- 東北で電車旅・列車旅がしたい
- 東北で使える、鉄道一人旅におすすめの乗り放題切符が知りたい
そんな人のために当ブログ「東北旅びより」では、東北で使える格安でお得なフリーパスを紹介していきます。
まず簡単にまとめると、今回紹介していく乗り放題切符は以下の通り。
- あおもりホリデーパス
- 五能線フリーパス
- 津軽フリーパス
- 仙台まるごとパス
- きらきら日本海パス
- 小さな旅ホリデー・パス
- W(ダブル)きっぷ
- いわてホリデーパス
- 青春18きっぷ
- 北海道&東日本パス
- 秋の乗り放題パス
- 週末パス
- 会津ぐるっとカード
- 旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス
ぜひ旅行の参考にしてみてくださいね。
【東北版】お得な乗り放題切符を鉄道旅好きの筆者が厳選!
あおもりホリデーパス
料金 | 大人:2,520円 子ども:1,260円 |
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有効期間 | 1日間 |
あおもりホリデーパスは、青森県内と岩手県内の一部エリアの列車が乗り放題になるフリーパス。
基本的に土日祝日のみの販売ですが、以下の期間であれば平日でも利用可能です。
- 4月29日~5月5日
- 7月20日~7月31日
- 8月8日~8月31日
- 12月23日~1月7日
別途で特急券や指定席券を購入すれば、リゾートしらかみや特急つがるにも乗車できますよ。
リゾートしらかみは青森~五所川原間、特急つがるは青森~弘前間でのみ利用可能です。
五能線フリーパス
料金 | 大人:3,880円 子ども:1,940円 |
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有効期間 | 2日間 |
五能線フリーパスは、五能線沿線が2日間乗り放題になるフリーパス。
五能線での観光に便利ですし、リゾートしらかみの乗車券としても使えるので便利です。
青春18きっぷや秋の乗り放題パス、トクだ値スペシャル21とセットで利用しながら、旅行するのも良さそうですね。
五能線は、東北で鉄道旅行をするなら一度は乗っておきたい路線。
荒々しい日本海沿いを進む五能線。
本当によくこんなところに線路通せたなあと思うよ…👀 pic.twitter.com/hAdb7ILEaY
— なか@東北旅びより (@naka_travel) October 30, 2021
五能線は海沿いを走るローカル線。
約80kmの区間に渡って、日本海の絶景を車窓から見れるのが最大の魅力です。
また沿線の驫木駅は、その景色の良さから青春18きっぷのポスターに選出されたことも。
日の入りの景色が特に綺麗なことで有名です。
秋田駅~青森駅間では「リゾートしらかみ」という観光列車が五能線経由で走っています。
東北を代表する観光列車として全国的に有名です。
日本海に沈む夕日の景色は圧巻…
東北で鉄道旅行するなら、一度は乗っておきたいローカル線です。
津軽フリーパス
料金 | 大人:2,100円 子ども:1,050円 |
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有効期間 | 2日間 |
津軽フリーパスは、青森県内の路線が2日間乗り放題になるフリーパス。
- JR東日本線、弘南鉄道線、津軽鉄道線の津軽五所川原駅~金木駅間の普通列車(快速含む)の普通車自由席
- 弘南バスの指定区間
弘前市内全ての循環バス・路線バス
弘前バスターミナル~碇ヶ関駅前・黒石駅前・大川原・嶽温泉・藤代営業所・相馬庁舎・西目屋村役場前の各区間
黒石市内循環バス
黒石駅前~虹の湖公園間
五所川原市内循環バス
※津軽鉄道線のストーブ列車、弘前~津軽峠間の直行バスは利用不可
このように、列車だけでなく路線バスも利用できるのが特徴です。
また別途で指定席券を購入すれば、リゾートしらかみにも乗車できますよ。
リゾートしらかみは青森~五所川原間のみ利用できます。
特急つがるを利用する場合、新たに乗車券と特急券を購入しなければいけません。
津軽フリーパスを使って乗車したい列車は、何と言っても津軽鉄道。
日本最北の私鉄としても有名です。
令和の時代になってもこれが残る東北、控えめに言って最高すぎる。 pic.twitter.com/1UXcATyeGe
— なか@東北旅びより (@naka_travel) January 15, 2021
津軽鉄道の魅力は何と言っても、昔懐かしい旅情を感じれるところ。
まるで時間が止まっているような感覚になります。
ストーブ列車に乗車するには別途で乗車券・ストーブ券が必要になりますが、一度は乗る価値アリです。
喫茶店 駅舎
津軽鉄道の芦野公園駅隣に所在する喫茶店。建物は、かつて芦野公園の駅舎として使用されていたもの。そのため店内には駅務室や待合室を隔てたカウンターも残っており、当時の様子をうかがえる。金木特産の馬肉を使った料理が味わえるのでおすすめ。 pic.twitter.com/BrzHjPYHcV— 東北旅びより@東北の鉄道旅行メディア (@tohoku_travel) March 2, 2021
芦野公園駅の隣には、喫茶店駅舎という有名なカフェも。
昔の芦野公園の駅舎を使っているので、駅だった当時の模様も所々でうかがえます。
とてもおすすめのカフェなので、観光がてら立ち寄っていただきたいところです。
仙台まるごとパス
料金 | 大人:2,720円 子ども:1,350円 |
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有効期間 | 2日間 |
仙台まるごとパスは、仙台周辺の鉄道やバスが2日間乗り放題になるフリーパス。
対象路線は以下の通り。
- JRの普通列車(快速含む)の普通車自由席
- 仙台市営地下鉄線
- 仙台空港線
- 阿武隈急行線
- 仙台市営バス全線(楽天シャトルバス除く)
- るーぷる仙台(観光型市内巡回バス)全線
- 宮城交通の一部路線(仙台駅前~秋保大滝間)
通年で販売していて、しかも平日休日問わず使えるのでとても便利です。
きらきら日本海パス
料金 | 大人:2,610円 子ども:950円 |
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有効期間 | 2日間 |
きらきら日本海パスは、日本海側での旅行に便利なフリーパス。
秋田県、山形県、新潟県の一部エリアが2日間乗り放題になります。
対象路線は以下の通り。
- フリーエリア内のJR線
- 由利高原鉄道線の普通列車(快速含む)の普通車自由席
- 庄内交通バス
- 新潟交通観光バス
別途で特急券を購入すれば特急いなほに乗車できますし、指定席券を購入すれば観光列車の海里にも乗車できます。
鉄道旅行者としておすすめしたいのは、特急いなほのグリーン車。
いなほ号は、羽越本線・白新線経由で新潟駅~酒田駅~秋田駅間を結ぶ特急列車です。
特急いなほの最大の特徴は、圧倒的な快適性を誇るグリーン車。
- 2列+1列の3列広々シート
- 新幹線をはるかに上回る足元の広さ
- 充電コンセント付き
- 車窓を楽しめるフリースペースあり
鉄道旅行者の中では「豪華すぎるグリーン車」として有名で、在来線の特急列車としては最高のスペックだと言われています。
筆者はこれまでに様々な車両に乗ってきましたが、特急いなほのグリーン車は間違いなくトップクラスの快適性です。
湯野浜温泉の夕日
山形県鶴岡市には湯野浜温泉という温泉街があり、沿岸に沿って立ち並んでいる。日本海に沈む夕日を眺めながら湯船に浸かるのも、またいい。 pic.twitter.com/ZbGQQZFYa3— 東北旅びより@東北の一人旅メディア (@tohoku_travel) March 1, 2022
また山形県鶴岡市には、湯野浜温泉という温泉街も。
日本海に沈む夕日を眺めながら浸かる温泉は格別…
海岸も近いですし、夏は海沿いを散歩するのも楽しいです。
小さな旅ホリデー・パス
小さな旅ホリデー・パスは、南東北で販売されているフリー切符。
料金は2,720円で、なんとこれを使えば南東北のJR線が1日中乗り放題に。
宮城、山形、福島で日帰り旅行をする際にはとても便利な切符ですよ。
小さな旅ホリデー・パスを使い乗車したのは、気仙沼線BRT。
東日本大震災の影響で不通となった、気仙沼線に代わり誕生した路線です。
あの大災害から10年以上経過した今、沿線はどのように変化したのか?
それを実際に確かめることにしました。
W(ダブル)きっぷ
W(ダブル)きっぷとは、JR東日本が発売している2枚セットの切符。
仙台〜福島、仙台~石巻、仙台〜山形、福島〜郡山など、南東北の区間が対象になっています。
普通に往復分の切符を買うよりも値段が抑えられるので、かなりオトクですよ。
実際にWきっぷを使って仙台から福島まで行き、日帰り旅行をしてきました。
仙台からだと1時間半ほどで福島まで行けるので、ちょっとした旅行に最適ですよ。
ご当地グルメの円盤餃子や、超絶品スイーツ…さらには温泉まで…
福島市は観光に最適な街なので、とてもおすすめです。
また、Wきっぷを使うなら仙台・山形旅行もおすすめ。
今回は山形市の有名観光スポットを巡ることにしました。
まるで大正時代にタイムスリップしたかのような、歴史的建造物の数々。
街歩きしているだけでも楽しいです。
山形の蕎麦はとにかく格別。
ぜひ一度食べてみることをおすすめします。
いわてホリデーパス
いわてホリデーパスは、岩手県、秋田県、宮城県の対象エリア内で発売しているフリー切符。
料金は2,500円で、この切符を使えば岩手県、秋田県、宮城県の対象エリアが1日乗り放題になります。
岩手県内での鉄道旅にはうってつけの切符ですよ。
青春18きっぷ
青春18きっぷとは、JRの普通列車や快速列車、BRTなどが3・5日間乗り放題になる切符。
- バス・ラピッド・トランジット(バス高速輸送システム)の略
- バス専用道などを走ることで、路線バスよりも速達性、定時性を確保できる
青春18きっぷといえばフリー切符の王道ですね。
JRの路線なら日本中どこでも行けるので、鉄道を乗り継いで北海道から九州へ行くことだってもちろん可能。
12,050円で発売されているので、1日あたり2,410円分使えば元を取れる計算です。
以下の「青春18きっぷモデルコース」では、筆者の実際の青春18きっぷ旅行記を紹介していきます。
実際の旅程や費用も詳しく紹介しているので、旅行の参考として、または読み物として、ぜひ参考にしてみてください。
北海道&東日本パス
北海道&東日本パスはJR東日本、JR北海道の普通列車とBRTが、1週間乗り放題になる切符。
- バス・ラピッド・トランジット(バス高速輸送システム)の略
- バス専用道などを走ることで、路線バスよりも速達性、定時性を確保できる
北海道東日本パス、北東パスと略されることも多いですね。
11,330円で発売されているので、1日あたり約1,620円という計算になります。
北海道、東北方面で鉄道旅をするときは特におすすめです。
北海道&東日本パスを使い、東北と関東を周遊する旅に出ました。
北海道&東日本パスのメリットは何と言っても、青い森鉄道やIGRいわて銀河鉄道を利用できる点です。
青春18きっぷではIGRいわて銀河鉄道を利用できませんし、青い森鉄道を利用するにも制限がありますからね…
東北を移動するのがグッと便利になるので、かなりおすすめの切符です。
なお「東北一周旅行」では、東北を一周した際の模様や、東北のグルメ、絶景などを紹介しています。
こちらも合わせてご覧ください。
秋の乗り放題パス
秋の乗り放題パスとは、JRの普通列車や快速列車、BRTが3日間乗り放題になるフリー切符。
- バス・ラピッド・トランジット(バス高速輸送システム)の略
- バス専用道などを走ることで、路線バスよりも速達性、定時性を確保できる
JRの路線であれば日本中どこへでも行けてしまうので、とても便利ですよ。
秋の乗り放題パスを利用して、観光列車の海里に乗車しました。
海里は2019年10月にデビューした列車で、新潟~酒田間で走っています。
海里の走る羽越本線の沿線では、日本海の絶景を楽しめるのでおすすめです。
週末パス
週末パスは、指定エリア内の鉄道が2日間乗り放題になる土日祝日限定のフリー切符です。
週末パスの魅力は何と言っても、乗車できる路線の多さ。
JRの路線に加え
山形鉄道、福島交通、阿武隈急行、会津鉄道(西若松~会津田島)、北越急行、上田電鉄、しなの鉄道、長野電鉄、松本電鉄、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道、富士急行、伊豆急行
といった地方私鉄、第三セクター路線に乗車できます。
乗り放題切符として代表的な青春18きっぷや北海道&東日本パスでは、これらのほとんどの路線が使えません。
JR以外の路線がここまで使える切符は週末パスくらいなので、かなりの強みですね。
会津ぐるっとカード
会津ぐるっとカードは、会津エリアの列車やバスが2日間乗り放題になるフリー切符。
- JR磐越西線(喜多方駅~会津若松駅~猪苗代駅)
- JR只見線(会津若松駅~会津柳津駅)
- 会津鉄道会津線(西若松駅~会津田島駅)
- 会津バス
- 会津若松市内のまちなか周遊バス(ハイカラさん・あかべぇ)
カードの提示により、以上の公共交通機関が2日間乗り放題となるほか、観光・宿泊施設や飲食店などの割引優待サービスが受けられます。
会津エリアのフリーパスだと、周遊バスハイカラさんの一日乗車券が代表的。
中心部の観光地を巡るのにとても使い勝手がいいですが
- バスに加えて鉄道も使いたい
- 中心部だけでなく様々なエリアをまわりたい
- 1日だけじゃ物足りない
そんな時にうってつけの乗り放題きっぷかと思います。
旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス
料金 | 10,000円 |
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有効期間 | 1日間 |
「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」は、JR東日本が発売する期間限定の乗り放題切符。
在来線はもちろん、新幹線・特急列車などの自由席を含むフリーエリア内が1日乗り放題になります。
- 青い森鉄道
- IGRいわて銀河鉄道
- 三陸鉄道
- 北越急行
- えちごトキめき鉄道(直江津~新井)
加えて、以上の第三セクター路線も乗り放題となるのが魅力的。
なお発売期間、利用期間は以下の通り。
発売期間 | 2024年1月14日~2024年2月29日 |
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利用期間 | 2024年2月14日~2024年3月14日の平日限定 |
JR東日本では、全エリア乗り放題になる切符が発売されることはそう多くはありません。
区間によっては新幹線を往復利用するだけでも十分元は取れますし、これを機に鉄道旅行を楽しんでみるのもアリかと思います。
【東北版】お得な乗り放題切符を鉄道旅好きの筆者が厳選!|まとめ
以上、今回は「【東北版】お得な乗り放題切符を鉄道旅好きの筆者が厳選!」という内容でお届けしました。
- あおもりホリデーパス
- 五能線フリーパス
- 津軽フリーパス
- 仙台まるごとパス
- きらきら日本海パス
- 小さな旅ホリデー・パス
- W(ダブル)きっぷ
- いわてホリデーパス
- 青春18きっぷ
- 北海道&東日本パス
- 秋の乗り放題パス
- 週末パス
- 会津ぐるっとカード
- 旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス
どれもコスパ抜群のフリー切符なので、機会があればぜひ利用してみてくださいね。