高速バス 福島ー仙台線の乗り方ガイド・乗車レポートをお届けします。
仙台市~福島市を結ぶ高速バス 福島ー仙台線。
JRバス、宮城交通、福島交通の3社が共同運行しています。
筆者は仙台駅前から福島駅東口までの区間で利用。
在来線より高くとも数十円の差で、乗ってしまえば着席保証…
おまけにリクライニングシートやWi-Fi付き。
交通機関としてとても優秀だと感じました。
当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- 仙台~福島の移動手段を比較(東北新幹線・東北本線・高速バス)
- 高速バス 福島ー仙台線のおすすめポイント
- 高速バス 福島ー仙台線の料金・乗り場・切符の購入方法や支払い方法
- 高速バス 福島ー仙台線の乗車レポート
ぜひ参考にしてみてくださいね。
仙台~福島の移動手段を簡単におさらい
交通機関 | 片道料金 | 所要時間 | 本数(平日) | 最終便(平日) |
---|---|---|---|---|
高速バス | 1,400円 | 約1時間10分 | 1~2時間に1本 | 仙台発:21時台 福島発:19時台 |
東北新幹線 (やまびこ自由席) | 3,210円 | 約20~25分 | 20~30分に1本 | 仙台発:22時台 福島発:23時台 |
東北本線 | 1,340円 | 約1時間半 | 1時間に1本 | 仙台発:22時台 福島発:22時台 |
仙台駅~福島駅の主な移動手段をまとめると、以上の通り。
- 高速バス 最終便は早いが快適
- 東北新幹線 少し高いが本数豊富で最速
- 東北本線 時間はかかるが最安値
それぞれのメリット・デメリットをざっくり挙げるとすればこんな感じでしょうか。
お好みに合わせて選んでいただけたらと思います。

高速バス 福島ー仙台線のおすすめポイントを紹介
リクライニングシート・Wi-Fi付き
高速バス 福島ー仙台線はリクライニングシート付き。
全席禁煙、4列シートの一般的な高速バスの仕様です。
また福島交通・宮城交通担当便ではフリーWi-Fiも使用可。
とりあえず乗ってしまえば、リクライニングシートが確実に使えてしまうわけですね。
速達性を考えれば、新幹線を使うべきでしょう。
ただ鉄道よりも安く、そして着席保証でリクライニングシートを使える。


仙台駅~福島駅を走る普通列車の座席も対面で座るロングシート、もしくは4人掛けのセミクロスシートです。
それを踏まえるだけでも、高速バスの利用価値はあるかと思います。
乗り換えなし(日中は特に便利)
2021年のダイヤ改正以降、日中に運行する東北本線は基本的に白石駅で乗り換え必須となりました。
とは言っても、待ち時間は数分の場合が大半ですし、すぐ向かい側の列車に乗り込めばいいだけなので際立って不便なものではないですが。
しかし乗り換えという行為自体がもうハードルが高い…と思う人だって少なくないはず。
そんなネックを解消してくれるのが高速バス。
乗り換えなしで目的地まで行けるというのはやはり魅力的ですよね。
山形~仙台線もそうですが、鉄道より高速バスの方が便利なパターンは意外とあるように感じます。
ちょうどいい移動手段
- 東北新幹線 最速でも料金が高い
- 東北本線 安いが時間がかかる
- 高速バス 在来線より早く新幹線より安い
在来線より料金は数十円高いものの、所要時間は20分ほど早く乗り換えなし。
さらには新幹線より安く、リクライニングシート完備でそれなりに快適。
いわば超ちょうどいい移動手段なんです。
乗ってしまえばリクライニングシートを使えることは確実。
在来線のように立ちながら乗ることも一切ないので、それだけでも十分にプラスポイントかと。
【乗り方ガイド】高速バス 福島ー仙台線の料金・乗り場・切符の購入方法や支払い方法
料金
大人(片道) | 1,400円 |
---|---|
子ども(片道) | 700円 |
定期券(大人1ヶ月) | 39,600円 |
福島ー仙台線は予約不要の高速バス。
そのため特に手続きはいらず、そのまま乗車してOKです。
ただし整列した順番での乗車となるため、満席の場合は次の便を利用しなければいけません。
切符の購入方法・支払い方法
- 事前に乗車券を買う(仙台高速バスセンター・仙台駅東口バス案内所・福島駅東口乗車券販売窓口)
- 車内にて降車時に現金で支払う
- クレジットカードでのタッチ決済・QRコード決済(福島交通担当便のみ)
宮城交通仙台高速バスセンターは仙台駅西口から徒歩3~4分ほどの距離のところにあります。
福島ー仙台線のバス乗り場にもなっているので、前もって乗車券を買いたい人はここで買うのもアリかと。
有人窓口では乗車券の購入はできません。
窓口横にある自動券売機で買う必要があります。
仙台駅東口バス案内所は仙台駅東口から階段を降り、バス乗り場72番付近に向かうとあります。
宮城交通仙台高速バスセンターより近いけどちょっと分かりにくいかも…?
福島駅東口乗車券販売窓口は、福島駅前ロータリーにあります。
福島駅からバスに乗る場合は、こちらを利用するのが便利でしょう。
また福島交通担当便のみ、降車時にクレジットカードでのタッチ決済・QRコード決済も可。
QRコード決済にはPaypay、LINEPay、楽天Pay、ALIPay、J-CoinPayが使えます。
高速バス乗り場
- 仙台駅 宮交仙台高速バスセンター40番(広瀬通)
- 福島駅 東口10番
仙台駅前から乗車する場合、乗り場は宮城交通仙台高速バスセンター。
仙台駅西口から徒歩3~4分ほどの距離のところにあります。
福島駅東口から乗車する場合、乗り場は駅前ロータリーの10番と書かれた停留所。
駅前にあるので比較的分かりやすい場所にあるかと思います。
【乗車記】高速バス 福島ー仙台線|快適でリーズナブルに移動するならこれで決まり!
宮城交通仙台高速バスセンターから乗車
今回は宮城交通仙台高速バスセンターからバスに乗車。
場所は仙台駅西口から徒歩3~4分ほどの距離のところ。
盛岡方面へ向かうアーバン号などもこの場所から発着しています。
定刻通りにバスが到着。
福島交通が担当の便に乗車します。
赤のラインにクリーム色、これぞまさに福島交通。
福島交通担当の車両だとWi-Fiが使える上、クレジットカードでのタッチ決済・QRコード決済も可能なので便利です。
高速バスの車内
4列がけの座席が並んだごく普通の車内。
福島ー仙台線は予約不要の高速バスなので、好きな席に座ります。
ちなみに車内にはトイレが付いておらず、途中休憩もないのでご注意を。
足元は他の高速バスに比べ少し広めに感じたような…?
復路で利用した宮城交通担当便がそうなのか、たまたま運よく広い車両に当たったのか…
いずれにせよラッキー。
昼行の中距離高速バスとしては珍しく背面テーブル付き。
荷物を入れるネットとドリンクホルダーも。
ネット、ドリンクホルダーに関してはどの車両にも共通して付いているかと思います。
平日の日中だったため、車内は空席が目立ちます。
ただ休日に利用した際にはほぼ満席になることもあったので、土日や長期休暇などは要注意。
東北自動車道を経由して福島方面へ
仙台駅前を出発すると、次に停車するのは広瀬通一番町。
繁華街の国分町や百貨店、光のページェントが実施される定禅寺通りが近いです。
ここでお客さんを数人乗せ、バスは仙台西道路へ。
次に停まる停留所はもう福島市内となります。
仙台宮城インターから東北自動車道へ。
途中いくつかサービスエリア・パーキングエリアもありますが、福島ー仙台線の場合はすべてスルーします。
トイレ休憩等もないので、あらかじめ済ませておいた方がいいでしょう。
東北自動車道を走ること約50分、福島飯坂インターで下車。
東北本線でいうと東福島駅が最寄りになるでしょうか。
一般道合流後の風景はガソリンスタンドや工場などが立ち並ぶ、福島市の郊外といった感じ。
なおこれより停車するバス停は以下の通り。
- 天王下
- 原田東
- 稲荷田
- 福島中央郵便局
- 福島駅東口
- 福島県庁前
- 福島市役所入口
- 福島競馬場
これを見てもわかるように、福島在住者のためのバスという印象が強いです。
東北地方を走るその他の高速バスでもこの傾向はよく見られますし、様々なものが仙台へ一極集中しているのが感じ取れますね…
バスは徐々に福島市の市街地へ。
福島駅はもう間もなく。
福島駅東口で下車
仙台駅前から1時間ちょっとで福島駅東口に到着。
バスはこれより福島市役所、福島県庁を経由して終点の福島競馬場へ向かいます。
在来線より高いとはいえ、数十円の差。
乗ってしまえば着席保証で、リクライニングシートやWi-Fi付き。
悪天候や事故、帰省ラッシュなどで発生する大渋滞などに巻き込まれない限りは大きな遅延もないですし、単純に交通機関として使うなら大いにアリかもしれません。
約1時間10分、とても快適な時間を過ごせました。
【乗り方ガイド】高速バス 福島ー仙台線|快適でリーズナブルに移動するならこれで決まり!|まとめ
以上、今回は「【乗り方ガイド】高速バス 福島ー仙台線|快適でリーズナブルに移動するならこれで決まり!」という内容でお届けしました。
在来線より高いとはいえ、数十円の差。
乗ってしまえば着席保証で、リクライニングシートやWi-Fi付き。
交通機関としてとても優秀だと感じました。


