方が断然近かったんですが
ということで、この日までずーーっと我慢してました。
念願の三津屋の蕎麦…とても楽しみです。
店内はこんな感じ。
20時半過ぎくらいだったので、お客さんは僕を含めて2人しかいませんでした。


メニューはざっとこんな感じ。
温かいそば、冷たいそば、店舗限定メニューや一品料理、アルコールなど…
種類豊富に揃ってます。

今回はシンプルなざるそばを注文。
注文から5分ちょっとで到着しました。
硬めの茹で加減で、ほのかな香りがある山形の蕎麦。
個人的にとても好みです。
また、めんつゆも見た目こそさっぱりしているものの出汁が効いててこれまた美味しい。
さすが麺王国、山形…
山形には鳥中華を始めとした絶品グルメが数多くありますが、蕎麦も外せないですね…
次に来た時は違うメニューを注文してみようかと思います。
山形駅から仙山線で仙台駅へ
山形駅に戻ってきました。
山形駅からは、仙山線の終電に乗り仙台駅へ戻ります。
日帰り旅行ではあったものの、山形駅周辺のグルメや観光スポットなどを十分に楽しめました。
ダブルきっぷ以外での仙台から山形へのアクセス方法
仙山線
料金 | 【片道料金】1,170円 【往復料金】2,340円 【ダブルきっぷの料金】1,560円 |
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仙台駅~山形駅間の通常料金は1,170円なので、往復料金だと2,340円。
ダブルきっぷの方が780円お得になるのでお得です。
高速バス
料金 | 【片道料金】950円 【往復料金】1,700円 |
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仙台駅~山形駅間では高速バスも運行しています。
時間帯によっては10分に1本走ってるので、利便性がかなり高いです。
仙山線はダブルきっぷを使えば高速バスよりも安いものの、本数はなんと1時間に1本…
安さを取るなら仙山線ですが、利便性を考えるなら高速バスがおすすめです。

【山形日帰り一人旅】仙台発!ダブル切符で行く秋の山形駅周辺観光|まとめ
以上、今回は「【山形日帰り一人旅】仙台発!ダブル切符で行く秋の山形駅周辺観光」という内容でお届けしました。
ダブルきっぷは1泊2日の旅行だけでなく、日帰り旅行にも便利な切符です。
有効期間は1ヵ月とかなり長めですし、帰省にも使えそうですね。
機会があればぜひ、ダブルきっぷを使ってみては?


