ローカル線・バス乗車記

【乗り方ガイド】高速バス山形~新潟線|快適な移動手段をお探しならこれ!乗り換えなしで楽々移動

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どうも、筆者のなか(@naka_travel)です!

高速バス山形~新潟線の乗車レポートをお届けします。

山形駅前に到着新潟市から鮭川村、小国町などを経由し、山形市までを結ぶ高速バス山形~新潟線。

Zao号の愛称がつけられているそう。

米坂線が一部不通となった今、新潟から山形へダイレクトアクセスできる唯一の公共交通機関ともなっています。

所要時間こそかかるものの、車窓は見ごたえがあり、座席も快適で充実した時間を過ごせました。

紅葉の時期が近付いたらまた乗りに行ってみたいですね。

なか
なか
機会があればぜひ。

当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。

  • 乗ってわかった高速バス山形~新潟線のおすすめポイント
  • 高速バス山形~新潟線の乗り方ガイド(料金・予約方法・乗り場など)
  • 高速バス山形~新潟線の乗車記(万代シティバスセンター~山形駅前)

ぜひ参考にしてみてくださいね。

乗ってわかった高速バス山形~新潟線のおすすめポイント

乗り換えなしで新潟~山形を移動可能

料金所要時間乗り換え回数
鉄道
(米坂線経由)
3,410円約5時間半3回
高速バス3,980円約3時間45分0回

鉄道の最短ルートと高速バスを簡単に比較すると、以上の通り。

酒田市・鶴岡市方面であれば特急いなほや観光列車の海里で一本ですが、山形市への直通はなし。

乗り換え1回で済んだ新潟発米沢行きの快速べにばなも、米坂線が代行バス運行となっている関係で運休中。

その関係で、新潟と山形を乗り換えなしで結ぶだけでなく、最短の移動手段となっているのが現状です。

ただ週末パスのようなフリー切符はないため、安さを取るなら鉄道。

しかし途中の待ち時間や、乗り換えの手間を考えれば、高速バスを利用する価値は十分にあるかと感じます。

リクライニングシート・コンセント付きで快適

高速バス山形~新潟線はコンセント付き
車内の様子

高速バス山形~新潟線はリクライニングシート、コンセント付き。

加えてWi-Fiも使用可。

全席禁煙、3~4列シートの一般的な高速バスの仕様です。

ただ運用の関係でコンセントでなくUSBポート付きの車両になることもあるそう。

とりあえず乗ってしまえば、リクライニングシートが確実に使えてしまうわけですね。

なか
なか
乗り心地もめっちゃ良かった。

意外と車窓も楽しめる

高速バスではあるものの、実際に高速道路を通るのは新潟県内の一部のみ。

県境や山形県側では一般道を走行します。

時間はかかるかもしれませんが、そのぶん景色を楽しめるのも魅力のひとつ。

特に県境の峠越えは見ごたえ抜群でとても面白いです。

なか
なか
よくこんなとこに道路つくったなって思う()

【乗り方ガイド】高速バス山形~新潟線の料金・予約方法

料金

山形(山交ビル~鉄砲町) ~新潟3,980円
高松葉山温泉・リナワールド前~新潟3,560円
南陽市役所前~新潟3,150円
飯豊めざみの里~新潟2,670円
小国町役場前~新潟1,990円
往復割引は2024年9月30日をもって廃止となりました。

予約方法

  1. 各予約センターへ電話する
    山交バス高速バス予約センター(023-632-7280)
    新潟交通高速バス予約センター(025-241-9000)
  2. インターネットで予約する

高速バス山形~新潟線は全車指定席のため、以上のいずれかの方法での予約必須。

インターネットから予約する場合は、発車オーライネットバスぷらざで予約可能です。

乗り場

新潟方面から
  • 万代シティバスセンター7番
  • 新潟駅前(ファミリーマート新潟東大通店からすぐ)

新潟駅前のバス停はロータリーなどにあるわけではなく、駅から横断歩道を渡った先にあります。

乗車する場合は時間に余裕をもって並んでおいた方がいいかもしれませんね。

山形方面から
  • 山交ビルバスターミナル4番
  • 山形駅前1番

山形駅からだと、高速バス仙台山形線も発着する1番のりばからの発車。

駅前ロータリーにバス停があるのでわかりやすいです。

【乗車記】高速バス山形~新潟線|快適な移動手段をお探しならこれ!乗り換えなしで楽々移動

いざ新潟から山形へ!乗り場は万代シティバスセンター7番

万代シテイバスセンター7番乗り場旅のスタートは山形~新潟線の始発、万代シテイバスセンター。

バスが発車するのは7番乗り場。

郡山線や仙台線も同じ場所から発車しています。

最終目的地は仙台ですが、まだ使ったことのないルートで帰ってみたかったため今回は山形経由で。

加えて利用者層も気になっていたので。

なか
なか
直で仙台行くよりもちょっと安いの後で気付いた。

仙台線(WEライナー号)は料金変動制で、最安値は5,400円。

対して山形~新潟線、仙台~山形線を利用する山形経由ルートは5,080円。

時間帯の制限が大きくあまりおすすめはできませんが、参考程度に覚えておくと便利かもしれません。

7番線の行先と時刻表2025年5月現在、山形~新潟線は1日2往復の運行。

16時発の便に乗車し、終点の山形駅前に向かいます。

万代シテイバスセンターの待合室万代シティバスセンターは待合室も完備。

コンセント付きですし、ビル内には飲食店もあるので時間をつぶすにはいいかも。

なか
なか
バスセンターのカレーは必食。

7番線にバスが到着出発の10分ほど前にバスが入線。

山形に本社を置く山交バスの担当便でした。

仙台~山形線ヘビーユーザーの筆者にとっては馴染み深いカラーリング。

なか
なか
もはや実家のような安心感。

高速バス山形~新潟線の車内

車内は3列シート配車の都合でこの日は4列でなく3列シートでの運行とのこと。

なか
なか
ラッキーすぎる。

高速バス山形~新潟線の座席3列シートだとリクライニングシート完備でフットレスト、レッグレスト付き。

隣県とは言え、終点までは約4時間。

しかしこの設備であれば特に心配する必要もなさそうですね。

なおフットレストは靴を脱いで利用します。

バス車内のトイレトイレも併設。

トイレがない車両が運用につく可能性もあるでしょうが、一応途中でトイレ休憩が1回だけあります。

高速バス山形~新潟線はコンセント付き各座席にはコンセントも。

USBポートになっている車両も運用につくことがあるようなので、そこだけ要注意。

空調・照明・停車ボタン座席上部の空調・照明・停車ボタン。

終点以外のバス停で降りたい場合は、ボタンを押して運転士に知らせる必要があります。

車内の様子夜行便ではないためカーテンは使用不可になってます。

着席時の様子着席するとこんな感じ。

前後間隔は余裕があり、長時間の乗車もそこまで苦痛に感じません。

なか
なか
まじ快適すぎ。

万代シティバスセンターを出発

万代シティバスセンターを出発新潟駅方面へ向け、定刻通りに万代シティバスセンターを出発。

車内の様子乗客は出発時点で筆者含め2~3人ほど。

新潟駅に到着5分ほどで新潟駅前に到着。

ここで乗客が10人前後となり、駅の南口方面へ。

  • 仙台線
  • 郡山線
  • 会津若松線
  • 山形線

新潟と東北を結ぶ高速バス路線は以上の4つ。

鉄道でこれらの場所へ行こうとすると乗り換え必須ですし、新幹線・特急のような優等列車も基本走っておらず、普通列車での移動が主となります。

しかも新潟~仙台に至っては新幹線で行こうとすると大宮経由。

なか
なか
庄内だったら特急いなほで1本なんやけどな。

それを踏まえると、乗り換えなしで両都市を行き来できるのはかなりのメリット。

また米坂線が大部分で不通となっている今、山形方面へダイレクトアクセスできる唯一の公共交通機関と言ってもいいのかもしれません。

新潟亀田インターから日本海東北自動車道へ新潟亀田ICから日本海東北自動車道へ。

途中まで白新線と似たようなルートを走行します。

阿賀野川を渡る新潟空港ICを通過すると、車窓に現れるのは広大な阿賀野川。

信濃川と同様、新潟を形成する上で重要な役目を担ってきた河川。

川の長さは210km。

新潟から福島のいわきまで横断できるほどの距離に相当するそう。

なか
なか
阿賀野川見ると磐越西線を思い出す。

これより先、西野、葛塚、聖籠・新発田、加治川・紫雲寺、計4つのバス停はどこも高速道内にある停留所。

ただどのバス停でも乗降はないよう。

中条本線料金所から無料区間へ中条本線料金所を通過。

現在、ここから村上市の朝日まほろばICまでが無料区間となっています。

その先は高速道の未開通区間。

将来的には山形県鶴岡市のあつみ温泉ICと繋がる予定とのこと。

荒川胎内インターで下車し一般道へ荒川胎内ICで下車し、国道113号線へ。

高速道路の走行はなんとここまで。

これより約2時間半は終点まで下道での旅です。

なか
なか
仙台~新庄のバスみたいで楽しい。

車窓から見える荒川ここから先は大部分で米坂線代行バスと同様のルートを走行。

車窓からは荒川の景色も楽しめます。

下関に到着新潟県内最後のバス停、下関に到着。

関川村の玄関口ともいえるバス停ですが、ここでの乗降はなし。

徒歩2分ほどで米坂線の越後下関駅にも行けます。

どうやら駅・バス停周辺が中心エリアとなっているようで、役場や民家、お店などが密集していました。

なか
なか
温泉もあるし町並みも綺麗。

米坂線の早期復旧を米坂線の早期復旧を…

かつては仙台・山形~新潟を結ぶ「急行あさひ」などの優等列車も走った米坂線。

時代の移り変わりには逆らえない…と言ってしまえばそれまでですが、同時期に豪雨で被災した津軽線の蟹田駅~三厩駅間も廃線がほぼ確定した中、米坂線もどうなってしまうのか…

心が落ち着かないですね。

どうか協議が、できるだけ多くの人の納得いく形で進むよう願うばかりです。

道の駅白い森おぐにでトイレ休憩

道の駅白い森おぐにで休憩万代シティバスセンターから約2時間、道の駅白い森おぐにで15分間のトイレ休憩。

自販機のほか、物産品直売所や軽食コーナーもあります。

ただ営業時間の関係で道の駅はすでに閉店していたようで…

トイレ自体は24時間利用可能とのこと。

なか
なか
バスの休憩時間に道の駅で買い物するのめちゃ好きやのに。

道の駅を出ると、再び国道113号線へ。

気付けばもう山形県内に突入していたようで、県境は道の駅から西へ5kmほどの場所にあります。

車窓も楽しめる高速バス山形~新潟線

高速バス山形~新潟線は意外と車窓も楽しめるのもポイント。

紅葉の名所、赤芝峡や峠越えの景色を高速バスから…

なか
なか
まじでよくこんなところに道路敷いたよな(白目)

周辺に高規格道路がないため、時間がかかるのは致し方無い部分ではありますが…

こんな体験も貴重だと感じます。

秋になったらもっと素晴らしい景色を拝めるんでしょうね。

ぜひまた乗りたい。

小国町役場前に到着県境の峠を越えると、次第に民家や店舗などが目立ち始めます。

そして間もなく小国町役場前に到着。

てっきりここで乗客がガッツリ減るのかと思いきや、下車したのは1人。

ほとんどは山形方面まで向かうようですね。

米坂線の線路米坂線とほぼ並走するようなルートを走行するため、至る所で線路も。

2022年8月の豪雨の影響で、沿線の大部分が未だ不通となっている米坂線。

JR側は単独で復旧させるのは困難とし、国や沿線自治体との協議を現在も進めている状況です。

なか
なか
まじでどうなってしまうんだ。

飯豊めざみの里に到着飯豊めざみの里に到着。

飯豊町の玄関口とも言えるバス停ですが、役場などがある中心部からは少し離れているよう。

なおここでの乗降もなし。

今泉駅付近を通過山形鉄道フラワー長井線米坂線が乗り入れる今泉駅付近を通過。

長かった米坂線との並走区間もこの辺りまでです。

最上川を渡る最上川を渡り、徐々に山形市へ。

すっかり日も暮れてきましたね。

なか
なか
このくらいの時間帯の山形の景色好き。

南陽市役所前を通過降車する人がいなかったため、南陽市役所前は通過。

次に停車する高松葉山温泉は山形市のお隣、上山市。

いよいよ目的地がすぐそこまで見えてきました。

終点の山形駅前に到着

山形駅前に到着万代シティバスセンターから約4時間、ついに終点の山形駅前に到着。

降り場は駅から200mほど離れた場所に設けられており、ダイワロイネットホテル山形駅前付近に停車します。

ちなみに乗り場は駅前ロータリーなので、新潟方面へ向かう場合はとてもラクチン。

なか
なか
めちゃくちゃ楽しいバスだったな。

米坂線が一部不通となった今、新潟から山形へダイレクトアクセスできる唯一の公共交通機関ともなった高速バス。

車窓は見ごたえがあり、座席も快適で充実した時間を過ごせました。

紅葉の時期が近付いたらまた乗りに行ってみたいですね。

【乗り方ガイド】高速バス山形~新潟線|快適な移動手段をお探しならこれ!乗り換えなしで楽々移動|まとめ

以上、今回は「【乗り方ガイド】高速バス山形~新潟線|快適な移動手段をお探しならこれ!乗り換えなしで楽々移動」という内容でお届けしました。

米坂線が一部不通となった今、新潟から山形へダイレクトアクセスできる唯一の公共交通機関ともなった高速バス。

車窓は見ごたえがあり、座席も快適で充実した時間を過ごせました。

紅葉の時期が近付いたらまた乗りに行ってみたいですね。

なか
なか
機会があればぜひ。
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