仙台市と山形市を結ぶ高速バス「山形~仙台線」に乗車してきました。
格安な反面、何かと不便そうなイメージを抱きがちな高速バスですが…
実際に利用してみたら、これが意外にもけっこう快適だったんですよね。
ということで、本記事の内容は以下の通り。
- 高速バス仙台~山形線の乗り方ガイド
- 高速バス仙台~山形線の車内レポート
- 混雑しやすい高速バス仙台~山形線で、ほぼ確実に席に座れる方法
ぜひ参考にしてみてください。
実は隣同士!行き来が便利な仙台市と山形市


実は仙台市と山形市って隣同士なんです。
県庁所在地が隣り合う地域は、全国的に見てもかなり珍しいですね。
そのためか鉄道やバスなどの交通機関が豊富。
片道およそ1時間半とアクセスも抜群ですよ。
高速バス山形〜仙台線
山形市〜仙台市を結ぶ高速バス。運行本数がかなり多く、時間帯によっては10分に1本は走っている。中にはコンセント、Wi-Fiが備え付けられている車両もあり、1時間半の道のりをかなり快適に過ごせる。 pic.x.com/WQWajmKFfs— 東北旅びより@東北の鉄道旅行メディア (@tohoku_travel) December 28, 2020
特にここで紹介する高速バス山形仙台線は、時間帯によっては10分に1本のペースで走っていることも。
通勤や通学、さらにはちょっとしたお出かけに…
仙台市と山形市の交流はとても盛んなのです。
仙台~山形間の移動は高速バスがおすすめな理由
仙台市~山形市のアクセス方法は、大きく分けると以下の通り。
- 車
- 鉄道
- 高速バス
中でも僕としては、高速バスをおすすめしたいですね。
その理由を今から解説していきます。
本数がかなり多い
びっくりするほど本数が充実してます。
高速バスでこの本数って…おそらく全国を見てもかなり上位の部類なのでは…?
ちなみに鉄道だと、仙台駅~山形駅間で仙山線という路線が走ってます。
しかし仙台駅と山形駅を直通する列車は1時間に1本なので、その差は歴然ですね…
鉄道とそこまで料金の差がない
高速バス仙台山形線とJR仙山線の比較 | |||
---|---|---|---|
所要時間 | 片道料金 | 往復料金 | |
高速バス仙台山形線 | 約1時間20分 | 1,100円 | 2,100円 (2回券利用) |
JR仙山線 | 普通:約1時間半 快速:約1時間10分 | 1,170円 | 1,560円 (ダブルきっぷ利用) |
こちらの表を見ると分かるように、実は鉄道も高速バスもそこまで大きな差はありません。
仙台駅と山形駅を単純に往復利用するだけなら、ダブルきっぷを使えば鉄道の方が安くなりますが…

その料金の差は200円程度ですし、仙山線は本数があまり多くありません。
青春18きっぷでの旅行中など、鉄道を使わなければいけない場合を除くと…
本数の多いバスの方が利便性は高そうですね。
コンセント・Wi-Fiがついている
僕が中でもイチオシしたいのは、何と言ってもこれ。
高速バス山形仙台線には、コンセントとWi-Fiがついているんです。
交通機関での移動となると、やはりどうしてもスマホをいじりがち。
データ量やバッテリー残量を気にすることなくスマホを使えるので、これはありがたいですね。
コンセントがついてないバスもあります。
【乗り方ガイド】高速バス仙台山形線の料金・チケット売り場・支払い方法・乗り場
料金
片道 | 1,100円 |
---|---|
2枚回数券 | 2,100円 |
6枚回数券 | 6,000円 |
定期券(通勤) | 1ヶ月:39,600円 3ヶ月:112,900円 6ヶ月:225,800円 |
定期券(通学) | 1ヶ月:29,700円 3ヶ月:84,600円 6ヶ月:169,200円 |
チケット売り場・支払い方法
- 宮交仙台高速バスセンター
- 仙台駅前案内所
- 山交ビル案内センター
- 山交バス各営業所
定期券、回数券の販売場所は以上の通り。
バス車内でも回数券は購入可能ですが、売り切れの場合もあるので事前に買っておいた方がよさそうですね。
なお片道乗車券は販売していないので、車内で降車時に現金またはSuica、PASMO等交通系ICカードを利用する形になります。
icscaは宮城交通便のみ利用できます。
車内で現金支払いする場合は、乗車時に整理券を取り、降車する際に運賃箱に入れた後に運賃を入れてください。
その際つり銭は出ませんので、両替機で両替のうえで投入ください。
乗り場
高速バス山形仙台線のバス停は22番。
旧さくら野の向かい側に乗り場があります。
仙台駅から少し離れている&ラッシュ時は満員で乗れないこともあるので、時間に余裕をもって並んでおくのがおすすめ。
山形駅から乗車する場合、駅前バスロータリーの1番乗り場から乗車するようになります。
仙台駅前と違い、こちらは本当に駅前なので便利。
筆者は始発の山交ビルバスターミナルから乗車することが多いです。
大半が山形駅からの乗車ですし、駅から徒歩で行きやすい距離にあるので。
確実に座りたい場合は始発から利用するのも一つの手ですね。
【乗車記】仙台~山形の高速バスが予想以上に快適だった
仙台駅前22番乗り場からバスに乗車
ということで、仙台駅までやってきました。
ここから高速バス山形仙台線に乗車し、終点の山形駅まで向かいます。
高速バス山形仙台線のバス停は22番。
旧さくら野の向かい側に乗り場があります。
山形仙台線は予約不要の高速バス。
特に手続きはいらないので、このまま並んで待ちます。
頻繫にバスが走ってるというのに、それでも人がけっこう並んでますね…
仙台市と山形市の交通需要は、それなりにあるようです。
仙台駅前バスプールで回数券を購入
往復利用の場合は、回数券を使った方が安くなるのでおすすめです。
ちなみに回数券の売り場は以下の通り。
- 高速バス車内
- 仙台駅前バスプール
- 山交バスの窓口
今回は仙台駅前バスプールで購入することに。
回数券はこんな感じ。
1枚ずつ切り取って使うタイプの券でした。
ちなみに回数券には、2枚回数券と6枚回数券があります。
- 2枚回数券:2,100円
- 6枚回数券:6,000円
覚えておくと便利ですよ。
バスの車内
バスが到着したので、実際に席に座ってみました。
足元は特別スペースがあるわけではなく、一般的な高速バスの広さですね。
各座席には飲み物を置くホルダーもあります。
座席の上部にはライトと降車ボタンも。
荷物棚もあるので、大きなものがあっても安心です。


コンセントも各座席にあります。
補助席を利用する場合はコンセントが使えません。
バスによってはコンセントがついてない車両もあります。
ちなみに車内にトイレはありませんのでご注意を!
仙台駅前を出発
仙台駅前を出発した高速バス山形仙台線。
仙台西道路、東北自動車道、山形自動車道を経由して山形駅前へ向かいます。
ちなみに仙台発のバスの停留所は以下の通り。
- 県庁市役所(乗車のみ)
- 仙台駅前(乗車のみ)
- 広瀬通一番町(乗車のみ)
- 山形県庁前(降車のみ)
- 山形南高校前(降車のみ)
- 山交ビル(降車のみ)
- 山形駅前(降車のみ)
県境は険しい峠越えが続くので、車窓を見て過ごすのもなかなか面白いです。
山形駅前に到着
仙台駅前から約1時間半、終点の山形駅前に到着。
コンセント、Wi-Fi完備だったので、快適な時間を過ごせました。
高速バス山形仙台線でほぼ確実に席に座れる方法
繁忙期やラッシュ時などは、どうしても混雑しがちですし…
乗りたい時間にバスに乗れない可能性だって十分にあるわけです…
確実に席に座りたいときは、始発停留所からバスに乗車することをおすすめします。
ここは山交ビルのバスターミナル。
前日に山形で1泊しまして、ここからまた高速バスに乗って仙台へ帰ります。
ちなみに山形発の高速バスの停留所は、以下の通り。
- 山交ビル(乗車のみ)
- 山形駅前(乗車のみ)
- 山形南高校前(乗車のみ)
- 山形県庁前(乗車のみ)
- 広瀬通一番町(降車のみ)
- 仙台駅前(降車のみ)
- 県庁市役所(降車のみ)
山形発の高速バスの始発停留所は山形駅前ではなく、山交ビルなんです。
始発停留所から乗車した方が座れる確率が高いので、帰りは山交ビルから乗車することにしました。
山形駅前とそこまで距離が離れてませんし、徒歩5分くらいで行けます。
仙台駅からだと、県庁市役所までは徒歩15分~20分ほどかかります。
もし県庁市役所から乗車したい場合は、時間に気を付けておいた方がよさそうですね。
【乗り方ガイド】仙台~山形の高速バスが予想以上に快適だった|まとめ
以上、今回は「【乗り方ガイド】仙台~山形の高速バスが予想以上に快適だった」という内容でお届けしました。
本数はかなり多いですし、コンセント・Wi-Fi完備と車内も快適。
仙台、山形にふらっとお出かけするのにとても便利です。
機会があればぜひ、高速バス山形仙台線を利用されてみては?







