「春の増発列車のお知らせ」にある通り、臨時列車の快速ムーンライトながらは、使用車両185系の老朽化に伴い、運転終了となります。
- ムーンライトながらがどんな列車か知りたい
- ムーンライトながらの乗り方が知りたい
そんな方へ向けて、臨時夜行快速「ムーンライトながら」について紹介していきます。
- 青春18きっぷでの旅行を考えている
- 夜行列車に乗ってみたい
- とにかく費用をかけずに旅がしたい
この列車は上記のような方におすすめです。
当ブログ「東北旅びより」では
- ムーンライトながらの運転日や時刻表、停車駅、予約方法、乗り方など
- 初心者がやってしまいがちな乗車時の失敗、注意点
などなど、初心者でも安心して乗車できるよう詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ムーンライトながらとは?
ムーンライトながらは、東京駅と岐阜県の大垣駅を結ぶ夜行快速列車。
青春18きっぷの利用期間限定の列車で、1日1往復の運行となっています。
夜の時間帯を有効活用できることから、青春18きっぷ利用者からはかなりの人気を集めている列車ですね。
この列車を使えば青春18きっぷで大阪などに行く際はかなり便利ですし、さらに乗り継げばその日の夜に九州に着くことだって可能。
そんなムーンライトながらを、さらに詳しく掘り下げていきましょう。
ムーンライトながらの使用車両185系とは?
ムーンライトながらに使用されている車両は、185系というもの。
国鉄時代に製造された車両で、現在では特急踊り子、ホームライナーとして関東で活躍しています。
車両自体は古いものの、特急車両なので座席のリクライニングももちろん可能。
10両編成で運行されますが、4号車と5号車の間は通り抜けができないので注意が必要です。
そんな185系ですが、2021年春に運用から離脱する見込みとなっています。
185系の引退以降、果たしてムーンライトながらはどうなっていくのでしょうか?
- 185系の引退とともに、ムーンライトながらも廃止
- 新たな車両(E257系が有力?)を用いて、引き続きムーンライトながらは臨時列車として運行
考えられるのは、以上の2つ。
詳細はまだ発表されていないので、今後の動向に注目していきたいところですね。
「春の増発列車のお知らせ」にある通り、臨時列車の快速ムーンライトながらは、使用車両185系の老朽化に伴い、運転終了となります。
【2020ー21年冬】ムーンライトながらの運転日・時刻表・停車駅・料金・運賃
ムーンライトながらの運転日
ムーンライトながらの2020~2021年冬の運転日はまだ発表されていません。
2019~2020年冬の運行日を参考に予想すると、おそらく以下のようになるのではないでしょうか?
- 東京発の下り方面:2020年12月20日~12月30日
- 大垣発の上り方面:2020年12月21日~12月31日
仮にこの日程だとすると、2020~2021年冬のムーンライトながらの運転日は、上下線ともに11日間の運行。
ですが今年は新型コロナウイルスの影響などもあるので…
今後の状況次第では、全日程運休というようになる可能性も否定はできません。
「春の増発列車のお知らせ」にある通り、臨時列車の快速ムーンライトながらは、使用車両185系の老朽化に伴い、運転終了となります。
ムーンライトながらの時刻表と停車駅
東京 | 品川 | 横浜 | 小田原 | 沼津 | 静岡 | 浜松 | 豊橋 | 名古屋 | 岐阜 | 大垣 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
下り(大垣行き) | 23:10発 | 23:18発 | 23:36発 | 00:31発 | 01:08発 | 01:50発 | 02:46着 03:02発 (30分停車) | 通過 | 05:11発 | 05:34発 | 05:45着 |
上り(東京行き) | 05:05着 | 04:58発 | 04:41発 | 通過 | 03:21発 | 01:55発 | 00:25着 00:55発 (30分停車) | 00:18発 | 23:20発 | 22:59発 | 22:48発 |
【大垣駅での接続列車】
- 大垣5:53発 米原6:27着
※乗り換え時間は8分 - 大垣6:20発 米原6:55着
※乗り換え時間は35分
ムーンライトながらの料金・運賃
【運賃】東京~大垣:片道6,930円
【指定席券】530円(閑散期は330円)
ムーンライトながらは全車指定席の快速列車。
そのため乗車券のほかに、530円の指定席券(閑散期は330円)が必要になります。
快速列車なので、もちろん青春18きっぷで乗車することも可能です。
もし東京~大垣で通常通り切符を買うと片道6,930円なので、青春18きっぷを使った方が圧倒的にお得ですね。
- 東京~浜松:4,510円
- 東京~名古屋:6,380円
- 東京~岐阜:6,600円
またこの列車は利用中に日付をまたいでしまうため、青春18きっぷは2回分必要なのでご注意を!
ちなみに日付をまたいでから最初に着く駅までの切符を別途で買っておくことで、青春18きっぷの消費が1回分だけで済みます。
▼日付をまたいでから最初に着く駅
- 下り(東京→大垣):小田原駅
- 上り(大垣→東京):豊橋駅
つまり下りだと東京~小田原間、上りだと大垣~豊橋間の切符を買っておくことによって、青春18きっぷの余分な消費を抑えられるということですね。
ちなみに東京~小田原間は1,520円、大垣~豊橋間は1,980円です。
青春18きっぷの一日分の料金(2,410円)よりも、別途で切符を購入した方が安く済む場合は、この方法がおすすめですよ。
ムーンライトながらの予約方法・切符の買い方
- 全国のみどりの窓口
- えきねっと(JR東日本のポータルサイト)
- 指定席券売機
ムーンライトながらは全車指定席なので、座席の予約が必要になります。
販売開始は、乗車日の1ヶ月前の午前10時からです。
えきねっとで切符を購入する際は、クレジットカード払いのみとなるのでご注意を!
みどりの窓口で購入する場合は「ムーンライトながらの指定席券をください」と言えば大丈夫です。
ムーンライトながらを快適に利用する方法・便利な持ち物
ムーンライトながらは特急型の車両とはいえ、さすがに一晩中乗っていると疲れがたまります。
特に初めてだと慣れていないこともあり、疲労の影響が出やすいです。
それではせっかくの楽しい鉄道旅を思う存分に楽しむことはできませんよね?
そこでムーンライトながらを少しでも快適に利用できるように、鉄道旅をこよなく愛する筆者がおすすめしたいアイテムを厳選しました。
ぜひ参考にしてみてください。
アイマスク
ムーンライトながらの車内は、一晩中明かりがつけっぱなしの状態です。
光が気になる方は、アイマスクを持っていくことをおすすめします。
ネックピロー
長時間イスに座っていると、首が疲れてきてしまいます。
ネックピローがあると、首の負担を軽減してくれるのでそこまで疲れません。
耳栓
列車の騒音が気になる、周囲の話し声が大きい、いびきがうるさい…
そんなときに役立つのが耳栓。
周囲の音が気になって一睡もできなかった…なんてことになればせっかくの旅が台無しですからね。
そこまで高くないので、ぜひひとつ持っておくことをおすすめします。
モバイルバッテリー
ムーンライトながらの車内には、コンセントがありません。
そのためモバイルバッテリーは必須ですね。
「旅先でスマホが電池切れになってしまった…」
「時刻表は見れないし地図も見れない…どうしよう…」
なんて最悪の事態にならないように、ひとつは用意しておくと安心ですよ。
食べ物や飲み物
ムーンライトながらには、自販機や車内販売のサービスがありません。
事前に食料などを確保しておくことをおすすめします。
特にエアコンが効いている車内ですと、乾燥しやすいです。
体調を崩さないためにも、水分補給はしっかりしましょう。
【まとめ】ムーンライトながら 2020ー21年冬|予約方法・乗り方を解説
以上、今回はムーンライトながらの運転日や時刻表、停車駅、料金、注意点、予約方法などを紹介しました。
快適さなどにおいては不便に感じるところも多少ありますが…
長距離の鉄道旅には、夜行列車はとても心強い味方です。
ぜひあなたも、ムーンライトながらを使って鉄道旅を楽しんでみては?