観光列車とれいゆつばさに乗車して、新庄駅から福島駅まで行きました。
とれいゆつばさは、山形新幹線内で活躍する世界初の足湯新幹線。
これまでに様々な観光列車に乗車してきましたが、とれいゆつばさは自信をもってオススメできる列車です。
そこでここでは
- とれいゆつばさとは、どんな観光列車?
- とれいゆつばさの乗車記
- とれいゆつばさの料金やおすすめ座席
- とれいゆつばさ沿線のおすすめホテル・旅館
- とれいゆつばさの沿線で観光したいスポット・グルメ
などを紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
乗車記からすぐに見たい場合は「【とれいゆつばさ乗車記】世界初の足湯新幹線!温泉気分を味わいながら新庄から福島へ」からご覧ください。
もくじからジャンプできます。
足湯新幹線「とれいゆつばさ」とは?
土日祝日を中心に1往復しています。
ちなみに使用車両はE3系というもので、元々は秋田新幹線こまち号として使用していたものです。
車窓を楽しみながら温泉街にいるような気分になれるので、とても面白い観光列車です。
【車両編成】とれいゆつばさの車内・座席について
- 11号車:普通指定席
- 12・13・14号車:お座敷指定席
- 15号車:湯上りラウンジ・バーカウンター
- 16号車:足湯
とれいゆつばさは全部で6両編成。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
11号車:普通指定席
元々は秋田新幹線こまち号のグリーン車として使われていた車両なので、設備が豪華。
それにも関わらず普通車指定席の料金で乗れるので、けっこう乗り得です。
座席がかなりフカフカで快適です。
12・13・14号車のお座敷指定席は、団体客が多い印象を受けます。
- 一人旅での利用
- 1人でのんびり過ごしたい
上記のような方には、11号車がおすすめですね。
12・13・14号車:お座敷指定席
11号車の普通指定席に比べ、デザインが華やかなのが特徴です。
14号車はびゅう旅行商品専用の車両です。
座面が畳になっており、各座席に座布団が敷いてあります。
「お座敷指定席」とは言っても靴を脱いで上がるわけではなく、座敷風の席にそのまま座るような形です。
2階建て新幹線以来のF席が存在するのも、面白いポイントですね。
座席はリクライニングしないものの、全体的にゆったりとしています。
15号車:湯上りラウンジ・バーカウンター
売店や休憩スペースがあります。
16号車の足湯の利用券は、15号車のバーカウンターで購入できます。
足湯利用券は450円です。
12・13・14号車のように座面が畳になっています。
山形は日本酒以外にワインも有名なので、ワインも何種類か置いてあります。

※一部のみ記載
【お土産】
・山形新幹線クッキー 540円
・山形いも煮 500円
【おつまみ】
・殿様のだだちゃ豆 380円
・スモークチーズ 540円
・オランダせんべい 220円
・スライスサラミ 320円
・おしどりミルクケーキ 220円
【オリジナルグッズ】
・オリジナルグラス 1,300円
【デザート】
・山形ジェラート秘伝豆 280円
・山形ジェラートラムレーズン 280円
・そばのジェラート 340円
・雪若丸ジェラート 340円
・つや姫ジェラート 340円

※一部のみ記載
【ビール】
※アテンダントに要確認
【ワイン】
・高畠ワイン(赤・白) 520円
・天童ワイン(赤・白) 520円
・ワイン街道(赤・白) 410円
【日本酒】
・香梅(こうばい) 400円
・秀鳳(しゅうほう) 450円
・初孫(はつまご) 400円
【ソフトドリンク】
・月山自然水 130円
・つや姫玄米茶 140円
・山形代表(ぶどう・りんご・もも) 150円
・山形ミックス 150円
16号車:足湯
車両の手前と奥に1つずつ、浴槽があります。
1つの浴槽で最大4人の利用が可能です。
こちらも利用可能です。
【とれいゆつばさ乗車記】世界初の足湯新幹線!温泉気分を味わいながら新庄から福島へ
新庄駅からとれいゆつばさに乗車
新庄駅からはとれいゆつばさに乗り、福島駅を目指します。
とれいゆつばさの乗り場は1番線です。
月山や蔵王、最上川など、沿線の名所をモチーフにしたデザインなのだそう。
全体的な塗装や内装も含め、とてもカッコいいです。

15号車の湯上りラウンジで足湯利用券を購入。
「利用時間の10分前に16号車に来てください」との記載がありました。
当日の混雑状況によっては、足湯利用券が売り切れることもあります。
「どうしても足湯に入りたい…!」という方は、予め15号車の列に並んでおいて券を購入してから席につくのがおすすめです。
念願の足湯へ!
まるで高級ホテルみたいな入口ですね…
周りを確認したところ、どうやら1名先客がいたようでした。
タオルについてきたということは、足湯利用者じゃないともらえないってことなのでしょうか…?
ほんの少し塩素の香りがしますが、短時間に大勢の人が利用するわけですし、衛生面を考えれば仕方ないでしょう。
ところどころで車内がけっこう揺れますが、お湯がこぼれる心配はありません。
足湯に浸かりながら眺める車窓は格別ですなあ♨️ pic.twitter.com/Jsj5AWilXV
— なか@東北旅びより (@naka_travel) March 15, 2020
湯上りラウンジでほっと一息
座敷風になっているので、なんだか実家にいるかのような安心感があります。

足湯に入って喉が渇いたので、さくらんぼサイダーを買いました。
ここでお酒やお菓子をつまみながら、のんびり車窓を眺めるのもいいです。
豪華な普通席で車窓を楽しむ
とれいゆつばさは途中の山形駅に到着しました。
キリがいいので、湯上りラウンジから自分の席に移動したいと思います。
とれいゆつばさの普通席
福島駅〜新庄駅で運行する観光列車、とれいゆつばさ。この列車にはお座敷席と普通席があるが、この普通席はただの普通席ではない。実は元々グリーン車として使われていた車両で、普通席にしては豪華な設備になっている。 pic.twitter.com/HIbiiLumF0— 東北旅びより@東北の鉄道旅行メディア (@tohoku_travel) May 1, 2020
とれいゆつばさの普通指定席ですが、実は元グリーン車。
そのため、普通席にしては豪華な設備になってます。

山形新幹線の車窓
山形新幹線は、東京駅〜新庄駅を結ぶ新幹線。東京駅〜福島駅は東北新幹線、福島駅〜新庄駅は奥羽本線を走行する。特に福島駅〜新庄駅は在来線区間のため、普段は新幹線から見ることのできない車窓を眺められる。 pic.twitter.com/Xf6TLSD1zj— 東北旅びより@東北の鉄道旅行メディア (@tohoku_travel) March 30, 2020
赤湯駅の到着手前あたりの車窓は、特におすすめですよ。
山形の田園風景を一望できます。
新幹線からこのような風景を見れるというのも、なんだか特別なものに感じます。
終点の福島駅に到着
終点の福島駅に到着しました。
福島駅では新幹線ホームではなく、在来線ホームでの発着になってます。
とれいゆつばさの料金・時刻表・予約方法・空席の確認方法・おすすめ座席
料金
乗車券 (福島~新庄間) | 大人:2,640円 子ども:1,320円 |
---|---|
指定席料金 | 大人:2,390円 子ども:1,190円 |
足湯利用券 (タオル付き) | 450円 |
普通指定席、お座敷指定席どちらも指定席料金は同じです。
時刻表・ダイヤ
福島 | 米沢 | 高畠 | 赤湯 | かみのやま温泉 | 山形 | 天童 | さくらんぼ東根 | 村山 | 大石田 | 新庄 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
とれいゆつばさ1号 (福島発) | 10:02発 | 10:36発 | 10:44発 | 10:50発 | 11:08発 | 11:26発 | 11:37発 | 11:45発 | 11:50発 | 12:00発 | 12:16着 |
とれいゆつばさ2号 (新庄発) | 17:41着 | 17:07発 | 16:52発 | 16:45発 | 16:23発 | 16:13発 | 15:40発 | 15:34発 | 15:28発 | 15:16発 | 15:00発 |
ネットでの予約方法・空席の確認方法
- えきねっと
- JRサイバーステーション
空席を確認する方法は、上記の2つです。
ただ、えきねっとで指定席券を購入する場合だと座席指定ができません。
ですが普通指定席(11号車)かお座敷指定席(12・13号車)の選択はできます。
- とれいゆつばさ 普通(全車禁煙) 1号
- とれいゆつばさ お座敷(全車禁煙) 1号
このように出てくるので、お好きな方をお選びください。
なお細かい座席位置は指定できませんが、列の指定はできます。
- 1名での予約の場合
→A~F列の中から好きな列を指定 - 2名以上での予約の場合
→座席が離れないようにするか、離れてもいいかを指定
細かく座席を指定したい時は、みどりの窓口の係員さんにお願いしに行きましょう。
おすすめ座席
指定席料金だけでグリーン車の設備を体験できるのは、やはりお得です。
- 普通指定席:一人旅での利用におすすめ
- お座敷指定席:友人や家族との小旅行におすすめ
個人的には、上記のような印象ですね。
とれいゆつばさの乗車におすすめの切符
小さな旅ホリデー・パス
料金は2,720円で、これを使えば南東北の対象路線が1日中乗り放題に。
小さな旅ホリデー・パスは、新庄駅~福島駅間に限り、特急券を買えば新幹線に乗れます。
つまり特急券さえあれば、とれいゆつばさに乗車できてしまうんです。
日帰りでの鉄道ぶらり旅におすすめですよ。

週末パス
週末パスの魅力は何と言っても、乗車できる路線の多さ。
JRの路線に加え
山形鉄道、福島交通、阿武隈急行、会津鉄道(西若松~会津田島)、北越急行、上田電鉄、しなの鉄道、長野電鉄、松本電鉄、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道、富士急行、伊豆急行
といった地方私鉄、第三セクター路線に乗車できます。
乗り放題切符として代表的な青春18きっぷや北海道&東日本パスでは、これらのほとんどの路線が使えません。
JR以外の路線がここまで使える切符は週末パスくらいなので、かなりの強みですね。
- 東北新幹線:くりこま高原駅~東京駅
- 山形新幹線:新庄駅~東京駅
- 上越新幹線:新潟駅~東京駅
- 北陸新幹線:上越妙高駅~東京駅
上記の範囲に限り、特急券を買えば新幹線に乗車できます。
とれいゆつばさから別の新幹線への乗り換えもできるので、とても便利です。

【旅館・ホテル】とれいゆつばさ沿線のおすすめ宿泊施設
とれいゆつばさは乗るだけでも楽しい列車ですが、沿線で宿泊しながら旅行するとより楽しめるかと思います。
参考までに、上記で紹介した週末パスは2日間乗り放題になる切符。
- 1日目:とれいゆつばさに乗車→沿線のホテルで宿泊
- 2日目:周辺を観光しながら帰宅
そのため、上記のような使い方ができてしまいます。
「どうせなら、沿線で観光もしてみたい!」という方は、現地で宿泊するのもアリですよ。
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【参考】とれいゆつばさの沿線で立ち寄りたいスポット・グルメ
【新庄】新旬屋本店
新庄駅から徒歩4分という好立地に加え、かなり美味しいです。
一度食べるとクセになります。
福島発のとれいゆつばさ1号が新庄駅に到着するのは、ちょうどお昼時。
観光がてら立ち寄るのもいいですね。

【福島】餃子の照井 福島駅東口店
名物の円盤餃子を売りにしています。
とても食べやすいですしハマります。
新庄駅発のとれいゆつばさ2号が福島駅に到着するのは、ちょうど夕飯時。
福島駅から徒歩1~2分なので、夕飯に立ち寄るのもいいかと思います。

【山形】そば処三津屋 出羽路庵 駅前大通り店
これまでに全国各地で色んな蕎麦を食べてきましたが、山形の蕎麦はダントツで美味しいです。
ぜひ一度は食べていただきたい山形グルメですね。

【高畠】高畠町太陽館
リーズナブルな価格で温泉を楽しめるので、日頃の疲れを癒すのにおすすめです。

【福島】珈琲グルメ
レトロでモダンな雰囲気が特徴的で、とても過ごしやすい場所です。
中でも珈琲ババロアは特におすすめ。
一度食べたら病みつきになってしまいます…

【福島・飯坂温泉】波来湯(はこゆ)
飯坂温泉のお湯を手軽に楽しめるので、とてもおすすめです。
福島駅から飯坂温泉駅までは片道370円ですし、そのまま飯坂温泉に宿泊…
なんてプランもよさそうですね。
ちなみに上記で紹介した週末パスは、福島交通飯坂線も対象エリアに入っています。
追加で切符代を支払わずに飯坂温泉まで行けるので、ぜひ参考にしてみてください。

【とれいゆつばさ乗車記】世界初の足湯新幹線!温泉気分を味わいながら新庄から福島へ|まとめ
以上、今回は「【とれいゆつばさ乗車記】世界初の足湯新幹線!温泉気分を味わいながら新庄から福島へ」という内容でお届けしました。
とれいゆつばさは、東北で鉄道旅をするなら一度は乗っておきたい列車です。
機会があればぜひ、乗車してみてくださいね。
またとれいゆつばさだけでなく、東北には魅力的な観光列車がいくつも存在します。
「東北のおすすめ観光列車」にて詳しく紹介してるので、ぜひ参考にしてみてください。



