只見線の不通区間(会津川口駅~只見駅間)が2022年度に復旧することが決定しました。
只見線で鉄道旅行をよくする筆者にとっては、これほど嬉しいことはないです…!
只見線の全線開通を記念して、当ブログ「東北旅びより」では
- 只見線の特徴や魅力
- 只見線の不通区間の状況
- 只見線沿線の宿泊情報
- 只見線車両キハ40がキハE120へ置き換えでどう変わる?
などをメインに紹介していきます。
これまでに各地で鉄道一人旅をしてきた僕ですが、中でも一番おすすめしたいのがこの只見線。
「絶景の秘境路線」として世界的に有名な、このローカル線の詳細に迫っていきましょう。
只見線ってどんな路線?
只見線は会津若松駅(福島県会津若松市)~小出駅(新潟県魚沼市)の約135㎞を結ぶ路線。
只見線は全国的に秘境ローカル線として有名です。
その理由は、時刻表を見てもらえばすぐに分かるかと…
2018年5月現在の会津川口駅の時刻表です。
沿線のほとんどが無人駅で、会津川口駅発の列車はなんと1日に6本…
また只見線沿線は豪雪地帯のため、冬期になると運休になる列車が続出します。
そんなド田舎を走る只見線ですが、実は絶大な人気を誇るローカル線なのです。
- 運行本数が少ない
- 快速列車の運行はゼロ
- 沿線は無人駅だらけ
そんな典型的な田舎のローカル線が、なぜ絶大な人気を得ているのでしょうか?
只見線 人気の秘訣は車窓や沿線風景の絶景にあった
超ド田舎を走るローカル線、只見線。
なぜここまで人気なのでしょうか?
その理由は車窓の風景にありました。
メディアからの評価もピカイチで
- 紅葉の美しい鉄道路線ベストテン 第1位
- 好きなJRローカル線ランキング(東日本編) 第1位
- 雪景色のきれいなローカル線ベストテン 第3位
と、ランキング上位を見事に独占。
地方の秘境路線だというのに、車内は国内外の観光客で賑わってるのがいつも印象的です。
大自然の風景、日本古来の風景を車窓から眺められるのが、只見線の人気の秘訣なんです。
只見線 豪雨被害による不通区間の復旧状況は?
当初は会津坂下駅~小出駅間の113.6kmが不通となっていたものの、その後徐々に復旧。
現在は会津川口駅~只見駅間の27.6kmで運休になっています。
会津川口駅~只見駅間は、現在列車代行バスでの運行となっています。
会津川口駅~只見駅間の被害は特に大きく、なんと3つの橋梁が流出。
沿線の自治体からは、JR東日本に対して復旧を要望していたものの…
只見線が赤字路線だという理由から、バス輸送への転換を提案し続けてきました。
まあ、JR東日本としては
という感じだったのでしょう…
しかしいつになっても議論は平行線を辿るばかりで、一時は只見線が廃止になるという話も出たほどでした。
ですがそんな只見線に、嬉しいニュースが舞い込んできます。
只見線 上下分離方式での復旧が決定!全線開通は2022年度予定
なんと只見線を全線復旧させることが決定したのです。
今回の運転再開にあたって
- 線路や駅舎などの設備類:福島県が管理
- 列車の運行:JRが管理
という「上下分離方式」という形態で、復旧を目指すとのこと。
沿線住民や鉄道ファンはもちろん、観光客にとってもかなり嬉しいニュースですね。
うまくいけば復旧は2022年度なので、とても楽しみで仕方ありません。
只見線 全線復旧に合わせて車両をキハ40からキハE120に置き換えへ
JR東日本仙台支社は、只見線の車両をキハE120形に置き換えると発表した。
引用:鉄道コム
JR東日本仙台支社は、只見線で使われている車両を新型のE120形に置き換えることを発表しました。
新潟で活躍していたE120形の全8両のデザインを一新。
2020年3月からは、キハ40系に代わりキハE120形が只見線で活躍しています。

ちなみに新しいデザインはこんな感じ。
只見線沿線をモチーフにしたカラーリングになってます。
只見線に新たな風を吹かせてくれることを願っています。
そんな只見線ですが、乗車するには会津若松駅か小出駅まで行く必要があります。
【アクセス方法】只見線の復旧状況を見に行こう!沿線を観光するには?(新幹線・普通列車)
東北新幹線・普通列車で会津若松駅まで
東北新幹線で郡山駅へ→磐越西線で会津若松駅へ
磐越西線は基本的に1時間に1本の運行。
時間を調べてから乗った方が安心です。
なお仙台方面からのアクセスでしたら、下の動画が参考になるかと思います。
上越新幹線・普通列車で小出駅まで
上越新幹線で越後湯沢駅へ→上越線で小出駅へ
上越線も基本的には1時間に1本の運転ですので、時間に気を付けて予定を組んだ方がいいですね。
なお小出駅から只見線に乗車した際の旅行記は、下記からご覧になれます。
合わせて参考にしてみてください。

【宿泊場所】只見線沿線の旅館・ホテルは?
時刻表を見ていただければわかる通り、只見線は圧倒的に本数が少ない路線です。
只見線の時刻表はこちら:只見線の時刻表
もちろん1日かけて全区間を乗り切ることは可能ですが…
そのためには早起きをして、早朝の列車に乗らなければいけません。
しかも観光できる場所もかなり限られてきます。
せっかくの旅行なのに、それだと思う存分に観光を楽しめませんよね。
かなりもったいないので、只見線沿線で宿をとるのもひとつの手段として考えておくことをおすすめします。
沿線の宿泊施設は旅館が大半を占めており、ホテルはほとんど見当たりません。
駅から少し離れている旅館も中にはありますが、駅から無料の送迎サービスを行っている場所もあります。
特に青春18きっぷや北海道&東日本パスの利用者にとっては、とてもありがたいサービスですね。
一度ご覧になっておくことをおすすめします。
じゃらんはこちら:
楽天トラベルはこちら:只見線沿線の旅館を探す
【口コミ・評判】実際に只見線沿線を観光した人の感想は?
雪の只見線縦構図。絶景の秘境ローカル線らしいですよ。景色がほんとに素晴らしいところでした!また行ってみたい!#只見線 #雪景色 #絶景 #ファインダー越しの私の世界 #カメラ好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/15oBJarn27
— なみこ (@NaMiNaMiNaMiRi) 2019年1月12日
只見線に乗車して来ました
只見川沿いの雪景色は最高でした#只見線 pic.twitter.com/If1miH3JAL— Yasu (@def712yasu) 2019年1月9日
さすが絶景の秘境路線、只見線ですね。
その車窓の美しさに、色んな人が魅了されているようです。
【まとめ】只見線 復旧は2022年度!開通に合わせてキハ40がキハE120に置き換えへ
以上、今回は「只見線 復旧は2022年度!開通に合わせてキハ40がキハE120に置き換えへ」という内容でお届けしました。
窓を開けて眺める沿線の風景、軽快なエンジン音…
まるで日常を忘れさせてくれるかのような、絶景の数々…
僕も只見線に乗ったことがありますが、このローカル線はとにかく最高です。
これを機にぜひ、只見線に乗って鉄道旅を楽しんでみては?

