2019年3月16日のダイヤ改正により、奥羽本線の秋田~青森間に快速列車が新設されました。
これにより青春18きっぷで東京から青森まで移動する際に、かなり便利になるんです。
果たして、青春18きっぷ利用者にとってどんなメリットがあるのでしょうか?
そもそも青春18きっぷとは?
青春18きっぷとは、JRの普通列車や快速列車、BRTが全線乗り放題になる切符です。
JRの路線であれば日本中どこへでも行けてしまうので、鉄道を乗り継いで北海道から九州へ行くこともできてしまいますよ。
5日間利用が可能で、12,050円で発売されています。
つまり、1日あたり2,410円という計算になりますね。
なお詳しくは「青春18きっぷについて」をご覧ください。

奥羽本線快速列車で、青春18きっぷ「東京~青森」の乗り継ぎが便利に
2019年3月16日のダイヤ改正により、特急つがるの時刻が変更となりましたが…
その代わりとして、新たに秋田~青森間に快速列車が新設されます。
こちらの内容については「秋田~青森間に快速列車新設」にて解説しているので、詳しくはこちらをご覧ください。
青春18きっぷの活用の幅が広がるので、利用者にとってはとてもいいニュースですね。
では快速列車が新設されることのメリットは、具体的にどんなところにあるのでしょうか?
東京~青森間を移動する青春18きっぷ利用者にとってのメリットは?
所要時間の短縮
普通列車ではなく快速列車なので、所要時間が短縮されます。
青春18きっぷでは特急や新幹線を利用できないので、快速列車の存在はかなりありがたいですね。
利用ルートのパターンが広がる
青春18きっぷでは、IGRいわて銀河鉄道(岩手県)や青い森鉄道(青森県)といったJR以外の路線を利用できません。
そのため、東京から青森へ向かうには遠回りをして向かう必要があるんです。

しかし今回の快速列車の新設によって、利用ルートのパターンが広がります。
つまり、その日のうちに東京から青森まで行きやすくなるということですね。
うまく行けば、函館までたどり着くことも可能です。
では、どのように移動パターンが広がるのでしょうか?
青春18きっぷで東京~青森間を移動するルートはこうなる!
- 新潟ルート(高崎線、上越線で新潟へ→羽越本線で秋田へ→奥羽本線で青森へ)
- 宮城・山形ルート(東北本線で仙台へ→仙山線で山形へ→奥羽本線で青森へ)
- 北上線ルート(東北本線で北上へ→北上線で横手へ→奥羽本線で青森へ)
今回の快速列車の新設によって、東京~青森間を移動するルートに「北上線ルート」が新たに加わりました。
東京~仙台間、横手~青森間は宮城・山形ルートと同じ経路を移動しますが、北上~横手間は北上線を利用することになります。
3月16日以降、横手からは快速列車に乗り継げるようになるので、その日のうちに青森まで行くことができますね。
さらに青森からは青い森鉄道(八戸行き)の最終列車に乗り継ぐこともできるので、盛岡からIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道経由で八戸に向かうよりも安く済みます。
北海道方面ですと、新青森駅から北海道新幹線(新函館北斗行き)の最終列車に乗り継げるので、1日で東京から函館へ向かうことも可能です。
ちなみに北海道新幹線を利用するためには、別途でオプション券を購入する必要があります。
北海道新幹線のオプション券についても「青春18きっぷについて」にて詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

東京~青森間を移動するなら「北海道&東日本パス」もおすすめ
北海道&東日本パスはJR東日本、JR北海道の普通列車とBRTが、1週間乗り放題になるというとてもお得な切符です。
またJRの普通列車とBRTに加え、青い森鉄道やIGRいわて銀河鉄道、北越急行といった青春18きっぷでは乗車できない路線に乗れるのも特徴ですね。
11,330円で発売されているので、1日あたり約1,620円という計算になります。
なお詳しくは「北海道&東日本パスについて」をご覧ください。

【まとめ】青春18きっぷ「東京~青森」の乗り継ぎが便利に|奥羽本線に快速列車新設
以上、今回は奥羽本線に新設される快速列車についての内容をお届けしました。
青春18きっぷ利用者にとっては、快速列車の存在はかなりありがたいですね…
これを機にぜひ、鉄道で東北にいらしてみては?

