どうも、仙台市民の筆者なか()です! @naka_travel
当記事は「仙台に魅力がないって本当?特徴を地元民目線で観光客向けに語っていく」という内容でお届けしていきます。
東北最大の都市で、宮城県の県庁所在地でもある仙台市。
そんな仙台市は、どうしたもんか
と言われることもしばしば。
笹かまや牛タンのイメージが根強い仙台。
実はそれ以外にも隠れた魅力がたっぷり詰まってるんです。
そんなわけで当ブログ「東北旅びより」では、以下の内容を紹介していきます。
- 地元民の筆者が感じる、仙台市の魅力や地域の特徴
- 地元民の筆者が個人的におすすめしたい、仙台の観光スポット
- 仙台までのアクセス方法について
- 仙台駅周辺のおすすめホテル・旅館について
「仙台に行ってみたい!観光してみたい!」という方や「仙台ってどんなとこだろう?」という方の参考になれれば嬉しいです。
仙台市ってどんなところ?
引用:都道府県名と位置・場所の日本地図
仙台市は宮城県のほぼ中央に位置し、古くから東北の中心地として発展してきた街です。
- 人口100万人超えの政令指定都市
- 東北新幹線の全列車が停車
以上ことから、他の地域からのアクセスもかなり良好。
そして人が賑わう駅前に対し、ちょっと郊外へ行けば大自然や温泉街…
そんな圧倒的な暮らしやすさが仙台市の大きな特徴といえますね。
仙台に魅力がないって本当?特徴を地元民目線で観光客向けに語っていく
雪が圧倒的に少ない気候
左:仙台市民「雪積もった」
右:その他東北民「雪積もった」 pic.twitter.com/TNCfILxRQA— なか@東北旅びより (@naka_travel) December 17, 2020
仙台は東北の中では比較的温暖な地域のため、あまり雪が降らないんです。
雪が降ったとしても積もることがほとんどないので、東北初心者にはかなりおすすめの街といえます。
ただし冬の仙台は風が強く、しかもかなり冷たいです。
雪が降らないと言えども、しっかりとした防寒対策が必要になってきます。
観光地が少ないと言われているが…?
「仙台って何もないよね…」
悲しいことに、仙台はこのように思われているんです。
まさに暮らしやすいが故に、そう思われることが多いのかも…
仙台市内や太平洋を一望できる仙台城跡。
仙台藩初代藩主、伊達政宗公の霊屋として知られる瑞鳳殿。
街中では七夕まつりや光のページェントなどのお祭りもやっています。
グルメはもちろん、観光も思う存分に楽しめるところなんですよ。
さらにちょっと足を伸ばせば、日本三景で有名な松島にもアクセス可能。
仙台から電車1本でアクセスできるのでおすすめです。
仙台市内には2つの温泉街【秋保温泉・作並温泉】
秋保温泉
秋保温泉は、長野県の別所温泉、野沢温泉と並び、古くから日本三御湯と称されてきた由緒ある温泉です。
秋保温泉の歴史は古く、なんと古墳時代の頃から親しまれてきたのだとか…
とても保温性の高い泉質のため、冷え性や疲労回復に効果的。
大自然に囲まれた仙台の奥座敷、秋保温泉。
秋保大滝といった観光スポットや、のぞき橋ハートというカップルにおすすめなスポットもあります。
作並温泉
秋保温泉よりもさらに山奥へ入ると、今度は作並温泉という温泉街があります。
肌に優しい泉質だということから、美人の湯と呼ばれてるんですよ。
また、近くには山寺という観光スポットもあります。
厳密には山寺は山形県山形市に所在しますが、仙台市の隣町でもあるんです。
合わせて観光するのもアリですね。
全国の主要都市からのアクセスが抜群
仙台は東北の中心地ということがあってか、他県の主要都市とのアクセスがかなり便利です。
東北地方の主要都市からの所要時間は以下の通り。
- 青森から:東北新幹線はやぶさで約1時間半
- 盛岡から:東北新幹線はやぶさで約40分
- 福島から:東北新幹線やまびこで約20分
- 秋田から:秋田新幹線こまちで約2時間
- 山形から:仙山線(快速)、高速バスで約1時間10分
そして東北以外の主要都市からの所要時間は以下の通り。
- 札幌から:格安航空peachで1時間半
- 東京から:東北新幹線はやぶさで1時間半
- 大阪から:格安航空peachで1時間半
特に東京までは高速バスの本数も充実しています。
大阪や札幌までは格安航空のpeachが出ているので、運がよければ片道5,000円程度で行けることも…
国内各地の主要都市との行き来が非常に便利であり、しかもリーズナブルな値段で行き来することが可能なのです。
美味しいグルメが盛り沢山
牛タン
まさに牛タンは仙台の代名詞とまでなっており、街中ではそこら中に牛タン屋さんがずらり。
本場で食べる牛タン定食は格別です。
ラーメン
実は仙台、ラーメン激戦区と言われており、市内には至る所にラーメン屋があるんです。
名産品の仙台味噌を使ったものや、昔懐かしい中華そば、オリジナリティ溢れるものまで、数多くの味を楽しめます。
余談ですが、今では全国で味わえる冷やし中華は仙台発祥の食べ物なんです。
そんな冷やし中華も含めて、仙台のラーメンは超一級品。
仙台駅周辺だけでもラーメン屋が沢山ありますし、観光がてら立ち寄るのもおすすめです。
ずんだを使ったスイーツ(ずんだもち・ずんだシェイク)
ずんだとは、枝豆をすり潰してペースト状にしたもののことを指します。
中でも特に人気なのが、ずんだシェイクというスイーツ。
持ち運びしやすいサイズなので、新幹線に乗る前に駅前で購入してから…
なんて人が多いように感じます。
本場で食べるずんだのスイーツは格別。
機会があればぜひ食べてみてください。
せり鍋
せり鍋は仙台グルメのひとつです。
仙台市の隣町である名取市は、なんとせりの生産量で日本一を誇ります。
せりの根っこまで食べる仙台のせり鍋。
他県から見ればかなり特徴的かもしれませんが、せりを新鮮な状態で食べられる仙台だからこそできるのでしょう。
そのシャキッとした歯ごたえがクセになり、一度ハマると抜け出せませんね…
海鮮グルメ
仙台市は太平洋に面していることから、海鮮のレベルもかなり高いです。
県内には世界三大漁場の金華山沖があることから、魚介類に関してはかなりの恩恵を受けている地域でもあります。
魅力的なカフェ
そんな方も多いかもしれません。
でも実は、仙台って魅力的なカフェがかなりあるんです。
中でも筆者がおすすめしたいのは、青山文庫とシンガポールナイト。
どちらも夜遅くまでやっているカフェですし、雰囲気も最高です。
はらこめし
中でも筆者のイチオシが、はらこめしというグルメ。
はらこ飯(はらこめし)は、炊き込みご飯の一種で、醤油や味醂など一緒に鮭を煮込んだ煮汁で炊き込んだご飯の上に、客に供する前に、鮭の身とイクラ(はらこ)をのせる。
引用:Wikipedia
はらこめしは亘理町という、宮城県南部に位置する町のご当地グルメです。
筆者は秋が大好きです。なぜならはらこめしのシーズンだから。
毎年、秋が待ち遠しくて仕方がありません。
ぜひ一度、食べてみることをおすすめします。できれば本場の亘理町で。
仙台市(仙台駅)を走る鉄道【新幹線・普通列車・地下鉄】
東北新幹線
東北新幹線は、東京駅から新青森駅の713.7kmの区間を結ぶ路線。
一部の列車は、北海道新幹線にも乗り入れています。
仙台駅には東北新幹線の全列車が停車するので、とても便利ですね。
なお東北新幹線にはいくつか種類がありまして、それについては「東北新幹線の車両の種類」で詳しく解説しています。
東北新幹線を利用する際の参考にしてみてください。
東北本線
東北本線は、かつては東京駅から青森駅を結ぶ日本最長の路線でした。
しかし東北新幹線の延伸(2002年に盛岡駅~八戸駅、2010年に八戸駅~新青森駅が開業)によって、盛岡駅~青森駅間はIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に。
現在は、東京駅から盛岡駅までの区間となっています。
常磐線
常磐線は、東京都の日暮里駅から宮城県の岩沼駅を結ぶ路線。
その路線距離は343㎞。とても長いです。
途中の岩沼駅より東北本線と合流し、仙台駅へと直通します。
2011年の東日本大震災では、壊滅的な被害を受けた常磐線。
2020年3月14日、9年振りに全線で運転再開しました。
仙石東北ライン
仙石東北ラインは、仙台市と石巻市を繋ぐ重要路線として活躍しています。
2015年に登場した比較的新しい路線ですね。
ちなみに仙台と石巻を結ぶ路線には仙石線もありますが、これらには違いがあります。
- 仙石東北ライン:塩釜駅までは東北本線、塩釜駅より先(高城町駅~石巻駅)は仙石線を走行する快速列車
- 仙石線:全列車が各駅停車として運行
仙石線よりも30分ほど速く石巻駅まで行けるので、速達性は十分にあります。
仙石線
仙石東北ラインと同様、仙台駅と石巻駅を結ぶ路線です。
日本三景の松島への観光はこちらに乗車し、松島海岸駅をご利用すると便利ですね。
車窓からこのように、太平洋を一望できる区間があるのでおすすめです。
仙山線
仙山線は仙台駅と山形駅を結ぶ路線です。
沿線には先ほど紹介した作並温泉、観光スポットとして有名な山寺があります。
大都会と大自然、両方の景色を楽しめるのでとてもオススメの路線ですね。
仙台空港アクセス線
仙台空港アクセス線は、仙台駅と仙台空港駅を結ぶ路線。
飛行機の利用者の重要な足としての役目を担っています。
仙台市営地下鉄 南北線
仙台には地下鉄が2本ありますが、そのうちの1本が南北線です。
富沢駅から泉中央駅を結ぶ路線であり、仙台市の南端である太白区と北端の泉区を繋ぎます。
仙台市民の生活の足として、いつも大活躍している路線でもありますね。
仙台市営地下鉄 東西線
東西線は2015年に新たにできた地下鉄であり、八木山動物公園駅から荒井駅を結ぶ路線です。
沿線には、フィギュアスケートの発祥の地である五色沼や、仙台城跡、八木山動物公園などの見どころが数多くあるのが特徴です。
余談ですが、八木山動物公園駅は日本一高い地下鉄の駅と言われています。
仙台市(仙台駅)へのアクセス【飛行機・新幹線・普通列車・バス】
飛行機でのアクセス
料金 | 約5,000円~(大阪、札幌から) |
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所要時間 | 約1時間半(大阪、札幌から) |
大阪、札幌からの場合、格安航空のpeachが運行されています。
時間帯や曜日によって料金に差があるものの、うまくいけば片道5,000円程度で仙台まで行くことも可能です。
新幹線でのアクセス
料金 | 10,560円~(東京から) |
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所要時間 | 1時間半~(東京から) |
東京からだと、東北新幹線で最短1時間半ほどで仙台駅まで行けます。
注意点としては、はやぶさ、やまびこなどの列車によって料金が違ってくるところですね。
余談ですが、トクだ値1やトクだ値スペシャル21を使えば、定価の10%~50%OFFの料金で乗車することも可能ですよ。
特急でのアクセス
料金 | 9,280円(品川から) |
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所要時間 | 約4時間(品川から) |
2020年3月14日に常磐線が全線開通したことで、特急ひたちが都内から仙台まで再び乗り入れるようになりました。
東京~仙台を鉄道で移動するとなれば、東北新幹線が一般的。
ですがこれを機に、特急ひたちを使って鉄道旅行を楽しむのもアリです。
今ならトクだ値スペシャル21を使えば、5,000円以下で品川駅~仙台駅間を乗り通せますよ。
普通列車でのアクセス
料金 | 約1,620円~(東京から) |
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所要時間 | 約7時間(東京から) |
青春18きっぷや北海道&東日本パスシーズンの場合、普通列車を利用して仙台へ行くのもいいですね。
これらの乗り放題切符を使うことで、うまくいけば移動費用を1万円ほど抑えることも可能。
ぜひ参考にしてみてください。
バスでのアクセス
料金 | 約2,000円~(東京から) |
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所要時間 | 約5時間~(東京から) |
東京からの場合だと、基本的に東京駅やバスタ新宿から乗車することになります。
昼行便、夜行便どちらも運行しているので、とても便利です。
【おすすめスポット】地元民がおすすめしたい仙台市内の主な観光地
定禅寺通り
定禅寺通りは、仙台市中心部のメインストリート。
青葉祭りや光のページェントは、この定禅寺通りで実施されています。
特に新緑の時期の景観は圧巻。
その景色はまさに「杜の都」にふさわしいものです。
仙台城跡
仙台城跡は、仙台屈指の観光スポット。
1610年に仙台藩初代藩主、伊達政宗公が築城しました。
現在は建物自体は残っていないものの、当時の様子を振り返ることができます。
瑞鳳殿
瑞鳳殿は仙台藩初代藩主、伊達政宗公の霊屋として知られています。
普段は夜の時間帯の観光はできないんですが、七夕や紅葉のシーズンになると夜も入場できるようになります。
瑞鳳殿の夜のライトアップの旅行記は、以下からご覧になれます。
仙台駅前・周辺で宿泊できる場所【ビジネスホテル・カプセルホテル・旅館】
ビジネスホテル
仙台駅周辺にはビジネスホテルが数多くあるので、旅行や出張の際にはとても便利ですよ。
仙台駅直結のホテルメトロポリタン仙台イーストや、天然温泉に入れるドーミーインEXPRESS仙台シーサイドなどを始め、リーズナブルなホテルからリッチなホテルまで豊富にあります。
カプセルホテル
仙台にはカプセルホテルもいくつかあります。
カプセルホテルの魅力はなんといっても、その安さ。
ビジネスホテルよりも安価で泊まれるので、宿泊費を抑えたい人にはおすすめです。
中でも特におすすめなのがナインアワーズ仙台、駅前人工温泉 とぽすの2つですね。
仙台のカプセルホテルの中では特に人気がありますし、駅前人工温泉 とぽすは仙台駅から徒歩5分とアクセス抜群。
ただし仙台駅周辺のカプセルホテルは、ほとんどが男性専用の施設でして…
女性が使えるカプセルホテルはナインアワーズ仙台とカプセルホテルリーブスの2つのみなのでご注意を!
旅館
旅館つかさや晩翠亭いこい荘旅館などがありますが、仙台駅周辺には旅館がほとんどありません。
旅館に泊まりたい場合は、秋保温泉や作並温泉もチェックしてみるといいですね。
秋保温泉に至っては、仙台駅からバスで1時間程度で行けるので、アクセスもいいです。
仙台に魅力がないって本当?特徴を地元民目線で観光客向けに語っていく|まとめ
以上、今回は「仙台に魅力がないって本当?特徴を地元民目線で観光客向けに語っていく」という内容でお届けしました。
- 牛タン、ラーメン、海鮮、スイーツなどの豊富なグルメ
- 雪がそこまで降らない
- ほどよく都会でほどよく田舎
- 景色がよく、観光も楽しめる
そんな暮らしやすさが、仙台の最大の魅力。
「杜の都」と言われるだけあって街並みが綺麗ですし、 四季折々の風景を楽しめます。